2人担任制

多くの学校の場合、担任の先生は各学年1人になるのですが、慶應湘南の場合は担任が2人つきます。

これは、一つには帰国生と一般生、あるいは高校での全国枠生とキャリアが多様な子どもたちがいるので、それに対応するために担任を複数置いたというのが目的なのですが、もうひとつのメリットは、やはり担任との相性です。

子どもによって、その担任の先生との相性が悪い場合があるかもしれません。そうすると、その1年間は少なくもあまり楽しくはなくなる。

しかし、担任がもう一人いると、そういう事態に子どもを追い込まなくても済む。やはり複数の目で子どもを見ていることは大事なことです、というお話でした。

外国人の先生も担任になります。これも、子どもたちにとってはユニークな体験でしょう。外国人の先生が日本語がうまいか、という話になると微妙ですが、英語も使っていろいろなコミュニケーション能力が高まる、という意味においてこのシステムはなかなか効果をあげていると思います。

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地震の問題のポイント
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成績の悪い頭の良い子
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平均に関する問題

2011年湘南の6番


A君、B君、C君、D君、E君の5人は、ある日K駅から0駅まで電車に乗って遊びに行くことになり、乗車中は空いている座席に5人が交代で座ることにした。もし、出発してから到着するまで座席が3つ空いていれば、2つ空いているときと比べて1人あたり片道平均7分12秒長く座ることができる。

(1)K駅から0駅までの片道の乗車時間は何分ですか。

(2)行きに乗ったときには、最初3つの座席が空いていたが、途中で1つ席をゆずり、その後は2つの座席に交代で座った。5人の座っていた時間の平均は、途中から席をゆずらなかった場合と比べて5分36秒短かったという。K駅を出発してから何分後に席をゆずりましたか。

(3)帰りに乗ったときには、0駅からK駅まで2つの座席が空いていた。B君の立っていた時間はA君の座っていた時間の2倍で、C君の立っていた時間はB君の座っていた時間の2倍であった。また、D君の立っていた時間はE君の座っていた時間より3分長かったという。帰りにA君とC君が立っていた時間はそれぞれ何分でしたか。


(1)K駅からO駅までの時間を【1】分とすると、3つの席が空いていた場合のべ【3】の時間、座れたことになり、2つの席が空いていた場合はのべ【2】の時間座れたことになります。

したがって平均は3つの場合が【0.6】2つの場合が【0.4】

その差【0.2】が7.2分にあたるので【1】=7.2÷0.2=36分になります。

(答え)36分

(2)
(1)から3つ空いていた場合、3×36分=108分ですから、平均は108÷5=21.6分

これより5分36秒=5.6分短かったので、平均は

21.6-5.6=16分でした。

5×16=80 がのべの和で、2つだと2×36=72ですから、

(80-72)÷(3-2)=8分

(答え)8分後

(3)全部で2×36=72分 座れます。

A君が座っていた時間を【1】とすると
B君が座っていた時間は36-【2】

これが
C君が座っていた時間は36-(36-【2】)×2

これを整理すると
A【1】
B36-【2】
C【4】-36

E君の座っていた時間を<1>とするとD君の立っていた時間は
<1>+3なので、D君の座っていた時間は33-<1>

これを合計すると【3】+33=72分 となるので【3】=13分
したがってA君が立っていた時間は36-13=23分

またC君が座っていた時間は13×4-36=16分なので、C君が経っていたのは
36-16=20分

(答え)A君 23分 C君 20分

座っている、立っている、ということで結構条件を整理するところが面倒ですが、式をたててみると、すっきり解決できるでしょう。

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豆電球の問題
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ルーティンを身につける。

ルーティンとは、一定の手順と言う意味ですが、慶應の場合、算数は他校に比べても問題数が多く、1問1問はそれほど難しい問題というわけではありません。

したがって、ミスが非常に大きく影響します。せっかくわかっていたのに、問題を読み違えた、計算間違いをした、というミスが出てくると合格ラインに届かなくなってしまいます。

基本的なルーティンは3つ

1 問題の条件と思われるところに下線を引いて確認する
2 計算はその場で見直す
3 答えが出たと思ったら、もう一度問題文を確認する

1については、できないなあ、と思ったらこのルーティンが役立ちます。使っていない条件があることが多い。したがって使ったかどうか、条件をチェックしてみると、意外に「なんだあ」と解けてしまったりするのです。ですから常に問題文と照らし合わせることが大事です。

2については、ひっくり返す検算はしなくていいので、その場で計算を見直して、間違ってないかどうかを確認して進んでください。これが子どもにはできない。特に「急ぎの虫」が強い子はそうです。でも、間違った計算のまま進んで、人数が分数になったりして、気づくのでは時間のロスが出ます。だから確実に確認して進めていくことが大事。

3については、一番ミスを犯しやすいのが「できた!」と思ったときだから必要なのです。出たのはA君の分速だったが、出さなければいけないのはB君の時速だったりする。最後の詰めを誤らないように注意しなければなりません。

過去問や模擬試験を通じて、このルーティンを身につけていくと、だんだんミスが減ってきます。できる子も間違えるが、こういうルーティンを通じて自分のミスを訂正するから、最終的に間違えない。この違いは大きいので、ぜひ練習してください。

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家庭がイニシャティブを持つ
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二期制の学校は通知表のコピーを忘れずに
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中等部の一次合格ライン

中等部の入試は一次試験の合格者に二次試験を課します。二次試験は面接と体育実技ですが、一次試験に合格しないと受けられない。

だから、一次合格は本当の合格にはならないわけです。では一次試験はどのくらいのラインで受かるのか?

別にこれはどこにも発表されているわけではありませんから、あくまで推定の範囲を出ません。

男女 受験者 一次合格者
男子 727 357
女子 341 128

男子の合格率は46.9% 女子の合格率は35.8%

やく10ポイントの差があるので、男子がやさしいことはまず間違いないわけです。で、これまで中等部の出題に類似した問題をやってもらって、その後の入試結果で見てみると、概ねの数値ですがこれまででは

男子 180/300

女子 200/300

というラインが出ていました。女子はもう少し厳しい、と思うときもありますが男子はおおむねこの位、という感じです。

しかし、一次の合格者は2011年が400名だったのに対して2012年はさらに50名絞られてきているので、もう少しポイントは高くなっただろうと思います

ということで

男子185~190 女子205~210 

というのがひとつの目安かな、と思われます。

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n進法
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着手率を上げる
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ニュートン算

慶應湘南2007年の6番です。


SFC美術館では、毎日9時に窓口を開いて入場券を売り始める。窓口を開いてから1分ごとに入場券を買いにくる客の人数は一定で、1つの窓口で1分ごとに入場券を買っていく客の人数も一定である。毎日9時には、入場券を買うために客が行列をつくっている。
(1)平日は、窓口を3つ開くと10時30分に入場券を買う客の行列がなくなり、窓口を5つ開くと9時18分に入場券を買う客の行列がなくなる。窓口を4つ開くと、何時何分に入場券を買う客の行列がなくなりますか。

(2)休日は、9時までに入場券を買うために行列をつくっている客の人数が平日の2倍、窓口を開いてから1分ごとに入場券を買いにくる客の人数は平日の3倍である。また、1つの窓口で1分ごとに入場券を買っていく客の人数は平日と同じである。休日に窓口を10個開くと、何時何分に入場券を買う客の行列がなくなりますか。

(3)休日で窓口が10個開くときに、ある人が9時15分までには入場券を買いたいと考えた。遅くとも、何時何分までに入場券を買いにくればよいですか。


(1)
9時までに並んでいる人の数を[1]、1分あたりにやってくる人数を(1)、1分あたり1つの窓口が売る人数を【1】としましょう。
最初の条件は
[1]+(90)=【1】×3×90=【270】
次の条件は
[1]+(18)=【1】×5×18=【90】
上の式から下の式を引くと
(72)=【180】ですから、(1):【1】=180:72=5:2
すると【1】=2とすれば(1)=5ですから、下の式にいれて
[1]+90 = 180から [1]=90
窓口4つの場合は2×4=8 くる人数を引くと8-5=3
90÷3=30分ですから答えは9時30分になります。
(答え)9時30分

(2)
休日は[1]=90×2=180 (1)は3倍なので5×3=15
窓口10個で2×10=20
180÷(20-15)= 36分 
(答え)9時36分

(3)9時15分までに窓口が処理する人数は
2×10×15=300だから最初から並んでいた人は解消されています。
9時から並んだ人数は300のうち
300-180=120なので、この120の中に入れば9時15分までに入場券を買うことができます。

したがって120÷15=8分から9時8分までに並べば良いことになります。

(答え)9時8分


「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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志望理由は親子で考える
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