普通部は4教科の配点が、各100点の400点満点。
湘南、中等部は算国が100点、理科社会が50点の300点満点。
やはり傾斜配点になると、算数で決まりやすくなります。理科社会は半分しか点数がないし、問題数も多いから1問が1点きざみ、という年が多いのですが、しかし、算数はそんなに問題があるわけではないので、1問の配点が5点とか10点になります。
算数1問できないと、社会10問ぐらいになってしまうので、やはり算数ができるのが有利になります。
しかし、各教科均等配点だと、やはり4教科のバランスが良くないといけない。普通部はまさにその典型だろうと思います。調べてみると、案外均等配点というところは少ない。算国の傾斜配点が多いのです。だから、そういう学校はやはり算数が物を言うところがあるわけですが、均等配点になると算数ができても、理科、社会ができないと合格できない、という面があります。
しかし、4教科のバランスをとる、というのはなかなか難しい。
というのも、やはり子どもたちには好き嫌いがあります。理数系が好きな子は、国語は面倒だと思うし、国語が好きな子が算数が好きにはなかなかならない。
そこで塾としては、なるべく毎週均等にやらせる、ということを考えがちなのですが、しかし、このやり方はさらに子どもの好き嫌いを増幅してしまう可能性があります。
子どもは、できれば好きになります。得意だと思うと、がんばる。国語が好きな子は、国語の成績が良い子であることが多い。その分、算数ができないから、国語にさらに傾斜してしまう。
だからその分、どこかで一点突破しないといけないのです。しかし、均等に時間が配分されると、なかなか1科目に時間をかけられない。だから、その子の点数の傾向はなかなか変わらない、ということになるのです。
普通部を受験する場合、やはり4教科のバランスが良くないと合格しにくい面があります。だから、今のうちに不得意だと思う教科は時間をかける必要がある。特に算数と国語については、そのどちらかが不得意、というケースが多いので、多少時間配分を考えて一点突破をはかってください。
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