月別アーカイブ: 2019年4月

かいぼりに関する問題

2019年慶應普通部の問題です。

次の文を読んで、下の問いに答えなさい。

 池や沼の水をくみ出して、もともとその場所にいなかった生物やごみやAを取り除き、底に太陽の光を当てることを「かいぼり」といいます。

1.Aにあてはまる語句を書きなさい。

へ ■ ■

2.関東地方でかいぼりをするのに最もよい季節は冬です。その理由を2つ答えなさい。

3.かいぼりで取り除く生物を(ア)~(カ)からすべて選び、記号で答えなきい。
(ア)アメリカザリガニ  (イ)メダカ    (ウ)スッボン
(エ)オオクチバス    (オ)カワセミ   (カ)タニシ

4.3.で選んだものを取り除きました。その後、水を入れてしばらくずると増加する生物を(ア)~(カ)から1つ選び、記号で答えなさい。またその生物を図に描きなさい。
 東京の井の頭公園の池でかいぼりを行った後、この池で見られなくなっていたイノカシラフラスコモという水草が再び見られるようになりました。イノカシラフラスコモは花や種子をつけない水草です。
5.イノカシラフラスコモのように花や種子をつけないものを(サ)~(ソ)からすべて選び記号で答えなさい。
(サ)ハス (シ)ワカメ (ス)マツ (セ)マツタケ (ソ)タケ
6.かいぼりをして水がきれいになり、イノカシラフラスコモが再び見られるようになりました。この理由を1つ答えなさい。

【解説と解答】
1 ヘドロ
2 雨がふることが少ない。 植物が枯れていることが多い。
3 ア エ (外来種ですからアメリカザリガニとオオクチバス)
4 メダカが増えます。
メダカの絵はメダカの絵を参考にしてください。
5 シ セ (ワカメとマツタケ、それぞれ種子も花もありません。)
6 日光が池の底まで届くようになったから。(藻ですから光合成が必要です。)


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速さに関する問題

6年生学校別算数 ゴールデンウィーク特訓のお知らせ

2019年慶應湘南の問題です。

図のように,半径が5.4kmの半円が4個つながっている形で流れている川があり,そこに橋Aから橋Eがかかったまっすぐな道がある。川の水は,AからEに向かぅて,時速1.8kmの速さで流れている。川はどの部分も一定の速さで流れているものとする。また,道と川のはばと高低差は考えないものとする。円周率を3として,次の問いに答えなさい。

(1)エンジンを停止した船をAから川に流したとき,Bに着くまでに何時間かかりまずか。
(2)静水時に同じ速さの2そうの船を,AとEから同時に出発させたとき,出発から3時間後にPで出会った。船の静水時の速さは時速何kmですか。
(3)(2)においで,慶太君が自転車で船と同時にAを出発し,Eに向かってまっすぐな道を一定の速さで走っていたところ,ちょうど2そうの船がPで出会うのを,Qで進行方向の左側に90度の向きに見ることができた。慶太君の自転車の速さは時速何kmですか。

【解説と解答】
(1)半径が5.4kmですから、半円の距離は5.4×2×3÷2=16.2 16.2÷1.8=9
(答え)9時間
(2)静水時の速さが同じ船なので流れの速さの2倍が時速の差になります。したがって3時間では1.8×2×3=10.8kmとなり、A~Eまでの距離は16.2×4=64.8kmですから、(64.8+10.8)÷2=37.8kmから、
37.8÷3=12.6kmが下りの速さになるから12.6-1.8=10.8
(答え)10.8km
(3)

CP間は37.8-16.2×2=5.4km CDの中点をFとすると角PFCは180×5.4/16.2=60度となるからFQは2.7km
AQ=5.4×5-2.7=24.3km より自転車の速さは24.3÷3=8.1km
(答え)8.1km


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動・植物は縁遠い?

6年生学校別算数 ゴールデンウィーク特訓のお知らせ

今の時代、動植物にくわしい子どもたちというのはそう多くはありません。

多くの子どもたちは都会に住んでいるし、虫や植物が身近にあるわけではない。だから、当然のことながら生物の問題は今の子どもたちにとって難しいのです。

しかし、たまに生物が得意だ、という子どもたちがいます。

聞いてみると小さい時から昆虫を飼っていたり、植物を育てたりしている。おじいさんと畑を作っている、という子もいました。

やはり自分の体験から興味が起きて、いろいろ調べたり、勉強したりする機会が増えてくるものですから、小さい時から動植物を育てる経験はちゃんとさせた方が良いと思います。


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10連休の使い方

6年生学校別算数 ゴールデンウィーク特訓のお知らせ

ゴールデンウィークが近づいてきました。今年は10連休ですから、さすがに多少なりとも塾でもイベントが多いだろうと思うのですが、それでも休みがある。

しかし、まあ中途半端に塾に行くからまとまって旅行ができるわけでもない。だとしたら、こんな過ごし方はどうでしょうか。

中等部では、ここのところ、能、狂言、歌舞伎などの問題が出るようになりました。

俳諧の問題も良く出るようになりましたが、これは他の学校にくらべても特徴がある。ある意味、ここまで手を広げるのは大変だな、と思う部分もありますが、そうでもしないと子どもの時からそれらを意識することはないでしょう。

実際に小学生が歌舞伎を見に行く、ということはまずない。歌舞伎好きなおじいちゃん、おばあちゃんに連れて行かれるぐらいのことであって、テレビで中継があったとしても見ないでしょうから。

だから、見に行ってみるべきだと思うのです。そんなこと、入試が押し迫ってできることではないから、なるべく早めに経験する。

能や狂言は行けば、いろいろ解説の資料もあり、舞台の構造なども詳しく教えてくれる。そして実際に見てみればそれだけ印象が強く残るので、情操教育にもプラスになるでしょう。

また普通部では植物や動物が出題される。これは中等部でも同じです。しかし、今の対策とすれば、図鑑を見る、ぐらいしか方法がない。だとすれば、本物を見に行くという手がある。

動物園、植物園、博物館、いろいろと本物を見る方法はあるので、これを工夫しても良いかもしれない。

遠くに行かずともこういう経験をするのもゴールデンウィークの過ごし方、として考えてもいいかもしれません。


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全部の学校に対応はできない?


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文章を書き慣れる

6年生学校別算数 ゴールデンウィーク特訓のお知らせ

普通部は理科を中心としてレポートの多い学校です。

フィールドノートといって自然観察をするノートも頻繁に提出するし、実験の結果をレポートにまとめる、ということも多い。したがって、とにかく文章を書き慣れる必要があります。

このレポートを書くのが大変で、あるいはいやで、学年が上がれない、という場合もあり得る。

これからレポートや小論文を書く機会はどの学校でも増えるし、大学受験自体がこれから記述式に大きく舵を切ることになるので、小さい時から文章を書き慣れる、ということは大事です。

ぜひ練習を組み入れてください。

慶應義塾体育会


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組分けテストや摸擬試験は入試ではないから


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ひとつのテーマを掘り下げる工夫


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