慶應ですから、慶太君は良く出てきます。しかも割と良く旅をする。
以下は2011年の普通部の問題ですが、平成24年の問題では四国を旅しています。
で、割と良く出てくるのが鉄道と道路。旅行するのだから列車か自動車で移動することが多いので、いったいどこを通っていくのか、頭の中で地図を開いて考える必要があるのです。
だから、ぜひ地図を見て道路や鉄道に注意してください。別に鉄ちゃんになる必要はないが、鉄道から見える風景も案外問題に出しやすかったりするものです。平成27年には新幹線の座席から見る風景まで問題になっていますから・・・。
慶太君は、夏休みにお父さんと二人で、東北地方に三泊四日の旅行をしました。慶太君が書いた日記を読んで、下の問いに答えなさい。
1日目
東京から新幹線に乗って出発。終点の県庁所在地である( A )市で下車。市内に住む叔父(おじ)が迎えに来てくれました。この都市の北西に位置する( B )半島は、大晦日に珍しい行事が行われることで有名です。その資料館を見に行きました。帰りには、①昔は大きな湖で、現在は干拓で広い農地に変わっている地域を通りました。叔父の家に宿泊。久しぶりに、いとこ達(たち)に会えてうれしかったです。
2日目
叔父に駅まで送ってもらい、電車を乗り継いで移動です。県境を越えてしばらくすると、広い平野に一面の果樹園が見えました。父が、このあたりは日本有数の[ あ ]の産地だと教えてくれました。この県の県庁所在地に到着。今日は東北三大祭りの一つである( 1 )が行われていて、市内は観光客でいっぱいでした。勇壮(そう)で熱気にあふれる祭りはとても印象的でした。
3日目
今日からレンタカーを借り、父の運転で出発。市内にある縄文時代の大規模な集落跡(あと)である( C )遺跡(いせき)を見学した後、東北自動車道を利用して、盆地に位置する隣県の県庁所在地に寄りました。母へのみやげに、この都市の伝統工芸品として有名な( 2 )を買いました。その後、県南部まで移動して( D )寺を訪れました。この寺には、奥州藤原氏三代のミイラがあるそうです。
4日目
最終日、東北自動車道で県境を二回越え、果樹栽培が盛んな盆地にある県庁所在地に到着。市内の観光農園から、世話になった叔父に今が旬の[ い ]を送りました。その後、火山地帯を通って、( E )湖の西に位置する都市を訪れました。昔、②城下町として有名だった市内に残る史跡を見学しました。夜、この県のほぼ中央に位置する都市で、レンタカーを返却。新幹線に乗り、帰京しました。東北地方の③多くの地域を訪れることができ、夏休みの良い思い出になりました。
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