中学受験」カテゴリーアーカイブ

なぜ慶應を受けるのか

書類に書いたりするのは、まだ先の話なのですが、お父さん、お母さんも、子どももこのテーマについて何らかの解答をしっかり持っている必要があります。

なぜ慶應を受けるのか。もちろん面接でも書類でも尋ねられているし、慶應は慶應に来たい子を取りたいと思っています。

慶應は付属校ですから、成績がクリアされれば全員が慶應義塾大学に進学できる。その意味では、進学実績がほしい、ということはないのです。

そうではなくて、慶應というアイデンティティーを継承してくれる子どもたちに来てもらいたい。

だからその意思は明確にしておくことが必要なのです。

なぜ慶應を受けるのか?

大いに話してもらいたいと思います。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
根性問題


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第266回 何が出題されているのかに関心を持つ


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家庭内闘争の無駄



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入学式

昨日は日吉で慶應義塾大学の入学式がありました。

これから新たに大学生活を始める学生たちが楽しそうに歩いていましたが、まあ、ここまでようやくきた、と思われているお父さん、お母さんも多かったのではないでしょうか。

もちろん入学式には多くの保護者のみなさんが参加されていました。

これから中学でも入学式を迎えますが、6年後にはもう大学に進むわけである意味あっという間、という感じがあります。

しかし、この6年間は多くのことを学び、自分の将来を創る大事な時間でもあります。それは勉強ばかりでなく、部活だったり、友だちとの生活だったり、いろいろな面が働いていくでしょう。

大いにこれからの6年間を前向きに楽しく過ごしてもらいたい、と思います。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
模擬試験で見るべきこと


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時計に関する問題


6年生の教室から
親の我慢



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過去問の勉強を始める

最近は出版が早くなったなあ、という気がしますが、これもやはり塾のカリキュラムの前倒しが影響しているのかもしれません。

なので、どんどん過去問は始めて行きましょう。

「過去問をやってできないと自信をなくすから」という話がありますが、もっとあとになってできなかったら、どうするんだろう?と思います。むしろ早めにできないところをできるようにしていくことの方が必要ではないか?

「過去問は直前にやって力試しをしましょう」という話もありますが、力試しは模擬試験でやるもの。家でやるときは、試験みたいな緊張感が出るわけはないので、むしろ塾のテキストと同じように勉強していくべきものです。

まず、国語はすぐにでも始められるでしょう。

塾でやる国語の問題も大方、過去の入試問題であることが多いので、だったら受験する学校の過去問をやって早く傾向に慣れた方が良いでしょう。

ただ、理科や社会は知識をしっかり覚えてからやった方が、問題の本質がわかっていいので、これは夏休みぐらいからでもいいでしょう。

算数は、すでのカリキュラムは全部やっている、ということであるならば、一応勉強はしたわけだから、もう始めても何の問題もないのです。

ただ、できなかった問題はしっかり復習してください。これが一番の勉強ですから。


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成功体験がある子


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受験準備はシンプルに組み立てる


6年生の教室から
上を向く



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生き物を飼う

普通部進学後は、生物を飼ったり、フィールドノートを書いたりする活動が始まります。

長男のときは、カイコを持って帰ってきて、家で育てていました。こういう経験は別に進学後でなくとも、今からでもできるのです。

つい普通部対策のために、図鑑を買っていろいろ見る時間を作る、とか言われるのですが、実際にそんなに覚えてられない。

それよりは実際に昆虫を飼ったり、植物を育てたりする方が良いのです。

以前、このサイトでも「ゴーヤ」を育てる様子を記録したことがありますが、そういう経験は子どもたちが生物に関心を持つきっかけになるので、ぜひ実行してみてください。


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塾のカリキュラムは肥大化する


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第264回 選抜を重ねるシステム


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スクールカラーとの相性を考える



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基本を大事に

説明会でもお話しをしましたが、今年の問題はほぼ例年通りの出題だったと思っています。

で、算数に関して言えば、全般的に平易だったでしょう。例年湘南の5番、6番は一般枠と帰国枠の問題もあってやや難しくはなりますが、そこまで大変ということでもなかった。

その分問題数は多いし、すべての範囲から出題される、という傾向にあるので、穴を作ってはいけない。

またスピーディーに正確に処理する力が必要になります。

なので慶應を受験する場合、あまり難しい問題を練習する必要はない。むしろ、基本を大事にしていくことが求められます。

もとより慶應3校は、全員が慶應義塾大学に進学できるので、大学受験の勉強をする必要はありません。その分、しっかりとした基礎力さえあれば、あとは入学後自分の興味に合わせていろいろな素養を伸ばしてもらえればよい、と考えているところがある。

なので、まずは基本のところで「いい加減になっている部分がないか」を確かめてみると良いでしょう。


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好きな科目を伸ばす


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容積に関する問題


6年生の教室から
答え合わせをしっかりやる



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2017 慶應中等部の算数

【1】小問4題 計算2題 場合の数 数の性質
【2】小問4題 速さ、食塩水、割合、ニュートン算
【3】小問4題 表面積、相似形、角度、回転体
【4】速さ 小問2
【5】容積 小問2
【6】数の性質 小問2
【7】条件を整理する問題 小問2
問題数7問は例年より少なめだが、小問数20問。各問5点で100点満点。

5番、7番がやや難しいが、全体的には平明だったので、合格点は高めだったと推察されます。
例年通り、解答欄は独特の形式になっているので、解答欄を確認しながら答える練習も必要。


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寮のある学校の狙い


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歴史の出題形式


6年生の教室から
宿題のない塾



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中等部、算数の入試傾向

試験時間45分 満点は100点。 出題は7題~9題。小問数20問程度の出題です。

中等部は受験人員が多いため、機械的に採点できるように解答形式が独特になっています。例えば3分の1という分数も分母ア 分子イとしてア イの数字で答えることになっているので、答えが出た後、その形式に合わせて解答用紙に記入することが求められます。これがミスを起こしやすい部分があるので、練習しておいた方が良いでしょう。

途中経過は一切関係ありません。したがって部分点採点は一切ありませんので、ていねいに解答する必要があります。

計算問題は例年2題。小問20問程度で45分ですから1問あたり2分から3分。かなり忙しい試験と言えます。

問題は全体的に平易。基本的な出題が多くなっていますが、近年6番前後から多少問題の難度を上げて、上位者の中でも差がつくように工夫しています。前半が平易な問題である分、ここでミスをするとなかなか厳しい。やさしい問題だからといって油断せず、確実に正答を出すことが求められています。

頻出する範囲としては比と割合、規則性、数の性質、グラフ、速さ、図形、場合の数。出題範囲に偏りはなく、幅広く出題されています。短時間で確実に得点を積み重ねる力が必要でしょう。

男子御三家の出題と対局にあり、問題数を多くして差が開くように工夫しています。したがって問題は平易であるが、計算は比較的面倒で、それなりに計算力は必要です。

過去問を練習するとともに、スピーディーに正確に解くという練習をしていきましょう。ただ、いたずらにあわててしまうとミスが多くなります。中等部は小さなミスが大きな差につながりやすいので、とにかくていねいに解き上げる練習を地道に続けてください。


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要らないところはたくさんある


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第262回 すべての解法を覚える必要はない


6年生の教室から
わからなくなったところを見つける



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慶應湘南、算数の入試傾向

3月18日慶應入試説明会のお知らせ

45分、100点満点。 出題は6題。
例年1~4と5番、6番で難度に差が出ます。同じ問題を帰国生も受験するので、ある程度差がでるように前半4題はやさしめに、後半2題は難しめに、という構成になっています。5番、6番の2題は慶應3校の中で一番、問題の難易度が高いでしょう。
計算問題は例年2題。最初の2問は一行問題に近い出題。後半にしたがって難易度が増してきます。

頻出する範囲としては規則性、数の性質、グラフ、速さ、図形、比と割合。

図形と規則性についてはほぼ毎年の出題されますが、難易度にばらつきがでます。前半4題の中で出題される場合は若干、やさしめ。後半2題で出題される場合はなかなか難しくなります。

中等部や普通部に比べて問題数が少ないので、1問に対する配点が高くなっていますので、ミスが出ると失点の幅が大きくなります。したがって前半4題はきっちり得点して、5番、6番で半分は得点するようなイメージをもって解いていきましょう。

後半の5番、6番は問題文も長く複雑になっていますが、しかし小問に分かれている問題の中にはすぐ答えが出る問題も少なくありません。ですからしっかり考えて、自分の得点できるところを確実にとるというていねいさが合格のポイントになるでしょう。


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質問しない子


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カリキュラムから外れる


6年生の教室から
出題傾向は変わらないのか?



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普通部、社会の入試傾向

3月18日慶應入試説明会のお知らせ

試験時間は30分。100点満点。解答用紙は変形A3版。幅はほぼA4の縦と同じ。解答を書く欄によって長さは毎年、いろいろですが、解答を書く場所は50個以上ありますから、結構忙しい問題でしょう。

大問は5~6題。例年地理と歴史で大問2題ずつ。残りが公民と現代社会という割合で、やはり地理と歴史の比重が高い出題といえます。

地理に関しては地図に関する主題が比較的多く、また各校で最近減少しているある地方に集中した問題も出題されます。特に河川や山脈、山地などは単に知識として覚えるだけでなく、それがどの場所にあるのかも十分に確認してください。また地図の読み取りも良く出題されます。地図記号や等高線、など他校の類題も合わせて練習すると良いでしょう。また注意しておきたいのが鉄道や道路です。つい、覚えるとなると川の名前や平野の名前になってしまいますが、鉄道がどこを走っており、例えばある鉄道から見たときこの山脈はどちら側に見えるのか、なども考えておきましょう。

ただ、知識の細かさはそれほどでもなく、頻出する内容がほとんどです。ただし、現代社会に関する出題は年々増加しており、注意が必要です。秋以降、時事問題の整理はしっかりしておきましょう。

解答形式は選択式、単語解答がほとんどです。記述は1~2題程度で、それほど長くはないので、用語解答と大きく変わりはありません。

歴史の特徴として、やはり江戸幕末から明治にかけて、慶應創立のころの問題が比較的出題されやすく、また福澤諭吉に関する問題も少なくありません。まずはこの時期を集中して勉強しておくと良いでしょう。

世界地理については、歴史や現代社会の問題としてたまに出題されることがあります。話題になったときに地図を見て位置を確認する、という作業はつねにしておくと良いでしょう。

対策としては、まずしっかり過去問をやりこむこと。そうすると、良く出題される範囲がわかってきますので、その知識をまず正確に覚えること。また同様のテーマを他校の入試問題からピックアップして練習してみると良いでしょう。


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今の学習法の間違い


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5年生から上位校を狙う


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解き方、考え方はいろいろ



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普通部、理科の入試傾向

3月18日慶應入試説明会のお知らせ

普通部の理科の特徴はなんといっても生物関係の出題でしょう。

普通部の理科教育においてフィールドワークが重要視されていることから、これに関する出題が多くなっています。受験参考書にあまりのっていない生物が問題になることがあり、図鑑などを見ておく必要があります。また観察眼という視点での問題が多いので、スケッチなども要求されます。したがって、単に知っているだけでなく、どう表現するかも考えておかなければいけなません。

しかし出題は生物だけに限られることではなく、これ以外にも天体や地学範囲の問題が多くなっています。逆に力や水溶液などの計算問題は、それほど多くはありません。

試験時間30分で100点満点。かなり忙しい試験といえます。近年大問5〜6問程度。1問5分程度で解答をしていかなければなりません。選択式の問題が多いものの、スケッチ、記述など解答形式もいろいろあるので、勉強はまず過去問をしっかりやりながら、出題の形式に慣れることでしょう。

出題に特徴があるため、生物に関する関心が高いことは有利になります。実際に自分で生物を飼っているなどの経験はプラスになるでしょう。また、調理に関する問題が出題されることがあります。カレーライスの作り方、調味料の問題など、理科の内容を聞く問題ではあるものの、多様な生活体験を求めています。例えば野菜を切ったときの断面、実のなり方など身近な野菜や果物を観察したことがあるかどうかを問われたりしていますので、十分注意が必要でしょう。

過去問がある程度終わったら、他校の生物の問題だけを電話帳から取り出して、勉強していきながら生物の知識を増やしていくと良いでしょう。

生物にとどまらず、基本的な知識からいろいろ発展して考えさせる出題が多い学校ですので、「あ、知らない」とあきらめるのではなく、何かヒントがないか、粘り強く考えていく姿勢を身につけることが大切です。


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時間効率


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容積に関する問題


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中学受験のテキストは入試問題からできる



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