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面接の意味

慶應は3校とも本人の面接があります。

面接は他の学校ではどんどんなくなっているのですが、慶應は頑としてやめない。

なぜなのか?

本来どの子を入学させるのか、というのは学校が選抜するわけですが、大学受験校はやはり「できる子」を入学させたい、と思うでしょう。

それなりに力のある子を考えたい。

慶應はそこの視点が若干違うと思うのです。

つまり「慶應に来たい子を入れたい」と思っている。

もちろん成績が悪いということでは困るが、それも程度の問題。大学は慶應と決まっているわけだから、ちゃんとやるべきことをやれれば問題はないのです。

で、「慶應に来たいか?」は話を聞いていれば、何となくわかります。

例えば文化祭の話を聞いてもそうだし、「志望の理由は?」を重ねて聞いていくことで、突っ込みどころがたくさん出てくる。

そうなると、本当に来たいのか、はだんだんわかってきます。

で、その対策としていろいろ塾でも指導があるとは思うのですが、一番は「本当に慶應に行きたいと思ってもらうこと」なのです。

案外、そこができていない子どもが多い。模擬面接なんかをしていても、はっきり行きたいのかわからない子がいます。

この辺は入試前に慌ててやるのではなく、今からしっかり考えておいた方が良い。

どうして、慶應に行きたいのか?

これがはっきりしていると、面接はそれほど臆するものではありません。

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力のつりあいに関する問題


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6年生の教室から
全てを見通せる





スケッチを書き慣れる

普通部の場合、良くスケッチの問題が出ます。

で、やはりうまいへた、があるんだろうな、と思われるかもしれませんが、そんなことはない。

やはり特徴がはっきりわかるか、ということであって、それが明確であれば、多少形がゆがんでいたところで問題がない。

あまり、絵のうまい、へたは関係ありませんが、やはり描き慣れていることは大事でしょう。

そのための練習として、一番効果があるのは真似ること。

例えば、テキストの図をノートに写す、というのは非常に大事な練習なのです。何気なく見ている図ですが、しかし、実際に写すという作業をしてみると、案外気が付いていなかったことがわかるもの。

例えば以前、パンダの顔、という問題がありましたが、これも知っているようで、実際に描いてみるとなかなか描けない。

いろいろ勉強しなければいけないことはありますが。はっきり出題されることがわかっている問題なので、しっかり練習しましょう。

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水溶液に関する問題


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6年生の教室から
自信の視覚化





男女のバランス

普通部は男子校ですから、女の子は関係がない。しかし、普通部に3年いて、どうしても男子校がいやだったら、慶應湘南かニューヨーク学院には行けます。

一方、湘南は男子と女子の数が同じです。横浜初等部は男子の方が若干多いので、中学からの入学者は女子の方が多い。女子の方ができるから、まあ、ちょうど良い、というところがあるのでしょう。

ところが中等部は男子と女子の数を同じにはしない。

男の子の方が多いのです。これは戦後すぐに男女共学校として運営してきた中等部独自の考えに拠るものです。中学生は基本的に女の子の精神年齢が高い。だから、女の子と男の子を同じ数にしてしまうと、女の子の方が強くなる。

その通りだと思うのです。ただ湘南はそれでも男女を同数にすることにこだわっている。

ということで、3つの学校には。この点でもスクールカラーが変わってくるのです。その分、湘南の男子は女子に対する耐性ができていると言えなくもないでしょうか。

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第431回 一人一台時代へ


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5年生の教室から
教えることよりも





式を書く目的

普通部は算数の式を解答用紙に書くように指示されますが、中等部と湘南は答えだけを書くことになります。

したがって中等部と湘南の場合、式を書かなくても良いように思えますが、やはり余白にしっかり式を書いていくように練習してもらいます。

慶應の算数は、標準的な問題を数多く並べる形式で、平均して小問が20問用意されます。
したがってそのひとつひとつは概ね2分程度で解いていかないといけない。

で、ミスがでればそれだけ差をつけられることになるので、合格するためにはミスを徹底的に防がなければなりません。

そのために式を書く必要がある。

自分が今何をやっているか、何を出しているのかを確認し、問題文も良く読んで極力ミスを減らしていく解き方をマスターしてください。


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安定して家で学習することを考える


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6年生の教室から
先生と過去問を解く





普通部の社会

試験時間は30分。100点満点。解答用紙は変形A3版。幅はほぼA4の縦と同じ。解答を書く欄によって長さは毎年、いろいろですが、解答を書く場所は50個以上ありますから、結構忙しい問題でしょう。

大問は5~6題。例年地理と歴史で大問2題ずつ。残りが公民と現代社会という割合で、やはり地理と歴史の比重が高い出題といえます。

地理に関しては地図に関する主題が比較的多く、また各校で最近減少しているある地方に集中した問題も出題されます。特に旅行と絡めて鉄道がらみの問題や、高速道路がらみの問題も出題されています。元から、基本問題、やや細かい知識問題が出題されてきているので、知識は多いほど良く、やはり暗記の中身が問われます。

解答形式は選択式、単語解答がほとんどです。記述は1~2題程度で、それほど長くはないので、用語解答と大きく変わりはありません。

歴史の特徴として、やはり江戸幕末から明治にかけて、慶應創立のころの問題が比較的出題されやすく、この時期を集中して勉強しておくと良いでしょう。

それともうひとつ気をつけなければいけないのが「塾では絶対に習わない」と思われる問題です。出題されて驚くことが多いかもしれませんが、これも過去問でチェックをしておきましょう。もちろん、全部できるわけはないでしょうが、しかし、いろいろ考えてみると案外日常生活で知っていることを利用すれば解けることも多いのです。

大事なことは慌てないこと。まずはじっくり問題文を読んでみてください。


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6年生の教室から
勉強はさせやすくなったが