試験時間

普通部は算数国語が40分、理科社会が30分。各教科100点満点

中等部、湘南は算数国語が45分、理科社会が25分、算数国語が100点満点、理科社会が50点満点と傾斜配点になります。

普通部は旧制中学からの流れを持つ男子校でどちらかといえば、各教科を均等に扱うところがあるのに対して、中等部は戦後の共学校ですから合理的にいろいろなことを進める傾向があります。

湘南は中等部の流れを汲んでスタートしたところがあるので、これに準じているわけですが、ともに合計の試験時間が140分になるようにできています。

小学生の力を試すにあたり、それなりに時間をかけて疲れない、というのは概ねこの時間で、というのは共通の認識でしょう。

で、勉強時間はこの時間を基準に考えてみると良いと思うのです。つまり45分をひとつの単位として考える。1時間ではちょっと長い。45分。

この時間感覚を持つと、案外入試では時間を有効に使うことができるようになります。

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5月13日 中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
成績が下がったとき


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第268回 子どもと対峙する


6年生の教室から
理科計算のポイント



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神奈川私立中学相談会

今年も神奈川県私立中学高等学校協会が主催する神奈川私立中学相談会が4月30日パシフィコ横浜で行われます。

チラシ

今年は4月30日は日曜日ですが、ゴールデンウィークでもあり、子どもたち用のイベントもあるようですから、もし時間がとれればお出かけになってみたらよいと思います。

例年慶應の説明会は9月以降なのですが、このイベントには普通部、湘南藤沢ともに参加しますので、学校に直接お尋ねになりたいことなどありましたら、この機会を利用されると良いかと思います。

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5月13日 中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
模試の頻度


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平面図形の問題


6年生の教室から
計画は常に見直す



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ていねいに解く練習

普通部にしても、中等部にしても算数の問題数は多いので、やはり問題を解くスピードはある程度必要になります。

しかしながら、急いで解くということは、ミスにつながる。

問題を読み飛ばす。計算間違いをする。急いでろくなことはないのです。

ところが過去問をやっていて、最後までたどり着かないと、どうしても「急いで」という言い方になってしまうもの。

これはまわりは厳に慎んだ方が良いでしょう。

急がせる、というよりは正確に解く、ということの方が重要です。急いで解いて間違いだらけになっては意味がない。

特に今はじっくり、ていねいに問題を解くことが大事。そのために問題数が行かなくとも気にしないことです。

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手を打つのを我慢する


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6年生前半の比重のかけ方


6年生の教室から
テストの問題を教材として使い切る



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帰国枠の選択肢

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5月13日 中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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慶應で帰国枠があるのは、慶應湘南だけです。

その試験の方法は2通りあります。

ひとつは4教科のテストを受ける方法。このテストは一般生と同じ問題です。ただ、帰国生だけで合格者を決めるので、一般枠よりも合格点は低いと考えられています。(考えられているだけで本当に低いかどうか、わかりませんが。)

もうひとつの方法は算数国語の試験と外国語作文。算数と国語はやはり一般生と同じ試験です。外国語作文は英語、フランス語などの対応があります。ただ、すべての外国語に対応できるわけではないので、事前に相談が必要になります。

で、日本人学校に通っていて、外国語はあまり得意ではない、という場合は4教科の試験しかないでしょう。

問題は外国語がある程度できる場合、どちらが良いか、という判断。

ただ、湘南の外国語作文はハードルが高いところがある。

例えば、冒頭に物語の一節があって、その後の物語を作ったり、ある論説的なテーマを与えられて、自分の考えを述べるという問題。

日本語の作文の試験として考えても、それなりに難しいと思うところだが、それを外国語でやる、ということになると相当に書きこなせないといけないところがある。受験校が課している英検~級と同程度の試験、みたいなものではありませんから、あまり簡単に考えない方が良いでしょう。

むしろ4教科の試験を選んだ方が無難かもしれません。実際に理科や社会の過去問をやってみるとそれほど大変でもない、と感じられるのではないでしょうか。


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第267回 自分で考える時間を増やす


5年生の教室から
やる気を起こすステップ



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多様性への意識

今の5年生が受験する時に、横浜初等部から湘南藤沢中等部に進学することになります。

湘南は初めて初等部からの進学を受けいれることになるわけですが、やはり横浜初等部は全員が同じ小学校からやってくる分、生徒が受けてきている教育は同じだから、どうしても子どもたちのキャラクターに似たところが出てくる。

したがってこれまで多様な子どもたちを入学させてきた湘南としては、その部分がスクールカラーとして反映できないのは問題になります。

なので、これまで以上に帰国や一般枠でもそれなりにキャラクターを持って育った子どもたちを入学させたいと思っているでしょう。

学級委員を務めピアノが弾けて、犬の世話をするような女の子は、まあ、その意味で多様性があるとは言えないところがある。

特に活動報告書が求めているのは4年生以降の活動ですから、これはやはり戦略的にものを考えていかないといけない。

もちろん勉強はできないといけないわけですが、多様性に対する意識を持ちながら入試準備を進めて欲しいと思います。


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そろそろがんばるか


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比と割合に関する問題


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入試問題が解けることが大事



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