中学受験」カテゴリーアーカイブ

偏差値と問題の難度

一般に中等部の偏差値は高いところに設定されていますが、その割に問題はやさしい、と言われます。

確かに御三家各校に比べれば難度はそれほどでもないかもしれない。

しかし、だからといって合格は難しい。特に女子はそうでしょう。人数が少ないから、かなり高いところに合格点があると言えます。

ということは求められているのは正確さ、ということになる。ちょとしたミスが不合格につながりかねません。

問題がそれほど難しくはない、と油断してはいけないのです。

とにかく気を抜かないで、ていねいに解く。

難しくない、と思う部分がミスにつながることは良くある話なので、気をつけてください。

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できなくて良いことはたくさんある


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
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6年生の教室から
終わらせることに気を取られない


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国語は選択肢と書き抜き中心

湘南の問題に100字作文が出てくるので、どうしても記述対策に目が奪われがちなのですが、3校を通して見ると、やはり選択肢と書き抜きの問題の方が多いのです。

したがって、ここを訓練する必要がある。

中等部の場合はさらに国語の知識問題が出てくるわけですが、それはもう少し後でも良いでしょう。今はとにかく文章読解で、選択と書き抜きの問題を徹底的に練習しましょう。

何を練習すれば良いか?

過去問です。

出題するのはそれぞれの学校の先生ですから、出題する流れというか、論理的な組み立てがある。ここにこう書いてあるから、この答えになる、というような倫理をしっかり見届ける必要があります。

国語については、やはり先生に習うのが一番でしょうが、しかし、お父さん、お母さんがその分析をしてもそれなりに役に立ちます。

ぜひ過去問を一緒に解いてみてください。その流れがわかってくると、実は国語の得点はかなり安定してきます。


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オンラインで教えてみると


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
脱線する子


5年生の教室から
解法を覚える、は危ない





パターン問題は出題されるが

慶應の問題を見ていると、典型的な一行問題、と思える問題が結構たくさんあります。

ところが、良く見てみると微妙に違ったりする。あ、これはミスをしそうだ、と思える問題も多いのです。

決して難しいという問題ではないが、やはりそれなりに差をつけないといけないところがあるので、単純にすぐ答えが出るという問題でもない。

やはり問題文を慎重に読み、確実にできるようにしておく必要があります。そのためにはまず元となる一行問題、パターン問題の取り組みが不可欠。

それぞれの塾でまとめの算数が出ていると思いますが、なるべく薄めのものを用意して、まずは仕上げてみるのもひとつの方法でしょう。


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戦略の中心は学校別対策


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
塾のペースと自分のペース


5年生の教室から
言葉の意味がわかってない?





慶應以外を受けるのは御法度?

面接があるということで、やはり他の日も慶應を受けていないと不利なのかしら、と思われていたとすれば、そういうことはありません。

自分の学校が第一志望であるか、ということはちょっと気にすることではあるかもしれませんが、しかし、男子が3校受験するのもなかなかしんどくなっているのだから、そんなことは学校は百も承知です。

なので、他の受験校は気にしなくてかまいません。早稲田であろうと、立教であろうと、受験校であろうと納得のいく学校を選んでください。

以前は、まだ普通部と中等部しかなかったころ。二次試験の結果で、重複合格はありえませんでした。

どちらかの合格しかない。

これは当然、普通部と中等部がいっしょに決めていた時期があった、ということです。

しかし、最早そんなことはない。普通部は受験生が中等部を受けているかどうかもわかりません。(システム的にはわかると思いますが。)

だから心配せずに、我が家としての受験校ラインナップを考えてください。


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暗記ノートを作る


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
このスケジュールは無理だ


6年生の教室から
個の成長の違いを認識する





4科の試験だけでは決まらない

普通部は日程の関係から、本来二次試験でやることを全員に課します。したがって、1日の拘束時間が非常に長いことになるわけですが、やはり4教科の合計点だけでは合否を決めません。

もちろん4教科の合計点が大事であることは間違いありません。が、つねに「出願書類の内容、4教科の試験、面接、体育実技を総合的に見て合否を決める」と説明されている。だから今までの塾の成績通りに合格するか、といえばそうでもないところがあるわけです。

例えば塾の偏差値では逆転しそうもないな、と思える子の合否が逆になることはあるわけです。だから、不透明感がある、という印象を持たれるかもしれませんが、もとよりそういう視点で入試を行っているのだから、そういうものとして対応していかないといけない。

即日に合格発表をする学校が多い中で、湘南や中等部はさらに二次試験まで行っているわけですから、学校もそのくらいエネルギーを使って試験を行っている、ということなのです。

何が決め手になるか、ということでいえば、いろいろな要素があります。もちろん4教科の点数が良いというのは有利であるが、絶対ではない、ということを前提にして、面接、出願書類等、万全の準備をしていきましょう。


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同調圧力


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不要不急を控え、なるべくオンライン


6年生の教室から
受験勉強はきりがない





語彙や知識の準備

普通部、中等部、湘南と国語の問題を比較してみると、やはり明確に傾向が違います。

中でも中等部は語彙やことわざ、慣用句、文学史、短歌、俳句、脚本といった分野の問題が良く出題されています。

最近は、短歌や俳句を作れ、というような問題も出てきていますから、自ずと対策をしていかなければならないわけですが、実は類題を探すのが難しい。

というのは、あまり昨今の他校の入試ではこのような問題が出題されない。

だいたいは、物語文の読解、説明文の読解、漢字の書き取り、というパターンが多く、詩の読解も問題を探すのが大変になります。

なので、どんな問題が出るかというのは、まず過去問をあたるしかありませんが、次に考えられるのはやはり語彙やことわざ、慣用句などを並べたテキストです。

実は「どうせ忘れるから」とか「あまり出ないから」ということであまり力を入れて勉強していない部分があるのですが、中等部は違います。

したがって、テキストのこのテーマは一度整理して、覚える材料を作っていきましょう。

まだ覚えるのは先ですが、これはデータを集めるのが結構苦労します。 テキストの該当部分をどんどん切り貼りして、暗記のテキストを作ってみてもいいかもしれません。

こういう準備はちょっと早めに動いた方が良いでしょう。よし、秋にこれを覚えるぞ、という感じになればいいのではないでしょうか。


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地力をつけるには


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先生が変わることに慣れさせる?


6年生の教室から
学校別出題傾向の分類(社会編)





部活が志望理由?

普通部の第2グラウンドを通ると、野球部が練習をしていたりします。

野球部の人数は相変わらず多い。サッカー部も多いようですが、慶應の運動部はそれなりに練習をしっかりさせるところがある。

基本的に大学の体育会とつながっているところはあるわけで、例えば野球のユニフォームは中学も高校も大学も同じ、だからそれなりにみんな意識はあるのかもしれない。

しかし、じゃあ、六大学で活躍できるか?と言われればそれは相当練習してもらわないといけないでしょう。ただ、実際にみんな良く練習はしていると思うのです。

付属校のメリットではありますが、やはり学業以外にいろいろなことを挑戦する機会は多いだろうと思います。別にスポーツにとどまらず、大学にはたくさんの部活動があるわけだから、それにつながっているところがあるわけで、音楽、美術、みんなそれぞれに熱心にやっています。

逆にそれぐらいがんばれる時間があるということであって、それが志望理由につながっている子も少なくない。

例えばラグビーを小学生でやっている子は、部活でラグビーをやりたい。しかし、ラグビー部がある学校は少ないし、また後後ジャパンクラスまで活躍できる学校、ということになると、またいろいろ考える要素が出てくる。

それで慶應を志望する子は決して少なくありません。

大いに自らの夢を膨らましてがんばってもらいたいと思います。


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視点の転換


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
自分のやり方にこだわる子


6年生の教室から
学校別出題傾向の分類(国語編)





英語が得意なら

最近は小学生でもいろいろなキャリアを持っている子どもたちがいます。

一般に英語ができるのは帰国子女と思いがちですが、日本でずっと英語を勉強してきて、英検2級を持っている子もいたりする。

したがって、そのキャリアを入試に活かしていくことは決して悪い話ではないでしょう。

慶應湘南も2019年の入試から一般生でも国語算数英語の3教科受験ができるようになりました。

こういう受験スタイルは帰国子女枠としてしか機能していなかったところがありますが、一般生にも向けられたのがひとつ画期的な部分と言えます。

とはいえ、湘南の英語、なかなか難しいですが、これで2年分過去問も出てきたので、実際に英語が得意なら試してみてもよいのではないかと思います。


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中和に関する問題


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計算用紙よりもノート


6年生の教室から
多少なりとも楽観的に考える





条件は全部使っているか?

算数の問題文を読んでいると、条件がいくつか出てきます。

特に速さなどは、文章が長く、実際に内容をつかむまでに時間がかかります。しかし、解いていきながら、どうしてもわからないときがあります。

ところが、そういうときに結構多いのが、「条件を使っていない」場合です。

すべての条件を使って、解けるという問題がほとんどなので、使っていない条件があれば、解けないに決まっています。

ところがそういうミスを犯す。

なぜかというとチェックしていないからです。

そこで、問題文に下線を引きます。

条件と思われるところには全部。そして記号をつけておきます。

そして解いていく。使ったらその条件を消す。あとからでもかまいません。

それで解けないときに、使っていない条件が見つかります。また使っていない条件がわかった時に、逆にヒントが見つかることが多いのです。

確認のために、これもぜひ日頃問題練習をするときから、身につけておくと良いでしょう。


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電熱線に関する問題


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自習室に頼らずに


6年生の教室から
ドジノート





過去の事例をひっくり返す

組み分けをどうしても気にしてしまう理由に、「クラスによって合格ラインがはっきりしている」というのがあるかと思うのです。

まず女子ですが、慶應中等部、湘南ともなかなかの難関です。2月2日に湘南、2月3日に中等部、その後4日が湘南の二次、5日が中等部の二次、というスケジュールですから、2校受けるとなると2月1日の合格がほしい。で、そこに女子御三家を持ってくる受験生が多いと思いますから、やはり女子御三家に合格できるランク、ということになります。

だから慶應の合格というよりも、まずは御三家の合格ということを考える傾向にあり、塾の指導も御三家に力が入る。だから、御三家合格ラインはこのクラスまでと言われるとやはり、そこに入ることがひとつの目標になるでしょう。

しかし、入試レベルや出題傾向はやはり御三家とは違うので、御三家に行けるレベルに越したことはないが、そこにいなくても合格しています。

女子でもそうですから、男子の場合はさらにはっきりしている。男子御三家の出題とは全く違いますから、御三家の対策はまったく必要ない。御三家クラスから多少かけ離れていても合格者は出てきます。

男子の場合、3校受験することはできますが、それだと他の学校が受けられなくなるので、どれか1校をやめるケースが増えていますが、そのとき選ぶのはやはり安全校であることが多いので、慶應にターゲットを絞ることができる。

組み分け試験で上位にいなくとも、それなりの対策をしっかり取れば十分に合格できるのです。

とはいえ、ここ3年、~クラス以下からは合格者は出ていない、などと言われると、それはそれで気になる部分があるでしょう。

しかし、実際に合格したいと思うのであれば、最早そこで逡巡してもしかたがない。

慶應合格のためにどんな勉強をするか、ということに切り替えて勉強していくことが大事でしょう。


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自由な校風で遊びすぎないか?


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