中等部の理科は選択型でした。
ここ数年、国語や社会では選択型の問題以外の問題を出そうという試みが続いていますが、理科は一貫して選択型一本だったものの、ここにきて、一応何問か、用語解答をするようになりました。
中等部の答案は左と右に分かれます。
理科はこれまでは左だけで済んでいましたが、ここ数年右側も必要になってきました。
とはいえ、やはり選択型がほとんどを占めます。
形式はそうなのですが、内容は毎年工夫が凝らされています。
実験の問題を出すこともあれば、植物の割と細かい問題を出すこともあります。ただ、これは慶應全体に言えることですが、あまり難しい計算問題を出すよりはやはり生物や地学のような実際に観察をして考える問題を出題することが多いようです。
中等部の問題は25分で50点満点ですが、問題数が案外多く、スピーディーに解いて行かなければいけないところがあります。実験の問題のときなどは説明の文章が長くなってくるので、当然25分間でやるのはなかなか大変です。
で、50点満点で多くの受験生が7割は最低とってくるような感じなので、このラインは絶対に崩さないようにしておく必要があります。特に生物、地学の問題については知識をしっかり覚えてください。
生物といえば普通部、と思われますが、しかし中等部も割と生物の出題は凝っていると思います。