ここ数年の中等部の入試問題を見ていて、やはり「本物を見る」ということに多少なりともこだわりがあるように思えます。
確かに今の子どもたちは受験勉強を通じていろいろな知識を覚えることになるわけですが、知識としては知っていても本物は見たことがない、というものが結構多いでしょう。
文化財もその候補のひとつですが、例えば動物や植物も同じ観点で考えると、ことばとしては知っていても「見て区別をつけることができるのか」といえばそんなことはないかもしれない。
中等部は文学史の問題も良く出題されるのですが、例えば「文学作品」=「作者」という知識で単に覚えていて、きっと本は読んでいないだろう、ということから「主人公の名前」を問う問題が出ていたりするわけです。
歌舞伎や能に関する問題が出るのも、そういう背景があるかもしれない。
なので、せっかくのゴールデンウィーク、本物を見に行くというのも大事な経験かもしれません。博物館、水族館、昆虫園、植物園、歌舞伎、能、アイデアは結構あるかもしれない。
むしろそういう機会を持つことで勉強にも興味が持てるようになると良いと思います。
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5月13日 中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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