慶應湘南、活動報告書のフォーマット変更が意図すること

2020年の募集要項が発表され、活動報告書のフォーマットが変更されました。

くわしい内容については慶應進学オンラインで解説をしていますが、これまでA家庭での活動 B学校での活動 C家庭・学校以外での活動の3つについて1つずつ書かなければいけなかったのが、1つに絞り込むことになりました。

その分その1つについてくわしく掘り下げないといけない部分があります。多くの受験生が塾に通い始めるのは3年生の3学期ですが、活動報告書が求めるのは4年生以降の活動になるので、受験勉強を始めた後、これらの活動を家庭はどう考え、子どもの教育に活かしてきたのかを尋ねているわけです。

2019年から横浜初等部の生徒が内部進学することになり。慶應湘南としては子どもの多様性について大きな危機感があります。これまでいろいろなキャリア、資質をもっている子どもたちを入学させ、その互恵的な関係の中で子どもたちが刺激し合い、そのキャリアや資質をさらに伸ばすことを主眼としてきただけに、初等部からの生徒の進学はその部分で厳しい状況に追い込まれました。だからこそのフォーマット変更といえる部分ははっきりしているでしょう。

つまり、おざなりの回答はどうでも良い。その子の学習以外にアピールすることは何なのか、を明確に求めているわけです。

受験勉強を始めたら、スポーツや習い事はだんだんやめていく子が多い中、湘南に来たいと思う子どもたちには、むしろその逆で自分の好きな道をひとつでいいから極めてもらいたい、と考えているのです。

逆にそれがなければ、湘南はむしろ狙わない方が良い、と考えてもいいでしょう。

その意味でも湘南の対策は他の2校とまた違う部分が出てきています。逆に合格させたい子どもたちのイメージが明確になっているのだから、それに合わせて対策や出願書類を考えていけば良いわけで、そのフォローを慶應進学館でもしっかりしていきたいと思います。


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根拠を探すのは大変だが

慶應の国語の読解問題は選択肢の問題が多く出題されます。

アか、オか、というように割と最後2つまでは絞りきれるものの、最後のところで間違える子が案外多い。

というのも2つまでは割と論外な選択肢が多いからです。

しかし、最後のところで、どちらという時に間違える。

これはやはり根拠を考えているのではなく、何となくこうかな、と思ってしまうからでしょう。

まあ、その意味では紛らわしい選択肢になっているとも言えるのですが。

やはりしっかり根拠を探しましょう。

ここにこう書いてあるから、この答えはアでなければならない、という考え方をしていなければならないわけですが、しかし、最近は出題ページ数が増えているので、結構探すのが大変、ということもある。

本来は傍線部付近にあるはずですが、そうばかりとはいえないので、しっかり練習しましょう。


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言葉の置き換え

普通部の国語の問題の中で、一番良く出題されるのが言葉の置き換えです。

文章中、同じことをさしている言葉はいろいろあります。それが指示語である場合もあるでしょうし、他の言葉に言い換えられているところもある。

その言い換えを字数制限で見つけ出す問題が案外、難しい。

文章の内容はわかっているのだけれど、文章が長くなっていくうちにつれ、それを見つけにくくなっているのです。

だから、最初に問題を読んでから本文を読み始める方が割とそういう意識をもって読めるところはあるでしょう。とはいえ、本文はおよそ7000字、文庫本では10ページぐらいになるので、それを40分で読みこなし、該当の言葉を見つけ出す、というのはなかなか大変です。

過去問を通じて、自分なりのやり方をしっかり見つけていってほしいと思います。


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30分で50問

普通部の理科社会は試験時間が30分。満点が100点です。

そして小問数が約50問。満点は100点ですから、1問2点ということになります。問題なのは試験時間が30分しかない、というところ。したがって解答するスピードが求められるところではあるのです。

問題を見てすぐ答えられる、というような問題が多いのは確かにその通りですが、しかしそうではない問題もある。

だから、上手に切り分けて問題を解いていかないといけない。ちょっと迷ったら、そこは飛ばして、次に進むのが常道でしょうが、しかし、あまりに空いてしまうと後からやり直す時間がないかもしれない。

この辺は、過去問を使ってしっかり練習してください。30分50問というのは、1問あたり36秒ということですから、相当テキパキとやっていなければなりません。


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2020慶應進学館入会案内ー5年生から学校別特訓ー

2020年度慶應進学館の入会案内を公開しました。

2020年度から5年生も慶應3校の入試に合わせて学校別特訓のスタイルで指導します。近年3年生の3学期から通塾を始める子どもたちが多くなっていますが、やることが多くなり、また通塾期間も長いので、負担が大きくなってきています。一方で慶應が求めるいろいろな分野の成長の機会がどんどん減っています。実際に慶應湘南藤沢中等部の活動報告書に書く内容に困ってしまう受験生が多いのです。

そこで慶應進学館では、5年生からの2年間で慶應に向けて最も効率の良い学習を進めることにしました。最初から慶應を目指す子どもたちに、もっとシンプルにもっと効率良く学習を進めてもらいたいと思います。

またそれぞれのライフスタイルに合わせて集合授業、個別指導、オンライン個別指導を自在に組み合わせて余裕を持った学習を進めます。

6年生では、同じように自在にシステムを組み合わせるほか、それぞれの学習データから補強すべき内容を精査し、学校別の出題傾向に合わせて個別に指導していきます。

2年間で慶應合格を手にしてください。なお、定員には限りがありますので、早めにお申し込みください。入室には入室審査がありますので、所定の申込書にご記入の上お申し込みください。

2020年の入会案内は以下になりますので、ご覧ください。
2020年度慶應進学館 入会案内