ただ、ぱらぱらとめくる

千葉の入試も始まり、慶應の入試まであと10日あまり。

ここにきて、特別何か新たな勉強を始める必要はありません。今まで勉強してきたことを繰り返せばいいし、過去問も全部繰り返さずともあとできる範囲の練習をすればいいでしょう。

加えて、地図や図鑑をもう一度良くみておくのは、良い準備だと思います。

世界地図なんかもめくってみる。北緯40度の線が世界はどこを通っているか、とかも結構あとで役に立つことがあるかもしれません。

図鑑もぱらぱらとめくってみる。そんなに覚えようなどと思わなくていいです。

その中でふと、ああ、これはこういう葉の形だ、とか、花はこんな形だというのが印象に残っていればいい。

珍しい植物よりは、むしろ身近なものがいいです。樹木もその例。

イチョウの木、ポプラの木、カエデの木、桜の木、シルエットや樹皮はどうなのか、など。

これが出るなどと思わず、ぱらぱらとめくっている。

決して覚えようなどと思わずに、ぱらぱらとめくることで、少しでも映像が残っていればいいのです。

この時期、妙なストレスを感じないことが大事。むしろゆったりとした心構えになることの方が試験にはプラスになります。

だからぱらぱら地図や図鑑をめくりながら、なるべくリラックスできる時間があると良いでしょう。

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なぜそんなに手続き時間が厳しいのか
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

合格発表を自分ひとりで見る子
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慶應の日程は長い

慶應の試験日程は長い、です。

今年は湘南の二次が1日になって4日に繰り上がったものの、中等部は結局二次試験の発表が2月9日と例年と変わりがありません。

したがって、もうみんな試験が終わって学校に行き始めるのに、まだ何となく落ち着かない日々を送っていることになるものです。

もちろん、子どもたちは7日の中等部の二次試験が最後ということになるわけですが、しかし、その後の2日間も発表があるわけだから、待ちくたびれる、感はゆがめないでしょう。

最初から、長いぞ、疲れるぞ、と思っていてください。

私も慶應担当の時は「え、まだやってるんですか?」などと冗談を言われたものです。(当然、相手は知ってていってるわけですけど。)

3校受けると合格発表が5回もあるから、それもまた疲れる原因ではありますが、まあ、それでも10日ほどで終わりますから。

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湿度計の問題
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出願手続きは初日でなくても良いです。
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慶應湘南英語参考テスト受験時の昼食について

英語参考テストは本来は二次試験で課すべきものではあるのですが、時間の都合上、2日の一次に合わせて行われます。

英語参考テストはすでに出願時に希望した生徒だけが受験するわけで、一次試験が終わった後、午後、行われます。

一次試験は午前中に行われますが、学校内に保護者は入れません。入口ですでに子どもたちだけが入場していきます。では、昼食は?

午前中の一次試験終了後、全員がいったん解散します。したがって英語テストを受験する子も外へ出られるので、家族と合流して昼食をとることができます。ただし、今年は日曜日なので、大学の食堂は営業していません。

食堂は保護者控室になっていますから、そこでお弁当を食べる、ということになり、また再度13時40分に集合となります。

英語参考テストを受験する場合は、必ず昼食を準備してください。学校近くでの調達はちょっと厳しいと思います。

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本当に寒い!
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入試の答え合わせ
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手順は柔軟に

3校とも入試は国語からスタートします。(試験科目の順番は湘南が公表しているだけなので、中等部、普通部は変わる可能性がありますが。)

で、まずは国語からやるということは、漢字をやって、言葉の知識をやって、それから物語文、説明文(逆の手順の子もいるでしょうが)と進んでいくように練習していると思います。

また、算数で言えば、まずは全体を見回して、計算を先にやって、という風に進んでいくでしょうが、この「計算がくせもの」であることが往々にしてあります。

慶應の計算はそれほど複雑ではないが、つい、急いでいるから、答えがうまくない。

例えば中等部の場合は、答えのケタ数は解答欄からわかるので、自分の答えがそのケタ数にあっていないと、「違う」ということになる。(ある意味、これは便利ではあるのですが。)

この瞬間にあせるのです。

その結果として、うまく先がすすまなくなったりする。あわててやり直してまた違ったりすると、ちょっとヤバいと思いがちなのです。

計算を最初になるのはあまりお勧めではありません。まあ、全体を見回して、少しできそうかなあ、という問題をちょこちょこやって、3問目ぐらいに計算をやりたいところです。

そうなると、落ち着いてもいるし、うまく桁数があわなかったら、やめて、違う問題をやる。

いや、これ大事なことなんです。というのは、式を見たときに、何らかの思い違いをしていることがある。それが固定観念から離れていないが、自分では気が付かない。だから、合わない。

なので、止めてほかの問題をやって、また戻ってきたりすると、そこで問題を見直すから、「あ、ここまでカッコがある」みたいなことがわかったりするのです。

だから試験を進める手順は柔軟にしておいた方が良い。

「こうでなければならない」
みたいに固めない方が良いでしょう。

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平面図形の問題
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受験票あれこれ
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数字ばかり

ここのところ、社会や国語はいろいろとことばを答えたり、俳句を作ったりするようになった中等部の問題ですが、理科は、やはり選択肢の問題が非常に多い。

その選択肢はすべて数字になっているので、解答欄は数字でうまります。

できあがったところでいえば、きれいに数字が並んでいるだけ。

これはある意味こわい。つまり、ぱっと見て違うというところが見えてこない。

特に解答欄をずらしたりすると、最後に1個あまって、いったいどこで間違えたのか、わからなくなってきます。

採点をスピーディーに進めるためにこうなっているのですが、しかし、ミスが起きやすいので、答えを書くときは

1 問題番号を見て

2 解答用紙の番号を見て

そして記入する、という答え方を練習してください。

せっかくわかっていたのに、解答欄を間違えた、はあまりにももったいに。

慎重に答えを書いていくようにしましょう。

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やった問題が出たときこそ
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塾バッグ
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分度器とコンパス

普通部の携行品は

筆記用具(シャープペンシル可)、消しゴム、定規(20㎝以内、三角定規可)、分度器、コンパス

 となっています。

また携帯電話の持ち込みは認められていません。元より普通部は中学に入っても携帯を所持することを禁じています。試験から出てくる時間は多少前後しますので、待ち合わせ場所をしっかり決めておくと良いでしょう。

さて、本題。

中等部、湘南はコンパスや分度器、定規は持ち込みません。したがって、普通部だけ。

昨年は、やはりコンパスを使っての作図がありましたし、グラフの制作もありましたから、当然、定規も使いました。

というので、しっかり使うものを準備して、多少なりとも使っておいてください。

特にコンパスや分度器は普段の受験勉強ではあまり使わないでしょう。ですから、新しいものを買った、という場合が多いと思うので、使い慣れておく必要がありますね。

例えば、正三角形の書き方ぐらいは練習しておいてもいいかもしれません。

図形の回転の問題

ちょっと面倒な問題ですが、きれいに図をえがく、という練習にはいいかもしれません。

といって、まったく使わない年もありますが、まあ、準備をしておくに越したことはないので、ちゃんと練習しておきましょう。

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埼玉の入試がスタートします。
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魔法のドリンク
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試験が始まったらまずやることは

「はじめてください。」

という言葉と同時に、その科目の試験が始まるわけですが、まず、最初にすることは?

そう、受験番号と名前を書くことです。

公開されている解答用紙で見ると、普通部は受験番号と名前が1か所ずつ。中等部は受験番号が2か所。名前が1か所。

これを書くのに、ほんのわずかの時間しかかからない。だから、まず最初にやることです。

絶対に一番最初にやる。

毎年、だれかが

「え、名前書いたっけなあ。」
とぼやいたりします。

これだけ言っても、つい、書いたことを忘れてしまう。だから、絶対に書いた、ということを確認するためにイの一番でやることです。

もし、受験番号と名前が書いてなければ、これは0点処理をされるだろうと思います。

だって、だれのかわからないわけだから。基本的に受験番号順になっているはずだから、多分、監督官は一応確認はしてくれるでしょうが、しかし、それが100%というわけではない。

なので、自分で100%にすることです。

これはどの学校を受けても同じようにやってください。
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第117回 スケジュールを確認する。
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算数は毎日やろう
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中等部の自己紹介欄

中等部の自己紹介欄、これは本人が書かなければいけません。

ですから、まず作文をして、それから清書、という段取りになるわけですが、清書の練習、というのをさせた方がよいかもしれませんね。

なにせ、ボールペンか万年筆。まあ、ボールペンを使われると思いますが、やはりあまり慣れていません。

子どもたちは、シャープペンシルか鉛筆ばかりなので、インクを扱ったことがあまりない。

だからインクがボテル、ということもあまり知らない。なので、清書の練習をしてから、書いた方が無難でしょう。

ちなみに、その清書の練習を見て、

「こんな汚い字で大丈夫かしら」

と思われるかもしれませんが、「決して代筆しよう」などと思ってはいけません。

子どもの書く字は、どうせ、試験でばれてしまうのだから、本人にていねいに書いてもらって、それで出せばいいのです。

ありのままを見てもらう、その覚悟はしっかり持った方が良いです、きっと。

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入試待合室
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一人で入試に向かった子
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入試補助員

入学試験中は学校が休みになるわけですが、一部の生徒がやはり入試補助員として活躍しています。

実際に中等部の試験において、大学の入り口のところで中等部生が試験の注意点を配っているし、湘南でも入口のところの受付で生徒が待機している。まあ、補助員としてはいろいろやることがあるわけですが、これを経験した子どもたちの話を聞いてみると、一様に
「自分たちも大変だったんだなあ」
という印象を持っているようです。

やはり、入試のときは緊張する、というのは補助員たちはみんな経験済みなので、受験生の気持ちがよくわかる、ということでしょうか。

これは慶應ではないのですが、ある女子校で面接の前に待機時間があった。

で、この時間にずっと待っていた子どもたちに対して補助員がいろいろ話をしてくれたことがあったそうです。

「私も面接のときにあがったの。だからね。今でも何聞かれたか覚えてないの。でも大丈夫、ちゃんとその時答えられればいいんだからね。」

というような話を聞かせてくれて、結構受験生たちはリラックスして臨めたようでした。

補助員である生徒も先生たちも受験生全員が力を出してくれることを望んでいますので、何か困ったことがあったら、相談してください。

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金星に関する問題
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入試会場の下見
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独立自尊と志望理由

良く志望理由の中に独立自尊を語るべきではないのか、という話を聞くことがありました。

私自身の考えで言えば、独立自尊という言葉を使うことが大事なのではなく、子どもの教育に何を求めるか、という点でこの中身が入っているべきであると思っています。

ただ、独立自尊という言葉を使ったところで、それが充分理解できていない、などと思われてしまってはあまり良い印象は与えない。

それよりも、我が子がどういう風に成長してくれればいいか、ということにその考えが含まれればいいのです。

一番大事なことは、「自分で決断し、自分で実行する」という点でしょう。

以前、慶應湘南の卒業式に出たときに、「私たちはいつも決断を迫られてきました。」という卒業生の言葉が印象的でした。

つまり、ああしろ、こうしろ、とは言われてこなかった。

「君は、どうするんだ?」 「君はどうしたいんだ?」ということを常に普段の生活の中で尋ねられていた。勉強するにおいても、クラブ活動でも、人からやらされてしまうのは、決して本人の成長にプラスにはならない。

自分で考えろ、自分で決断しろ、ということが求められてきているように思います。

そして、その経験を多くすることによって、次第に独立自尊ということがだんだんわかってくるような気がするのです。

まして、小学生が「独立自尊」と言ったところで、それは先生が突っ込みたくなる話になってしまうだけのことのように思えます。

この四字熟語にとらわれるより、もっと自然に、我が家らしい考え方の中で、志望理由を語られた方が良いでしょう。

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第116回 試験に持っていく道具
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絶対合格するつもりで最後の準備を
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