月別アーカイブ: 2023年4月

スーパーへ行こう

普通部の社会の問題では「絶対に塾では教えない問題」が出ることがあります。

慶太君は家の手伝いでスーパーマーケットによく買い物に行きます。果物売り場に行くと、さまざまな種類の果物がたくさん並べられています。そこで日本で売られている果物について調べてみました。これについて、あとの問いに答えなさい。ここでいう果物は,多年生の樹木になるものです。

1.次のア~エは一般的なスーパーマーケットにおける果物の販売の仕方について説明したものです。最も内容の正しいものを選んで記号で答えなさい。
 ア.会計をするレジの近くに配列されていることが多い。
 イ.野菜と一緒に、入口に近い場所に配列されていることが多い。
 ウ.野菜と同じように、ほぼ同じ種類の商品が一年中販売されている。
 エ.売り場の中で、価格の安い商品から順番に並べられていることが多い。

で解答は? と考えるまえにでかけてみてください。

スーパーマーケットによって違うでしょ?と思ったら、複数見てみるのも大事かもしれません。2つ見て、共通する項目は何か?というのも観察力を上げるのには役立ちます。

休みの日にこういう経験をするのも良いかもしれません。

2023 慶應湘南 社会

今年の湘南の社会の出題は大問7題でした。

大問7題 
1 四国に関する問題 小問5題 
2 地図に関する小問4題 
3 平安時代の歴史に関する小問6題 
4 鎌倉幕府に関する小問5題 
5 条約に関する小問7題 
6 違憲判決に関する小問4題 
7 円安に関する小問4題 

小問数 全35題は昨年より6題少なくなりました。記述問題はなく、用語解答と選択問題のみでした。

問題のレベルはそれほど難しくはなく、多くの受験生が良い点を取れた問題だと思われます。

時事問題が6、7と続き、3から5が歴史、1から2が地理と一応分野はしっかりと分けて出題されています。常日頃から、ニュースに触れていろいろな言葉を知っている必要があり、またそれなりに知識を持っていることが求められています。

逆にいわゆる入試の知識はそれほど細かいものが出題されることはありません。

25分で35問はかなり忙しいので、過去問でスピード感をしっかり養っておくと良いでしょう。

2023 慶應湘南 理科

今年の湘南の理科は大問4題の出題でした。

大問4題。
1 昆虫に関する問題 小問5題 記述なし 
2 太陽に関する問題 小問5題 記述なし 
3 温暖化に関する問題 小問6題 記述1題(皮膚が黒いと体温を保つことができる理由) 
4 ペーパークロマトグラフィーに関する小問5題 記述1題。(ペンのインクのにおいがしばらくすると確認できなくなる理由)
小問数 全21題
25分 50点。

今年はそれほど難しいと思われる出題がありませんでした。

基本的な知識がしっかりしていればしっかり答えられた問題が多く、割といろいろな学校でも見られた出題が多かったのではないかと思います。したがってその分ミスが心配されたでしょう。

ペーパークロマトグラフィーは過去慶應義塾中等部で出題されたことがあり、それを解いていた受験生は比較的気が楽だったかもしれません。

ここのところ、湘南の理科はそれほど難しくない、という年が続いています。

ただ、そのままで大丈夫か、ということに関して言えば、そうでもない。まずはしっかり基礎を固めた上で、過去問の演習を続けていきましょう。

たまに時事問題などで、これは難しいと思う問題が出題されることはあるので、新聞、ニュースなどにも気をつけておきましょう。

着眼点を広げる工夫

普通部の問題には絶対に習わない、という範囲があります。

例えば塩の値段だったり、洗剤の種類だったり、排水口の形だったり、御中の書き方だったり・・・。

こういうことは生活の中で何を見ているか、ということにかかっている。例えばカレーライスの作り方だって、単に食べるだけではなく、どうやって作るんだろうという関心がないと答えられないでしょう。

動物や植物は、ある意味いろいろなところで見かけるのだけれど、それに対する関心がどれだけあるか、でその後の行動が違ってくる。

あの家の庭に咲いていたあの花は何だろう、とか。

あの鳥は何でああいう歩き方をするのだろう、とか。

そういう関心を持っていろいろ見ていると、スーパーマーケットの商品の配置まで関心が出てくるかもしれない。(以前にそういう問題が出たわけですが・・・)

勉強ばかりでなくそういう関心が持てるように、いろいろな話をしてあげると良いと思います。

「お母さんと一緒にスーパーマーケットに買い物に行ったことがある?」と聞くと、「ない!」と元気よく答えてくれる子どもたちが少なくありません。

塾に行って勉強してくれれば、と思いがちですが、やはりそこを狙ってこられている分、着眼点を広げる工夫が必要です。

2023 慶應湘南 国語

2023年の湘南の国語は大問4題でした。

1 かなづかいに関する問10題
2 説明文
藤岡換太郎「海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史」小問10題
記述1問  文中漢字書き取り5問
本文A4上下2段 2ページ
3 物語文(乾ルカ 「願いながら 祈りながら」より)小問8題 記述3題 30字2題、20字1題 本文A4上下2段 7ぺージ 本文は昨年減って3ページだったが、今年は例年通りに戻りました。問題は本文の内容がしっかり読み取れていれば、それほど難しくはなかったと思われます。
4 テーマ作文

「甘いモノって、誘惑は強い割にだいたい体に悪いじやないですか。肥満とか生活習慣病にも繋がるし。だから、国なり県なりで税金をかけて、値段を上げていけば自然と国民・県民の健康が増進されるって
思うんですよ。子供の身体の生育に必要な部分もあるでしょうから、料理に使う砂糖とかは例外として、生活習慣病の人の食生活をある程度追い駆けてみて、どう見てもいけないなあと思うような品目だけでいいんですよ。課税しましょう。」

 問 あなたはこの人と対話をしています。この人の意見に百六十字以内で反論しなさい。

全体として大きく傾向は変わらず、読解2問の出題も変わりませんでした。物語文の長さが例年通りになったので、作文のテーマは割とシンプルに。ディベートを想定した問題で、最初に「反論」と決まっているところが大事なポイント。本人の意見を聞くのだが、必ず反論をしなければならないところが難しかったかもしれません。160字は例年通りの長さで、それほど難しくはありませんでした。

全体として大きく傾向は変わらず、読解2問の出題も変わりませんでしたが、読解する文章の長さはなかなかのものです。ある程度の練習で本文を読まず問題から先にやる工夫をすると、全部ではないができる問題もあるので時間が短縮できる可能性もあるでしょうが、いたずらに小手先の対応をしてしまうと失敗する可能性もあるので、ここはしっかり読む練習を積み重ねていくことが大切だと思います。

近年作文のテーマが長くなり、また、作文自体も長くなってきたことから、かなりスピーディーに読め、また自分の考えをしっかりまとめる能力が求められており、ただの国語と訳が違う、という印象が強くなってきています。