「中等部」カテゴリーアーカイブ

中等部、理科の解答形式

ここ数年、中等部の国語や社会では、単に記号式ではない問題が作られています。

国語などは自分で俳句を作ってみたり、社会でも記述問題が出題されたりしていますが、理科はそういうものがありません。

比較的選択式の問題が多く、選択肢はすべて数字。また、理科計算で答えをだす問題はあまり出題されていませんが、出る場合も算数の解答形式に準じています。

例えば$$\frac{2}{3}$$を答える場合は、$$\frac{a}{b}$$という形にして、a=2 b=3と答えるようになっています。小数の場合はアイ.ウという解答形式が用意されていて、12.7と答える場合は、ア=1、イ=2、ウ=7のようにすべて数字で答えるようにできています。

これは、中等部の受験者が多いので、なるべく採点の手間を減らす目的で行われています。

選択の問題が多い、ということは自分で記述を書いたりするよりは答えが出しやすいと考える受験生は多いでしょうが、しかし、このすべて数字というのが結構ミスを引き起こす。

つまり、どの解答欄にどの数字をいれたか、ということをしっかり確認して書いていかないと、ひとつずれただけで全部間違う可能性があるのです。

採点は極めて機械的に行われますので、ひとつずれていても、「あ、ずれてるかなあ」ということで救済してくれるようなことはない。その解答欄に正しい答えが書かれていなければ、×になります。

したがって、解答用紙を使って、必ず解答欄を確かめながら書いていく練習をしてください。

ちょっとしたミスで失敗することのないように、注意して作業することが重要です。

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川崎市立川崎中高一貫校
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次は絶対できる!
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中等部、算数の解答の書き方

中等部の算数の解答用紙には以下の注意書きがあります。

中等部の採点は答えだけです。その分、書き方が独特で、特にミスが起きやすいのが分数でしょう。

したがって、中等部の過去問は絶対、解答用紙といっしょに練習してください。

普通に3分の1と答えが出ても、それを正しい形式に書けなければ得点にはなりません。

特に本番では急いでやっている分、こういうところでミスが出やすい。せっかく正答が出ているのに、書くところを間違えては意味がありません。

中等部の場合、解答用紙の欄から自分の答えが正しいかを類推することもできます。したがって解答用紙を使って、ミスなく解いていく練習をしていきましょう。

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力のつりあいの問題
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突然成績が下がったら
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文学作品に関する問題

2013年 慶應中等部の問題です。


次のア~ウは、有名な文学作品の冒頭である。これらの作品の登場人物を、後の1~9からそれぞれ一つ選び番号で答えなさい。

ア 親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る。

イ「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊した大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指しながら、みんなに問をかけました。

ウ 越後の春日を経て今津へ出る道を、珍らしい旅人の一群が歩いている。母は三十歳を臆えたばかりの女で、二人の子供を連れている。姉は十四、弟は十二である。

1 厨子王(ずしおう) 2 健陀多(かんだた)  3 仙吉(せんきち)4 瀬(せ)川丑(うし)松 

5 善太 6ジョバンニ  7 赤シャツ  8 メロス  9 コベル君


以前、演劇のせりふとその題名を選ぶ問題がありましたが、今年は文学作品の一部から登場人物を選択する問題でした。

文学作品の問題といえば、題名と作者、というのが一般的ですが、それはあくまで知識の問題。本当に読んでいるか?ということを大事にすれば、当然、こういう問題も出てくるでしょう。

たまたま、問題演習で該当する作品を読んで、それを覚えていた、というのであれば、まあ、幸運ですが、そううまくいくものでもありません。

最近は、一般的に考えられる塾の対策を越えて、本当の国語経験を求めている、というような印象の強い問題が出題されるようになりました。

やはり小手先の対策よりもやはりしっかり読書を続けておく、ということの方が大事でしょう。

ア は夏目漱石の「坊ちゃん」、したがって7の赤シャツ。

イ は宮澤賢治「銀河鉄道の夜」、6のジョバンニ。

ウ は森鴎外「山椒太夫」。1の厨子王。

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角度を求める問題
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10月までは不得意分野克服を
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中等部の体育館

普通部の校舎が新築されることになり、また昨日お話した通り、湘南も南校舎が完成しました。では、中等部は?

平成23年に体育館が新築されています。中等部は女子高と同じく、三田にあるので、綱町グラウンドがあるものの、普通部や湘南に比べて校地に余裕はありません。

校地の壮大さでいうと志木高などはなかなか恵まれているが、しかし、三田にある以上仕方がない。そこで、狭い敷地でもいろいろなスポーツや経験ができるように作られたのが新体育館です。

体育館の他にプールや小・中の体育室、セミナールーム、和室などがあるので、いろいろなクラブで使われています。

都会の学校はどうしても大きなグラウンドがとれない分、縦に積み重ねた体育施設になりやすいですが、しかし、工夫すればまたいろいろな機会が得られるものだなあと思います。

フェンシングや馬術など他の中学にはなかなかないクラブ活動もあります。

各校とも敷地を最大限に活かしながら、日々いろいろな機会を子どもたちに与えているようです。

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オープンキャンパス
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マイペースな子
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ペーパークロマトグラフィー

2013年 慶應中等部の問題です。


フェルトペンやボールペンに使われるインクには、水に溶けやすい水性インクと水に溶けにくく油類に溶けやすい油性インクがあります。また、それぞれのインクには様々な色素が使われています。これらのインクをろ紙の端から数cmのところにしみ込ませ、その端をガラス容器に少量入れた液体に浸すと、液体がろ紙にしみ込みながら上がっていき、液体の上昇とともにインクの含んでいる色素が移動していく(展開という)のを観察できます。このとき、色の上がる速さは、その色素の、用いた液体(展開液)への溶けやすさやろ紙との結びつきやすさによって変わることが知られていて、この方法で色素の種類を調べたり、混ざっている色素を分けたりすることができます。このような実験方法をペーパークロマトグラフィーといいます。この方法を用いた次の実験1、2の結果を参考にして、あとの問いに答えなさい。

〔実験1〕展開液として、水、液体A、液体Bを用いて、赤色のインク(ア)~(エ)を展開させたところ、下の図のような結果になった。(×はインクをつけた位置、点線は展開液の上がった位置を示す。)

                                        
〔実験2〕展開液として、液体A、B、C、Dのうちの2種類を用いて、次の手順で、緑色、紫色、茶色の油性インクをそれぞれ展開したところ、次の図1~3のようになった。

(1)赤色のインク(ア)と(イ)の説明として、正しいものを次の中から選びなさい。
1(ア)は水性インクで、(イ)は油性インク
2(ア)は油性インクで、(イ)は水性インク
3(ア)も(イ)も水性インク
4(ア)も(イ)も油性インク

(2)赤色のインク(ウ)と(エ)を水を用いて展開したときの様子を下の1~4の中からそれぞれ選びなさい。

(3)【1】~【3】に示す2種類の色のインクに共通して含まれる色素の色を次の中からそれぞれ選びなさい。

    【1】緑色と紫色 【2】緑色と茶色  【3】紫色と茶色

 1 赤   2 青   3 黄   4 ピンク  5 オレンジ

(4)緑色、紫色、茶色のインクに含まれる色素のうち、液体Bに最も溶けやすい色素の色を次の中から選びなさい。

 1 青   2 黄   3 紫   4 茶   5 ピンク


(1)実験1で水の結果からアは展開しているのに対してイは展開していません。
したがってアは水に溶ける性質をもち、イはそうではないことがわかります。
(答え)1

(2)ウとエは水での展開をしていません。したがって水で展開したアとイの性質と似ているかどうかで考えればいいことになります。
液体A、Bの展開を通じてアはエと似ていて、イはウと似ていることがわかります。
したがってウは水では展開しないので、1、エは展開するので4ということになるでしょう。3は途中が切れているので、展開の性質が違います。
(答え)ウ 1 エ 4

(3)緑色の展開の結果は図1より青と黄色です。 紫色は図2より紫とピンクと青が入っています。また茶色は図3から茶色とピンクと黄色が入っています。

したがって緑と紫に共通しているのは青。

緑と茶色に共通しているのは黄色。

紫と茶色に共通しているのはピンク。

(答え)【1】 2 【2】 3 【3】 4

(4)液体Bは図1から図3では左から右に展開しています。
右側に広がった黄色とピンクですが、より右側に行ったのは黄色ですから、黄色が一番とけやすいことがわかります。
(答え)2


問題自身は実験内容と結果を良く読めば、わかるものでしょう。
大事なことは、「これは習ってない」などと考えないことです。実際に意外な問題が出題されることはあるが、当然、それは受験生であれば解ける、と考えて出題しているわけだから、あわてない。じっくり問題と向き合う姿勢を鍛えていきましょう。

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ことばの壁
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公立中高一貫校から学ぶこと
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野菜の問題

植物や動物の問題は慶應は少なくありませんが、しかし、やはり子どもたちにとって身近なものを考えています。例えば野菜については、過去、良く出題されてきました。

普段何気なく見ている果物や野菜も、多くの子どもたちにとっては調理された後のものしか、知らないことが多い。だから、こういう問題を出されると困ってしまうわけです。

以下は平成22年の中等部の2番


私たちは季節によっていろいろな野菜や果物を食べることができます。次の問いに答えなさい。

(1)下のあ~き は東京で出回る果物の旬の時期を示しています。あ~き にあてはまる果物をあとの選択肢からそれぞれ選び番号で答えなさい。

 1 イチゴ  2 カキ  3 サクランボ  4 ナシ
 5 ミカン  6 モモ  7 リンゴ

(2)次の野菜の主に食べるところは植物のどの部分ですか。あとの選択肢から選び番号で答えなさい。

 く:オクラ  け:キャベツ  こ:ゴボウ  さ:ジャガイモ  し:タマネギ

 1 根  2 葉  3 茎  4 果実  5 種子  

(3)次の中からキャベツと同じ仲間の植物の組み合わせを選びなさい。

 1 ゴボウとダイコン  2 ゴボウとブロッコリー
 3 ゴボウとレタス   4 ダイコンとブロッコリー
 5 ダイコンとレタス  6 ブロッコリーとレタス

(4)次の中からジャガイモと同じ仲間の植物の組み合わせを選びなさい。
 1 カボチャとキュウリ  2 カボチャとナス
 3 カボチャとピーマン  4 キュウリとナス
 5 キュウリとピーマン  6 ナスとピーマン


出てきている野菜や果物はどれも食卓に上がるものばかりでしょう。これは知らないという子は少ない。しかし、季節感となると心もとなくなる。最近は1年中見られるものが多くなったから、かえって厄介かもしれません。

(3)(4)はちょっと難しいかもしれません。キャベツはアブラナ科ですから、ダイコンが花からピンとくればいいですが。ついレタスを選んでしまいそうですが、これはキク科です。

(4)ジャガイモはナス科。ピーマンもナス科です。

いずれにしても、本当に身の回りで知っている植物、動物に気を付けておくのが、中等部の生物のポイントと言えるでしょう。

(答え)
(1) あ 1 い 3 う 6 え 4 お 2 か 7 き 5
(2) く 4 け 2 こ 1 さ 3 し 2
(3) 4
(4) 6

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学校選びの妙
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慶應中等部 学校別対策の考え方(4)

試験時間は25分。満点50点。
例年出題は大問が5題から6題出題されます。例年は50題前後の小問が出題されることが多く、かなり忙しい試験になっています。

今年の出題は大問が7題。
小問数は24問程度。大問【6】と【7】は小問に分かれていませんでしたが、だいたい1問が2点程度の配点ということになります。

【1】と【2】が地理の問題。
【3】と【4】が歴史の問題。
【5】が裁判員制度。
【6】が国民の祝日。
【7】がオリンピック招致に関してイスタンブールとマドリードの国名を答える問題でした。

【6】の国民の祝日についてはこちらに解説しました。

中等部の解答用紙は左と右に分かれていて、左は記号式、右は記述式です。左側は誰でも採点できるような問題で、右側は教員が採点する解答欄になっています。

例年左側の解答欄が多かったのですが、今年は右側も書く量が多い問題となりました。

特に【2】で50字以内で書く記述問題が出題されていたのが目を引きましたが、全体としてはやはり記号、選択式の問題が圧倒的に多くなっています。

【1】は地理の段問ですが、基本的な問題でそれほど難しくはありません。
【2】は「まいまいず井戸」に関する問題。富士山の噴火で関東ローム層が形成されているため、多摩地域の北部や埼玉県西部ではローム層を斜めにすりばち状に掘り進み、その底で垂直に井戸を掘る、という2段階の掘り方をしなければ水源にあたりません。関東ローム層が崩れやすいために、垂直に掘り進むことが難しいからですが、それに関する説明が文章中に出てくるので、問題としてはそれほど難しくはなかったでしょう。

【3】は歴史の選択問題。知識のレベルは基本的な問題ばかりでした。
【4】は遺跡や文化に関する選択問題ですが、これもそれほど難しくはなかったでしょう。

【5】は裁判員制度。これも基本的な適語選択の問題になりました。

【6】と【7】は右側の解答欄を使って答えます。国民の祝日は、やはりうろ覚えのところがあったかもしれません。【7】の国名はすぐ書けた生徒が多かったのではないでしょうか。

全体としては簡明な問題が多く、やはり高得点の勝負になっただろうと思います。

中等部の社会は全般的に分量が多い年が多いのですが、今年はそれほどでもありませんでした。

対策としては、まずしっかり基礎的な知識を身に付けるということに尽きるでしょう。あまり細かい内容は出ませんが、歴史については並べ替え問題が出ますので、年号を含めしっかりと覚えていくことが必要です。

今年は地図の問題が出題されませんでしたが、地図は頻出事項ですから、地理や歴史の勉強をするときに地図帳を横に置いて、位置を確認しながら知識の精度を深めていってほしいと思います。

受験者が多いテストであるため、これまではほとんど記号式の試験でした。しかし、最近は地図に位置を示す記号を書き込んだり、記述で答えを書くなど、右側の解答欄を使う形式の問題も増えています。

ただ、多くの問題はまだ選択式なっています。時事問題や世界地理に関する出題もあり、範囲は広くなっているので、しっかりと基礎知識を覚えるところから始めましょう。

慶應ですから福澤諭吉に関する知識もしっかり覚えてください。

その上で過去問や他校の問題を解いて、さらに知識を深めていきますが、それほど細かい内容を問われることは少ない反面、資料を読み取ったり、今年の国民の祝日のような常識的な問題を出題することが最近増えてきています。

単に知識を覚えていれば何とかなる、というところから少し変わってきつつありますので、過去問をしっかりやりながら、出題傾向に慣れていってほしいと思います。

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第一志望を決める時期
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終わらせる子
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慶應中等部 学校別対策の考え方(3)

中等部の理科は25分、50点満点。

大問は5問ないし6問。小問は40問程度になるので、時間は十分ではないかもしれません。物理、化学、生物、地学の4分野がそれぞれ1問ずつ。それに実験をからめた問題が出されている年が多いようです。

今年の問題も全部で大問5題。

【1】は昆虫の問題。テーマは昆虫の特徴。

カマキリ、チョウ、カブトムシ、トンボ、セミですから比較的特徴のはっきりした昆虫なので、さほど難しくはなかったのですが、それでも卵、幼虫、さなぎ、成虫と成長していく時期は不確かな子が多かったかもしれません。

【2】は食塩水を凍らせた後、半分ぐらいとけたところで、固体と液体に分ける実験。
結露に関する問題が2問。
残り3問は、半分ぐらいとけたときの固体と液体でどちらの方が食塩が多いか、ということを元に考えます。この3問は最初を間違えると全部間違えてしまう可能性があったでしょう。

水は水の分子同士が結合して凍ります。しかし、食塩水の場合は食塩が溶けて、水と水の結合を邪魔するので、凍る時は凍りにくく、水より低い温度でなければ凍りません。逆にとけるときは濃い食塩水ほど早く溶けていきます。

ここを間違うと、点数がまとまらなかったので結構難しかったと思います。

【3】はペーパークロマトグラフィーに関する実験。
論理的に実験結果を考えなければいけない問題です。知識は全く必要ないので、思考力を問われました。

【4】は植物の実の問題。
今の子どもたちがここまで葉の種類を見分けられるか、といえば甚だ難しいと言えるでしょう。

詳しくはこちらから。

【5】ふりこと物体の運動の問題
実験結果から仮説を導いて、そこから予測を立てる問題でした。

今年は全体的に理科は難しかったのではないかと思います。解答形式はすべて記号選択式です。近年社会や国語では記号式だけでない問題を出題しようという流れになっているようですが、理科は記号選択ばかりになっています。

全体的に実験、観察、観測問題が多く、その結果を問う問題が出題されているので、実験問題に対する練習は必要でした。

理科計算は決して多くありませんが、しかし、考えさせる問題が増えてきています。ただ知識を知っていれば良い、というのとだいぶ違ってきていますので、ここ数年の過去問をやってみて、出題傾向に慣れてほしいところです。

一通り知識の勉強が終わったら、他校の過去問を含め、実験と観察に関する問題は適宜練習を深めていってください。仮説の立て方、対照実験の考え方など論理的に考える力が求められてきていますので、ひとつひとつの問題をていねいに復習しながら、考え方をマスターしてほしいと思います。

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溶解度の問題
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本物を見に行こう
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慶應中等部 学校別対策の考え方(2)

試験時間45分 満点100点。

そのうち2題が長文読解で、残りが知識問題や自作問題になります。

自作問題というのは、ここのところ増えてきたもので、自分で俳句を書いたり、手紙文を条件に合わせて自作するものです。

これまでどうしても、記号式の問題が多かったので、このような問題を出題することによって受験生の評価を多様化する狙いがあるのでしょう。

文章読解については物語文と説明文2題というパターンが多いのですが、年度によっては一問のみで後はすべて知識問題になるときもあります。

2013年の問題は【1】が説明文。言葉の力についての説明文です。出典は問題文には掲載されていません。
小問は11問。多くは選択の問題になっています。

選択問題の内容は慣用句の意味、表記の間違い、語句の意味、接続語、四字熟語、のように内容文の読解とは別に知識を問う問題が半分近くありました。また内容に関する問題はすべて選択肢の問題となっています。

問題の難度としてはそれほど難しいものではなりませんが、言葉はかなり詳しく知っていることが必要でした。

例えば「名は体を表す」などの表現がすぐ出てくる語彙力が必要とされています。

【2】も御伽草子に関する説明文。

小問は6問。
問1は接続詞の選択、問2は熟語の意味、問3は設問中に出てくる短歌の区切れ。問四は短歌の中の「上の空」に関する解釈。
問5は文中の表現の解釈、問6は文を適切な文中の場所に入れる問題、となっています。

これはここのところ、非常に傾向として明確になってきている特徴で、文中の読解よりもことばの問題に比重がかかっていると言えるでしょう。

【3】は小問が2題。問1が表現の誤りを指摘する問題。問2が文学作品に関する問題。ただし作品名を答えるのではなく、登場人物を答えるということで、難しさを感じた受験生も少なくなかったかもしれません。

【4】は前句付。自作問題。
問題の詳細はこちらから

【5】は漢字書き取り。
書き取り20題は他校ではあまり見られない分量。中等部の漢字の書き取りはかなり難しい部類ですが、今年はそれほどでもなかったかもしれません。

中等部の国語はとにかく言葉、俳句、文学史、など他校にはあまり見られない、知識の問題が多い。その分、かなり語彙が豊富である子には有利であり、この語彙はやはり読書によって培われるべきもの、という考えが根底にはあります。

この傾向は長年続いているので、来年変わります、というようなものではありません。したがって、まずは語彙力をつける、ということで多くの文章を読む機会を増やしてください。暗記テキストは後半がんばればいいが、あまり暗記テキストに乗らないようなものを出題しようという狙いが明確にあります。

したがって、知識の暗記はもちろん練習するが、それ以上に国語の読解練習をしながら、語彙を増やしていくということが必要でしょう。

また漢字、熟語、ことわざ、外来語など幅広く知識が出題されています。また近年川柳、俳句、短歌、歌舞伎、文学作品に関する知識も求められるようになってきているので、これらに対する関心を深めて、過去問を中心に練習してください。

特に短歌、俳句、川柳の問題はここのところ大変増えているので注意が必要でしょう。

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慶應中等部 学校別対策の考え方(1)

慶應中等部は、300点満点。算数、国語が100点、理科社会が50点という傾斜配点になっています。以前から受験生が多いので、やはり採点の時間を短縮するために、答えだけを書く問題になっています。特に解答用紙のひとつのマスにひとつの数字を書きますから、例えば答えが4桁であれば数字を書く欄が4つ書いてあるので、自分のミスには気が付きやすいと思います。

試験時間は45分で、大問7題程度。

今年の出題は以下のようになっていました。

【1】は計算2題と縮尺、数の性質の単問 計4題。

【2】小問4題。平均算、濃度、速さ、比

【3】小問4題。比と図形2題、図形の移動、容積

【4】比と割合 

【5】影の問題

【6】数の性質

【7】図形と場合の数

昨年は【6】から明らかに難度が変わる、というような印象でしたが、今年は4番からの後半4題の難度はそれほど変わりませんでした。全体としては昨年よりやや簡明になっていたのではないかと思います。

ということは、算数ではあまり差がつかなかった可能性があり、もし算数でミスが出ると、逆に離されてしまったかもしれません。

特に傾向が変わったということはなく、例年通りだったのですが、難問に欠けた形になったのではないかと思います。ただ、全体としては問題数も多いし、45分間で8割程度の得点は欲しいので、やさしい問題だからといって油断せず、確実に正答を出すことが求められています。

頻出する範囲としては比と割合、規則性、数の性質、グラフ、速さ、図形、場合の数。

出題範囲に偏りはなく、幅広く出題されています。短時間で確実に得点を積み重ねる力が必要でしょう。他の同レベルの偏差値の学校に比べれば、全体として出題は簡明ですが、たまに面倒な問題が出ることもありますし、とにかくミスをしないように正解率を高くする工夫はどうしても必要です。特に女子は一次合格数が141名と男子の半分以下になりますから、ていねいに解く力をつけてください。

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平面図形の問題
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本を読む母、読まない母
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