月別アーカイブ: 2023年3月

進学校から慶應と諸学校から慶應の違い

大学から慶應という数は慶應義塾卒業生の中で一番大きな割合を占めます。

大学の定員が一番大きいからですが、大学から進学してみると、やはり慶應4年間というのはちょっと短い。

もう少し長くいないと、慶應の良さを実感できない、と感じることが多いでしょう。

だからといって幼稚舎から数えて16年というのは、まあ、ちょっと長いかなあとも思われます。

中学から入ると10年、高校から入ると7年。

このくらいの感じが良いのではないでしょうか。そうすると仲間との付き合いもそれだけの長さになるし、一番の性格形成期,上下の仲間たちや環境からの影響を受けながら、自分はこうしていこうというプランがいろいろ見えてくる。

諸学校(付属校のこと)は、特に子どもたちに決断を迫るようにしているところがあって、「君はどうする?」「君が決めるんだから」という流れにもっていく。

それがそれぞれの生徒の自我を創っていくところがあり、その過程がやはり生徒たちにとっては面白い、ということにつながっていくのではないかと思います。

進学校もそれぞれスクールカラーがあって、子どもたちの自我形成に大いにプラスになると思いますが、そこは付属校。

大学受験がない、というのはまた一味違うところでしょう。

グラフを使いこなす

速さの問題にはいろいろな条件が課されます。

しかもそれが文章で表されることが多いので、実際にどの条件が何を意味しているのか、ピンと来ないことも多い。それ以上に使っていない、という場合もあるものです。

なので、そういうことを整理するためにもグラフは大いに使った方が良い。グラフが問題に提示させていなくとも、グラフを描くことで気がつく問題が案外多いのです。

そこで注目すべきポイントは次の2点。

1 同じ時間動いているところ

2 同じ距離動いているところ

これはグラフ上ではわりとすぐわかります。

縦を距離、横を時間と考えれば1は同じ横の長さで動いている場所はないか?ということだし、2は同じ縦の長さで動いている場所はないか?ということを探せば良いのです。

なので、面倒に思わず、今のうちは手早くグラフを描ける練習をしていくと良いでしょう。

グラフが使えるようになると、解ける問題の幅がどんどん広がっていきますから、グラフを描くのは遠回りでは決してないのです。まずはグラフを描く練習をしましょう。

次は夏に期待

WBCのサヨナラ勝ちで盛り上がる中、慶應義塾高校は甲子園で仙台育英との試合に臨みました。

9回表1点差。しかし、ここから怒涛の粘りで1点を返し、タイブレークに持ち込みます。

仙台育英は昨年の夏の優勝校。

しかし、残念ながら10回の表に点は入らず、10回裏に仙台育英に点をとられて敗戦となりました。

でも、その粘り強さは大したもの。

次は夏に期待しましょう。

2023 普通部 社会

2023の普通部の社会は大問6題でした。

大問6題
1 歴史・地理混合問題(歴史・地理)
2 河川と都市に関する問題(地理)
3 為替に関する問題(歴史、一部時事)
4 鉄道に関する問題(歴史)
5 資源に関する問題(地理)
6 ホワイトハウスに関する問題(歴史、現代社会)

例年いろいろなテーマが取り上げられ、地理、歴史、公民ときれいに分かれるよりも、いろいろな要素を混ぜて出題することが多いので、今年もその典型的な出題と言えます。

普通部は学校で習うこと、塾で習うこと、のほかに「学校でも塾でも習わないこと」を出題することがあり、その流れに沿った出題といえます。
また各問題の一部に時事問題が出てきており、最後のホワイトハウスの問題で、同じ役割を果たすロシアの建物を何というか、など日ごろから時事ネタに接していることが必要でしょう。

普段からテレビのニュースや新聞などに目を通し、小学生なりに現代社会を理解していくことが求められています。年末の時事問題集だのみにならないように、日頃からしっかり準備を進めていきましょう。