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記述対策

湘南では作文が出題されます。

この作文は、いろいろなテーマがあるので、なかなか対策が難しい部分がありますが、やはり文章を書き慣れている、という資質が必要になります。

自分は何を考えたのか、その考えは具体的にどんなことなのか。

これをシンプルに説明できることが必要であり、別に名文を書くことを求められているわけではありません。

で、それ以外の記述ということになると、国語、社会、理科で出題されていますが、どれもそれほど文章としては長いものではなく、むしろいかにシンプルに説明できるか、という能力が問われています。

これは、湘南の作文と通ずることがあり、大事なことは「わかりやすく」説明することです。

説明は自分でわかっていることを相手に説明するので、どうしても自分勝手になりやすく、そこが「わかりにくく」なる部分です。

10字から20字ぐらいの範囲でまとめなければいけないので、なかなか語彙が豊富でないといけない部分がありますが、過去問を中心に練習して力を伸ばす以外にはないので、まずは「自分の答えをしっかり書く」ということに集中してください。

その上で、答えとの違いを考えます。何が違うのか、を考えることで、使わなければいけないことばや根拠を明確にしていくと、次第にどう書けばいいかの参考になります。

最後にきちんと答えを清書してください。清書は写すことによって、もう一度その文章をしっかり考えることになるので、なかなか有効な練習です。この積み重ねで文章力が向上するので、少しずつ実践してください。
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漢字指定
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学校の教科書
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学校別対策クラス

塾の学校別対策クラスというのが、東京・神奈川の場合どうしても2月1日校に焦点が置かれます。

したがって慶應の場合だと普通部に関する学校別対策クラスばかりになる傾向になる。神奈川の場合だと栄光や聖光を第一志望とする生徒は少なくないわけですが、これらの学校別対策クラスがないケースが多い。この子たちは概ね麻布の学校別特訓に配置される傾向が多いでしょう。2月1日に麻布を受けるでしょ?というのがその理由ですが、別に麻布をうけない場合もある。

例えば普通部を受けて、2日に栄光を受ける、という場合も当然あり得るわけですが、じゃあ、普通部クラスに行くか?といえばやはりそうではないだろうと思います。

女の子の場合、2日の湘南が第一志望で、1日は少し易しめの学校にしようという戦略の場合、学校別対策のクラスを選びようがなくなる。女子の場合は御三家を中心に学校別対策が組まれる塾がほとんどなので、こういう受け方に対応していない。だから大方「女子学院」にしましょうか、みたいな話になってくるのです。

だから学校別対策というのは、塾任せにできないところがある。

「この学校を受ける」と決めたにもかかわらず、他の学校の対策ばかりをさせられている子どもたちは少なくないので、やはり家庭での対策を中心にした方が良さそうです。

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個別指導の問題点
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復習の優先順位
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まず書き慣れる

湘南は百字作文もあるし、入学後たくさんのレポート提出があるので、当然のことながら記述力は必要になります。

で、みんな、最初から書けるのか、といえばそんなことはない。やはり書いているうちに書き慣れてくる。さらにいろいろな文章を読んでいるうちに自分の中でもインプットが蓄積されて、自分の書いているものの良い、悪いが判断できる。そしてさらに自分の文章に磨きがかかる、というステップを踏んでいくのです。

したがって、大事なことは「まず書く」ということでしょう。

しかし、子どもたちの答案を見ていると最初はやはり「空欄」が多い。これではまったく進歩がないのです。

別に合っていようが、いまいがそんなのどうでもいいから、空欄だけはやめる。

国語はできる限り空白を残さない。これに徹していきましょう。そうすると書くことが苦痛ではなくなり、良い循環に回り始めますから。

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ついていけない
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子どもたちに受験経験はないから
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字を書いて覚える

暗記カードで、いろいろな知識を覚えている子も少なくないでしょう。

表に問題、裏に答えが書いてあるわけですが、それを一枚、一枚めくりながら勉強すること自体は、案外効率の良い勉強の仕方ではあるのです。

ただし、それはただ見て答えを頭の中でうかべ、合ってる、という流れだけにしてはいけない。

できれば書いて答えるべきです。

織田信長という文字が頭の中に浮かんだとしても、正確に書けなければテストでは○がつかない。

実際に模擬試験の答案などを見ていると、正確に字を覚えていない子が多いものです。

人名にしろ、地名にしろ、正確に書けないと行けないので、知識は書いて覚えるようにしましょう。
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合格点
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夢中になる時間
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ルーティンを身につける。

ルーティンとは、一定の手順と言う意味ですが、慶應の場合、算数は他校に比べても問題数が多く、1問1問はそれほど難しい問題というわけではありません。

したがって、ミスが非常に大きく影響します。せっかくわかっていたのに、問題を読み違えた、計算間違いをした、というミスが出てくると合格ラインに届かなくなってしまいます。

基本的なルーティンは3つ

1 問題の条件と思われるところに下線を引いて確認する
2 計算はその場で見直す
3 答えが出たと思ったら、もう一度問題文を確認する

1については、できないなあ、と思ったらこのルーティンが役立ちます。使っていない条件があることが多い。したがって使ったかどうか、条件をチェックしてみると、意外に「なんだあ」と解けてしまったりするのです。ですから常に問題文と照らし合わせることが大事です。

2については、ひっくり返す検算はしなくていいので、その場で計算を見直して、間違ってないかどうかを確認して進んでください。これが子どもにはできない。特に「急ぎの虫」が強い子はそうです。でも、間違った計算のまま進んで、人数が分数になったりして、気づくのでは時間のロスが出ます。だから確実に確認して進めていくことが大事。

3については、一番ミスを犯しやすいのが「できた!」と思ったときだから必要なのです。出たのはA君の分速だったが、出さなければいけないのはB君の時速だったりする。最後の詰めを誤らないように注意しなければなりません。

過去問や模擬試験を通じて、このルーティンを身につけていくと、だんだんミスが減ってきます。できる子も間違えるが、こういうルーティンを通じて自分のミスを訂正するから、最終的に間違えない。この違いは大きいので、ぜひ練習してください。

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新刊「子どもを慶應義塾諸学校に入れる」(田中貴)
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