過去の慶應進学ガイドから、ご紹介します。
「一貫教育」カテゴリーアーカイブ
進学校から慶應と諸学校から慶應の違い
大学から慶應という数は慶應義塾卒業生の中で一番大きな割合を占めます。
大学の定員が一番大きいからですが、大学から進学してみると、やはり慶應4年間というのはちょっと短い。
もう少し長くいないと、慶應の良さを実感できない、と感じることが多いでしょう。
だからといって幼稚舎から数えて16年というのは、まあ、ちょっと長いかなあとも思われます。
中学から入ると10年、高校から入ると7年。
このくらいの感じが良いのではないでしょうか。そうすると仲間との付き合いもそれだけの長さになるし、一番の性格形成期,上下の仲間たちや環境からの影響を受けながら、自分はこうしていこうというプランがいろいろ見えてくる。
諸学校(付属校のこと)は、特に子どもたちに決断を迫るようにしているところがあって、「君はどうする?」「君が決めるんだから」という流れにもっていく。
それがそれぞれの生徒の自我を創っていくところがあり、その過程がやはり生徒たちにとっては面白い、ということにつながっていくのではないかと思います。
進学校もそれぞれスクールカラーがあって、子どもたちの自我形成に大いにプラスになると思いますが、そこは付属校。
大学受験がない、というのはまた一味違うところでしょう。
基礎学力をしっかり創る
慶應の問題は偏差値に比べて、やさしい、と言われます。
そう簡単ではないと思う部分もあるのですが、しかし、そういう一面はあるかもしれません。
慶應3校は完全付属校です。選抜試験で定員の一部が確実に進学できない、というようなことはない。進級さえできれば、学部の振り分けはあるものの、全員が基本的に慶應義塾大学に進学できます。
だから大学受験は必要ないし、別に医学部進学に力が入っているわけでもない。
むしろ慶應文化の担い手として、それぞれが自分の可能性を義塾の場で大いに広げてもらうことに一義があります。
それに必要なのはむしろ基礎学力であり、読む、書く、考えるということがしっかりしていることが大事。
技術的なことを学ぶのは中学、高校、大学とあるので、適正な時期に学べば良いから、その土台だけしっかり創ってもらいたい、とそう考えているのです。
だから、いたずらに難しい問題を解けるよりは、しっかりとテーマに対して興味を持ち、ていねいに考えられ、自分の意見を表明できることが必要なのです。そこに視点を持っていかないと、本来慶應が求める人材像と変わってくるところがあります。
進学塾はいろいろな学校に対応するし、進学校は大学受験の結果を求められる分、その素養がある子を採りたいと思うからそういう出題になるかもしれませんが、慶應はそうではない。
だからまずしっかりと過去問を見て、何が求められているのかをつかんでもらいたいと思います。
創学の頃
慶應義塾は1858年にスタートしました。
なので、やはりこの頃の歴史が出題されるケースがやはり多いのです。
こればかりは、仕方がない。やはりその時代との関連で問題が出ることは多いのです。
なので、しっかり勉強しておきましょう。
だからといって、他の時代が出ないわけではありません。もちろん出題される。
ただ、慶應の歴史は総じてそう細かいわけではないので、しっかり基礎的な知識を身につけておきましょう。
むしろその知識をどう使うか、という問題の方が多いので、過去問をしっかり研究してもらいたいと思います。
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慶應は大学がありますから、付属校に入ると基本的には受験勉強はなくなります。大学の選抜は成績順に決まるので、希望の学部に行きたければ良い成績をとらなければなりませんが、だからといって他から慶應に来るほどは難しくない、と言われます。
慶應に入るまでの勉強は大変だが、しかし、いったん入ってしまえばそんなに勉強することはなくなる。したがって慶應だけではありませんが、付属校の場合、「入った時が一番できる」とよく言われます
これには「あとは下る一方だ」という悪口がついているわけですが、しかし、実際はそんなことはありません。
だって学年が進み、勉強しているわけだから、明らかに入った時よりはできるようになっているのです。
中学で入れば、その後3年間普通部、中等部、湘南で勉強しないか、といえばそうではない。確かに受験勉強よりはハードでない、というだけであって、やはり勉強はしなければなりません。
したがって力もついていくわけだから、心配は無用。
大学に入っても、それなりに勉強しないと、卒業はできませんから。
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