着眼点を広げる工夫

普通部の問題には絶対に習わない、という範囲があります。

例えば塩の値段だったり、洗剤の種類だったり、排水口の形だったり、御中の書き方だったり・・・。

こういうことは生活の中で何を見ているか、ということにかかっている。例えばカレーライスの作り方だって、単に食べるだけではなく、どうやって作るんだろうという関心がないと答えられないでしょう。

動物や植物は、ある意味いろいろなところで見かけるのだけれど、それに対する関心がどれだけあるか、でその後の行動が違ってくる。

あの家の庭に咲いていたあの花は何だろう、とか。

あの鳥は何でああいう歩き方をするのだろう、とか。

そういう関心を持っていろいろ見ていると、スーパーマーケットの商品の配置まで関心が出てくるかもしれない。(以前にそういう問題が出たわけですが・・・)

勉強ばかりでなくそういう関心が持てるように、いろいろな話をしてあげると良いと思います。

「お母さんと一緒にスーパーマーケットに買い物に行ったことがある?」と聞くと、「ない!」と元気よく答えてくれる子どもたちが少なくありません。

塾に行って勉強してくれれば、と思いがちですが、やはりそこを狙ってこられている分、着眼点を広げる工夫が必要です。