月別アーカイブ: 2019年3月

普通部だけ

各塾の学校別特訓を見ていると、慶應普通部は良くでてくるが、湘南や中等部の学校別特訓というのはまずない。同様に、栄光や聖光のように2月2日の学校の学校別特訓もあまり見たことがない。

東京・神奈川の塾の場合、学校別特訓は2月1日校に限られることが多いのです。

もちろんすべての学校に対して学校別特訓を作ることはできません。しかし、2日校や3日校があっても悪くはないと思うのですが、多くの生徒はまず1日校を受験する。

そしてもし合格するとそれで受験が終了することになる可能性がある。つまり対策をしても合格する前に受けない、という選択が出てくる可能性があるのであれば、まずは1日校に絞った方が良い、ということなのです。

しかし、第一志望が普通部という子ばかりではない。男子でも湘南が第一志望という場合もあるだろうし、中等部志望の女子は御三家を受けるだろうが、しかし本当は中等部の対策をしっかりやりたいと思っているところはあるのです。

慶應に特化する塾を作ろうと思ったのは、そういう要望が以前から強かったからです。そこから現在の慶應進学館になりました。

同じ慶應でも学校別の傾向は3校とも違います。したがって、それぞれの学校に合わせた学校別特訓が必要で、慶應進学館は6年生の秋には「普通部特別」「湘南特別」「中等部特別」にさらに細分化されます。

いろいろな学校と対策がかぶるところはありますが、しかし、やはりそれぞれの学校に向けた対策を組んだ方が効率的で、オリジナル教材と学校別バインダーで6年の秋に一気に得点力をつけていきたいと思います。


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志望校を決めると成績が上がるのは


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6年生の教室から
1ヶ月の差


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長い文章

今年の慶應湘南の物語文は「あずかりやさん 桐島くんの青春」)(大山淳子)でした。

物語文自体は、それほど難解なものではなかったものの、問題はその量。文章量で考えると、A4の2段組のページにして8ページ分。小問は9問ですから、それほど多くはないものの、しかし、その内容を見ていると、やはり全文を読まないとできない、と思われる問題がありました。

試験時間は45分。言葉の問題と作文、長文読解2題という形がほぼ決まっているものの、その文章内容の分量はどんどん長くなってきているのです。

したがってその長い文章をいかに短時間で読み取るか、ということがこれからの課題になります。

これは国語ばかりではなく、理科や社会でも資料が長くなる可能性もあります。ですから、どんどんそういう長い文章を読み取ることになれていかないといけない。これは案外、塾では見落とされていることです。

塾の授業時間内で終わる文章量はある程度限りがあるからです。なので、その分は自分である程度フォローしていかないといけない。

国語の過去問の勉強をはじめてみると、最初は間に合わないことがほとんどです。ただ、それを練習していくことによって課題が解決されていく。ですから、どんどん練習を始めていきましょう。


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調子の悪い時期はうまくやり過ごす


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いかに絞り込むか


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2019 湘南結果

昨日、慶應湘南が今年の結果を発表しました。

一般枠
募集定員 70名
志願者数 441名 男子 231名 女子210名
一次受験者数 394名
一次合格者数 186名
二次試験受験者数 165名
二次試験合格者数 82名
繰上げ合格者数 17名 
入学許可数 99名
入学予定者数 男子33名 女子43名 計76名

帰国枠
募集定員 30名
志願者数 198名 男子110名 女子88名
一次受験者数 160名
一次合格者数 80名
二次試験受験者数 79名
二次試験合格者数 36名
繰上げ合格者数 6名
入学許可数 42名
入学予定者数 男子14名 女子20名

最終的に入学予定者は女子が男子を大きく上回り
男子 47名 女子63名
という結果になりました。

また慶應義塾横浜初等部から106名、慶應義塾幼稚舎より2名が進学します。


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中和に関する問題


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6年生の教室から
自分だけの学校別特訓


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図形は頻出テーマ

平面図形、立体図形は今年も3校で出題されました。毎年間違いなく出題されるテーマですから当然力をつけておかないといけない。

図形の勉強をするにあたって最も大事なことは自分で図を描くということです。

問題には当然図が描かれていることが多く、子どもたちはその図にいろいろ書き込みながら、解いているわけですが、その図だけで解ける問題ばかりではありません。しかもその図が決して正しいわけではない。

だから常に自分で簡単に図を描けるようにしておいてほしいのです。

ちょうど今図形や相似形を勉強しているわけですから、この時期になるべく自分で図を描く。そのためにはノートは大きく使う。小さな図を書いていると、決してヒントをつかめない。やはりそれなりに大きなスペースでものを考えていくことが大事です。

それともうひとつ大事なのが空間図形。

空間把握能力というのは、絵を描くことから生まれます。図を描くことのできる子は空間把握能力がついてくるのです。一方図を描けない子は、空間が今ひとつよく把握できていないから、立体の切断面などは良くわからなくなることが多いもの。

今年の普通部の最後の問題も、実際に切って組み立ててみればわかりますが、頭の中でやるということになるとなかなか厳しい。

一つの問題をいろいろな角度から図を描いてしっかり理解できるようにしていくと良いでしょう。


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これでわかる理科シリーズ


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ロークラスが続くなら


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基礎を磨く

今月で算数の新しいカリキュラムが修了する塾が多くなりました。

以前に比べれば半年早く終わったことになるわけですが、では、それが充分にマスターできているか、ということについてはしっかり確認をしていかなければなりません。

算数の基礎とは、いわゆる一行問題と考えて良いでしょう。

いろいろな問題集に基本問題として載っている問題、といってもいいかもしれません。これらの問題が、そのまま入試に出るというわけではないが、それを使っていろいろな問題を解くことができます。

例えば速さについて、同じ距離を走る時間の比の逆比が速さの比になります。

太郎君はAからBまで3時間、次郎君はAからBまで4時間かかりました。太郎君と次郎君の速さの比を求めなさい。

というような問題になるわけですが、これがこのままの形で入試に出ることはあまり多くはありません。しかし、長い問題文の中で、二人がどこかで同じ距離を動いている時間がわかれば、ここでこの基礎を使うことができ、二人の速さの比を求めることができます。

つまり、こういう道具をそこそこすべて持ち合わせること、が基礎の完成になるのです。

この基礎の完成はできれば夏休み前には終えたいところです。夏休み以降、これらの基礎を使っていろいろな入試問題を解く練習をすることになるのだから、今のうちにその道具を身に付けていくことが算数の力を上げることにつながります。

できる問題は、もちろん繰り返す必要はありません。できない問題だけピックアップしてできるようになればいい。

ああ、これはこう解く問題だ、ということがわかっていれば、あとはそれを使えるようにする方へ進んでいけるので、今はその力を磨いてください。


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