勉強のポイント」カテゴリーアーカイブ

スピード

慶應の問題は3校とも、それほど難しいという問題が出題されているわけではありません。

しかし一方で、問題数はかなり多い。例えば中等部の50点満点の理科社会については35問程度ある、というような感じ。これで25分間の試験時間ですから、1問1分未満みたいな感じです。

ということになると、スピードをつけなければいけない、という感じになって、「もっと早く解きなさい」と言ってしまっているのではないでしょうか。

しかし、子どもたちにスピードを上げさせることは難しいのです。

むしろ急がせてしまうと逆効果になってしまう。結果として正解率が上がらない。

むしろ正解率が下がってしまう、ところがあるのです。

ではどうすればいいか?

まずはスピードよりも正解率を優先するのです。間に合わない問題は仕方がない。しかし、解いた問題は全部正解、にしていく。すべての問題に手をつけて正解率が7割であるならば、7割の問題に手をつけて正解率は100%にする。そういう練習を積むのです。

同じ70点のように思えますが、実は正解率が上がらない子は、本番で着手率が下がったときに点数がまとまらない。しかし、最初から着手率に目標をおかず、正解率に目標をおけば多少手をつけた問題が少なくとも、正解率が100%な分、得点が安定するので、そういう子は合格するのです。

正解率を上げるにはきちんとしたルーティンを実行する必要があります。できる子どもたちでもミスはしますが、彼らはルーティンを実行していく中で、自分の間違いに気が付く。そして試験時間内に修正するから、結局間違えない。正解率が高くなるのです。

その練習をせずにただひたすら問題数を解いていても、決して成果は上がりません。どう解けば正解率を上げられるか、に集中してください。昨年合格した生徒も、短期間に正解率を上げていきました。残りの時間はわずかでも練習によって大いに結果を変えることができます。


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記述対策

湘南では作文が出題されます。

この作文は、いろいろなテーマがあるので、なかなか対策が難しい部分がありますが、やはり文章を書き慣れている、という資質が必要になります。

自分は何を考えたのか、その考えは具体的にどんなことなのか。

これをシンプルに説明できることが必要であり、別に名文を書くことを求められているわけではありません。

で、それ以外の記述ということになると、国語、社会、理科で出題されていますが、どれもそれほど文章としては長いものではなく、むしろいかにシンプルに説明できるか、という能力が問われています。

これは、湘南の作文と通ずることがあり、大事なことは「わかりやすく」説明することです。

説明は自分でわかっていることを相手に説明するので、どうしても自分勝手になりやすく、そこが「わかりにくく」なる部分です。

10字から20字ぐらいの範囲でまとめなければいけないので、なかなか語彙が豊富でないといけない部分がありますが、過去問を中心に練習して力を伸ばす以外にはないので、まずは「自分の答えをしっかり書く」ということに集中してください。

その上で、答えとの違いを考えます。何が違うのか、を考えることで、使わなければいけないことばや根拠を明確にしていくと、次第にどう書けばいいかの参考になります。

最後にきちんと答えを清書してください。清書は写すことによって、もう一度その文章をしっかり考えることになるので、なかなか有効な練習です。この積み重ねで文章力が向上するので、少しずつ実践してください。
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漢字指定
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学校別対策クラス

塾の学校別対策クラスというのが、東京・神奈川の場合どうしても2月1日校に焦点が置かれます。

したがって慶應の場合だと普通部に関する学校別対策クラスばかりになる傾向になる。神奈川の場合だと栄光や聖光を第一志望とする生徒は少なくないわけですが、これらの学校別対策クラスがないケースが多い。この子たちは概ね麻布の学校別特訓に配置される傾向が多いでしょう。2月1日に麻布を受けるでしょ?というのがその理由ですが、別に麻布をうけない場合もある。

例えば普通部を受けて、2日に栄光を受ける、という場合も当然あり得るわけですが、じゃあ、普通部クラスに行くか?といえばやはりそうではないだろうと思います。

女の子の場合、2日の湘南が第一志望で、1日は少し易しめの学校にしようという戦略の場合、学校別対策のクラスを選びようがなくなる。女子の場合は御三家を中心に学校別対策が組まれる塾がほとんどなので、こういう受け方に対応していない。だから大方「女子学院」にしましょうか、みたいな話になってくるのです。

だから学校別対策というのは、塾任せにできないところがある。

「この学校を受ける」と決めたにもかかわらず、他の学校の対策ばかりをさせられている子どもたちは少なくないので、やはり家庭での対策を中心にした方が良さそうです。

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個別指導の問題点
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復習の優先順位
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まず書き慣れる

湘南は百字作文もあるし、入学後たくさんのレポート提出があるので、当然のことながら記述力は必要になります。

で、みんな、最初から書けるのか、といえばそんなことはない。やはり書いているうちに書き慣れてくる。さらにいろいろな文章を読んでいるうちに自分の中でもインプットが蓄積されて、自分の書いているものの良い、悪いが判断できる。そしてさらに自分の文章に磨きがかかる、というステップを踏んでいくのです。

したがって、大事なことは「まず書く」ということでしょう。

しかし、子どもたちの答案を見ていると最初はやはり「空欄」が多い。これではまったく進歩がないのです。

別に合っていようが、いまいがそんなのどうでもいいから、空欄だけはやめる。

国語はできる限り空白を残さない。これに徹していきましょう。そうすると書くことが苦痛ではなくなり、良い循環に回り始めますから。

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ついていけない
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子どもたちに受験経験はないから
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字を書いて覚える

暗記カードで、いろいろな知識を覚えている子も少なくないでしょう。

表に問題、裏に答えが書いてあるわけですが、それを一枚、一枚めくりながら勉強すること自体は、案外効率の良い勉強の仕方ではあるのです。

ただし、それはただ見て答えを頭の中でうかべ、合ってる、という流れだけにしてはいけない。

できれば書いて答えるべきです。

織田信長という文字が頭の中に浮かんだとしても、正確に書けなければテストでは○がつかない。

実際に模擬試験の答案などを見ていると、正確に字を覚えていない子が多いものです。

人名にしろ、地名にしろ、正確に書けないと行けないので、知識は書いて覚えるようにしましょう。
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合格点
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夢中になる時間
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