さて、最後は社会です。
理科と同様、25分 50点満点。
今年は大問7題でした。
小問の数でみると、28問。したがって1問1点、ないし2点の配点という感じです。 2012年は大問7題。 2011年は大問6題ですから、だいたいこのくらいの問題数で推移してきています。
社会は大きく3つの分野に分かれることになります。地理、歴史、公民・現代社会ですが、それぞれ2題ずつ出題して、ボリュームのバランスからもう1問のテーマが決まっている感じです。
地理は、1問が地図の関する問題が最近は多く、もう1問が地誌的問題。今年は【1】、【2】と地理で【1】が地図の読み取り、【2】が九州地方の地誌でした。
今年の歴史は【3】~【5】の3題。ただ【4】の小問が2題しかありませんでしたから、分量的にはほぼ地理と同じぐらいでしょう。
【6】、【7】は国会と憲法でした。
したがって今年はバランスが良く3分野から出題されていて、記述が少なく、時事問題の出題はありませんでした。記述問題は例年、もう少し出題されるイメージがあったのですが、今年は「ねじれ国会」を説明するものだけでした。
知識の問題レベルはそれほど細かいものではありませんが、しっかりとした基礎知識は求められています。歴史年号は並び替えの問題が出題されることが多いので、必須ですし、地理、歴史、公民ともに幅広く出題されていますから、穴のないように勉強していかなければなりません。
以前は統計データから自分の考えを述べたり、時事や国際社会に関する問題も多かったのですが、ここ数年は少し簡明になってきている印象を受けます。
ただ、そうなってくると平均点が上がってくるので、また変わってくる可能性が高いでしょう。
いずれにしてもまず基礎的な知識をしっかり覚えること。地図の出題頻度が高いので、地図の見方について練習をしていくこと。日本と世界の関係についてニュースなどに気を付けること。の3点が要注意かと思います。
社会については、基礎的な知識を覚え始めるのが夏休み以降でしょうから、並行して過去問をやりながら知識の精度をあげて確認するとともに、問題演習をしながら自分の知識を深めていけば良いでしょう。
「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)
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