中等部」カテゴリーアーカイブ

男女のバランス

普通部は男子校ですから、女の子は関係がない。しかし、普通部に3年いて、どうしても男子校がいやだったら、慶應湘南かニューヨーク学院には行けます。

一方、湘南は男子と女子の数が同じです。横浜初等部は男子の方が若干多いので、中学からの入学者は女子の方が多い。女子の方ができるから、まあ、ちょうど良い、というところがあるのでしょう。

ところが中等部は男子と女子の数を同じにはしない。

男の子の方が多いのです。これは戦後すぐに男女共学校として運営してきた中等部独自の考えに拠るものです。中学生は基本的に女の子の精神年齢が高い。だから、女の子と男の子を同じ数にしてしまうと、女の子の方が強くなる。

その通りだと思うのです。ただ湘南はそれでも男女を同数にすることにこだわっている。

ということで、3つの学校には。この点でもスクールカラーが変わってくるのです。その分、湘南の男子は女子に対する耐性ができていると言えなくもないでしょうか。

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第431回 一人一台時代へ


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
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5年生の教室から
教えることよりも





中等部の社会

試験時間は25分。満点50点。
大問5題~6題。小問60程度なので1問1分未満という忙しいテストになります。

出題は地理、歴史、公民、現代社会の4つのテーマが各1問ずつ。地理については、他校で減少しつつある、各地方の特質に関する問題が出題され、地図問題も多くなっています。

地理の知識については必ず地図上でその位置を確認しておくことが重要です。記号式の解答がかなりの割合を占めます。

受験者が多いテストであるため、採点の手間を簡略化しているからですが、最近は地図に位置を示す記号を書き込んだり、記述で答えを書いたりする形式の問題も増えています。

問題の形式は単問形式が多く、時事的な内容も含まれていて、案外細かくなっています。

また世界地理や時事問題の出題も目立ち、また「学問のすすめ」に関する出題など福沢諭吉に関する知識はしっかり整理しておきましょう。

似たような問題が続けて出題されることが考えられる学校なので、過去の出題についてしっかり勉強しておきましょう。

地理について、鉄道や道路などの知識も不可欠です。問題文を読みながら地図を思い浮かべられるように練習してください。


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テストは相対評価を脱しないとしばらくできない


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6年生の教室から
志望校を決めた方が成績は上がる





中等部の理科

算国配点の半分、50点満点の出題。試験時間は25分。大問は5問ないし6問。小問は40問程度になるので、かなり忙しい問題といえます。

大問が5題程度なので、一応、物理、化学、生物、地学の4分野が万遍なく出題されています。2012年は1番が月、2番が温度、3番が電気、4番が水溶液、5番が生物となっていました。頻出する範囲としては植物、水溶液、力のつりあい、天体、電気などです。

すべてが記号選択式です。近年社会や国語では記号式だけでない問題を出題しようという流れになっているようですが、理科は記号選択ばかりになっています。

あまり細かな知識は必要ありませんが、理科全般の基本的な知識はきっちり覚えておく必要があります。

全体的に実験、観察、観測問題が多く、その結果を問う問題が出題されているので、実験問題に対する練習は必要です。

同様に生物や、気象や天体の動き、地学範囲も与えられたデータや観察、実験から特徴を読み取るなどの問題が出ているので、類題を練習しておきましょう。また化学などの実験装置については、しっかりとした基礎知識が必要です。

生物では普通部とは違い、身近な良く見る植物が出題されています。水溶液は出題頻度が多いので整理しておきましょう。


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熱に関する問題


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6年生の教室から
ゴールデンウィーク中の授業について





中等部の算数

試験時間45分 満点は100点。 出題は7題~9題。小問数20問程度の出題です。

中等部は受験人員が多いため、機械的に採点できるように解答形式が独特になっています。例えば3分の1という分数も分母ア 分子イとしてア イの数字で答えることになっているので、答えが出た後、その形式に合わせて解答用紙に記入することが求められます。これがミスを起こしやすい部分があるので、練習しておいた方が良いでしょう。

途中経過は一切関係ありません。したがって部分点採点は一切ありませんので、ていねいに解答する必要があります。

計算問題は例年2題。小問20問程度で45分ですから1問あたり2分から3分。かなり忙しい試験と言えます。

問題は全体的に平易。基本的な出題が多くなっていますが、近年6番前後から多少問題の難度を上げて、上位者の中でも差がつくように工夫しています。前半が平易な問題である分、ここでミスをするとなかなか厳しい。やさしい問題だからといって油断せず、確実に正答を出すことが求められています。

頻出する範囲としては比と割合、規則性、数の性質、グラフ、速さ、図形、場合の数。出題範囲に偏りはなく、幅広く出題されています。短時間で確実に得点を積み重ねる力が必要でしょう。

男子御三家の出題と対局にあり、問題数を多くして差が開くように工夫しています。したがって問題は平易であるが、計算は比較的面倒で、それなりに計算力は必要です。

過去問を練習するとともに、スピーディーに正確に解くという練習をしていきましょう。ただ、いたずらにあわててしまうとミスが多くなります。中等部は小さなミスが大きな差につながりやすいので、とにかくていねいに解き上げる練習を地道に続けてください。


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じっくり考える


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6年生の教室から
全部書くのも悪い方法ではない





中学単独校と中高一貫校

普通部も、中等部も実は中学だけの単独校です。

したがって最上級生は中学3年生ということになる。その後、進む高校を再度選ぶことができます。

男子は、塾高、志木高、湘南、ニューヨーク学院、女子は湘南、女子高、ニューヨーク学院。

一方、湘南は唯一、中高が同じ校舎にあるので、高1、2、3と言わず 4年生、5年生、6年生といいます。

中高が同じキャンパスにいるから、上下の関係がさらに濃くなることは間違いなく、部活も中高では別々に活動しても、つながりは小さくありません。

中学3年生になってもまだ下っ端、という感覚はあるだろうが、しかし、それが中高一貫校のメリットでもある。

つまり先輩の姿を見るということが、いろいろな意味でプラスになるところはあるのです。

こういう風に勉強する、とか、こういう風に生活するみたいなことが間近に見えるとまねられる。何事もまねることから始まるところはあるわけで、そのお手本が目の前にあるのが湘南の良さでもあるのです。


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何ができるようになればいいのか


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6年生の教室から
今は時間を計らない