月別アーカイブ: 2019年9月

あと少し

慶應の算数を指導していると、本当にあとちょっと、という子は多いのです。

例えば普通部の過去問で6割ぐらいとれる子。ところがそういう子の答案を見ていると、やはりちょこちょことミスがある。

あるいは、もう少し粘り強く考えれば解ける問題を落としてしまう。

あとで、復習してやり方を教えると
「え、そんなに簡単なの?」
と言い出したりするのです。でも、ここからが勝負です。

つまり、この辺のラインから残りの時間で合格ラインを突破する子もまた多いのです。つまり僅差の勝負に持ち込まれて、そこを切り抜ける。

慶應の問題はそれほど難しい、というわけではないので、練習を積んで正確に解きあげる力が身につけば合格ラインは突破するものなのです。

だから、「あと少し」という子にはみんな合格できる可能性を持っている。あとはここからいかに正確に解く力を身につけるか、ミスを減らすか、ということなので、そこに注力してください。まだまだあきらめてはいけません。


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クラスにこだわる必要などない


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どうやって合格点をとるか


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勉強している時間の質


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2019冬期講習のお知らせ

慶應進学館は以下の日程で冬期講習を行います。

各学年に分けて、目標に合わせた学習指導を行います。ご案内が各学年に分かれておりますので、ご注意ください。

4年生冬期講習案内

5年生冬期講習案内

6年生冬期講習案内

【受付】2019年10月7日(月)午前10時より
※曜日・時間帯のご希望につきましては、今後受講希望者が多くなることが予想されますので先着順とさせていただきます。満席になり次第、締め切りとさせていただきますのでご希望の方はお早めにお申し込みください。

慶應湘南、活動報告書のフォーマット変更が意図すること

2020年の募集要項が発表され、活動報告書のフォーマットが変更されました。

くわしい内容については慶應進学オンラインで解説をしていますが、これまでA家庭での活動 B学校での活動 C家庭・学校以外での活動の3つについて1つずつ書かなければいけなかったのが、1つに絞り込むことになりました。

その分その1つについてくわしく掘り下げないといけない部分があります。多くの受験生が塾に通い始めるのは3年生の3学期ですが、活動報告書が求めるのは4年生以降の活動になるので、受験勉強を始めた後、これらの活動を家庭はどう考え、子どもの教育に活かしてきたのかを尋ねているわけです。

2019年から横浜初等部の生徒が内部進学することになり。慶應湘南としては子どもの多様性について大きな危機感があります。これまでいろいろなキャリア、資質をもっている子どもたちを入学させ、その互恵的な関係の中で子どもたちが刺激し合い、そのキャリアや資質をさらに伸ばすことを主眼としてきただけに、初等部からの生徒の進学はその部分で厳しい状況に追い込まれました。だからこそのフォーマット変更といえる部分ははっきりしているでしょう。

つまり、おざなりの回答はどうでも良い。その子の学習以外にアピールすることは何なのか、を明確に求めているわけです。

受験勉強を始めたら、スポーツや習い事はだんだんやめていく子が多い中、湘南に来たいと思う子どもたちには、むしろその逆で自分の好きな道をひとつでいいから極めてもらいたい、と考えているのです。

逆にそれがなければ、湘南はむしろ狙わない方が良い、と考えてもいいでしょう。

その意味でも湘南の対策は他の2校とまた違う部分が出てきています。逆に合格させたい子どもたちのイメージが明確になっているのだから、それに合わせて対策や出願書類を考えていけば良いわけで、そのフォローを慶應進学館でもしっかりしていきたいと思います。


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まず自分で勉強する習慣をつける


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根拠を探すのは大変だが

慶應の国語の読解問題は選択肢の問題が多く出題されます。

アか、オか、というように割と最後2つまでは絞りきれるものの、最後のところで間違える子が案外多い。

というのも2つまでは割と論外な選択肢が多いからです。

しかし、最後のところで、どちらという時に間違える。

これはやはり根拠を考えているのではなく、何となくこうかな、と思ってしまうからでしょう。

まあ、その意味では紛らわしい選択肢になっているとも言えるのですが。

やはりしっかり根拠を探しましょう。

ここにこう書いてあるから、この答えはアでなければならない、という考え方をしていなければならないわけですが、しかし、最近は出題ページ数が増えているので、結構探すのが大変、ということもある。

本来は傍線部付近にあるはずですが、そうばかりとはいえないので、しっかり練習しましょう。


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言葉の置き換え

普通部の国語の問題の中で、一番良く出題されるのが言葉の置き換えです。

文章中、同じことをさしている言葉はいろいろあります。それが指示語である場合もあるでしょうし、他の言葉に言い換えられているところもある。

その言い換えを字数制限で見つけ出す問題が案外、難しい。

文章の内容はわかっているのだけれど、文章が長くなっていくうちにつれ、それを見つけにくくなっているのです。

だから、最初に問題を読んでから本文を読み始める方が割とそういう意識をもって読めるところはあるでしょう。とはいえ、本文はおよそ7000字、文庫本では10ページぐらいになるので、それを40分で読みこなし、該当の言葉を見つけ出す、というのはなかなか大変です。

過去問を通じて、自分なりのやり方をしっかり見つけていってほしいと思います。


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