月別アーカイブ: 2019年5月

水溶液に関する問題

2019年慶應中等部の問題です。

次にあげる(A)~(D)は、物質の変化が起こる実験や物質の性質を調べる実験の方法と結果を示したものです。あとの問いに答えなさい。
(A) うすい塩酸に水酸化ナトリウム水溶液を加えた液、炭酸水素ナトリウム(重そう)にうすい塩酸を注いでできた液、それぞれをゆっくり加熱して水を蒸発させると、同じ形の結晶が残った。
(B)(ア)のつぶにうすい塩酸を注いだとき、(イ)片を水酸化ナトリウム水溶液に入れたとき、いずれも気体が発生した。それぞれの気体を試験管に集めてマッチの火を近づけると、いずれもボンツと音がして試験管がくもった。
(C) 火をつけたろうそくを集気びんに入れて、その火が消えた後、石灰水を入れて振ると白くにごった。炭酸水素ナトリウム(重そう)に塩酸を注いだときに出てきた気体を試験管に集めて石灰水を入れて振ると、同じように白くにごった。
(D) うすいアンモニア水にBTB液を加えておき、そこにドライアイスを入れると、白いけむりのようなものが出て、液の色が(ウ)を経て黄色になった。
(1)(A)の実験で結晶として残った物質の名前を漢字2字で書きなさい。
(2)(ア)と(イ)にあてはまる物質名をそれぞれ次の中から選びなさい。ただし、(ア)と(イ)には同じ物質名は入れないものとします。
 1 アルミニウム   2 石灰石      3 炭素
 4 鉄        5 銅        6 ミョウバン
(3)燃えたときに、(C)の実験のように石灰水を白くにごらせる気体ができない物質を次の中から選びなさい。
 1 エタノール    2 紙        3 砂糖
 4 スチールウール  5 灯油       6 メタンガス
(4)(D>の実験で出た白いけむりのようなものは何ですか。次の中から選びなさい。
 1 アンモニア    2 水蒸気      3 水のつぷ
 4 空気       5 二酸化炭素    6 ドライアイスのつぶ
(5)(ウ)にあてはまる色の変化を次の中から選びなさい。
 1 青から赤     2 青から緑     3 赤から青
 4 赤から緑     5 緑から青     6 緑から赤
(6)次のうち、加熱して液体を蒸発させたときに固体の物質が残るものを次の中から選びなさい。
 1 アンモニア水   2 エタノール    3 塩酸
 4 オキシドール   5 石灰水      6 炭酸水
(7)BTB液を加えたときに青色になるものを(6)の選択肢から2つ選び、番号の小さいものから順に書きなさい,

【解説と解答】
(1) できた固体は食塩。久しぶりに中等部で答えを書く問題が出ました。
(解答)食塩
(2)アが鉄 イがアルミニウム。
(解答)ア4 イ1
(3)燃えて二酸化炭素が出ないのは、スチールウール。酸化鉄になります。
(解答)4
(4)水のつぶが見えています。
(解答)3
(5)アルカリ性から中性に変わるので、2
(解答)2
(6)固体が溶けているのは5だけ。
(解答)5
(7)アルカリ性の水溶液はアンモニア水と石灰水。
(解答)1・5

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学習記録


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慶應進学館 夏期講習のお知らせ

慶應進学館は、以下の日程で夏期講習を行います。小6生は頻出事項をまとめるとともに、それぞれの志望校に合わせた問題演習に取り組んでいきます。小5生はいよいよ入試で最もよく出るテーマを中心にした、基礎力の徹底を図ります。お子様に最適な学習スタイル、時間割の中からご都合のよい時間帯をお選びください。なお、小6慶應スタディールームオンラインは本年自由設計となります。受講の仕方などご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
慶應普通部・中等部・湘南藤沢中等部合格に向けて慶應進学館で有意義な夏休みにしてください。

くわしくは以下のパンフレットをご覧ください。

2019慶應進学館 夏期講習のお知らせ

【お申込み方法】
この申込書に必要事項を記入の上、FAXにてお送りください。なお各時間帯とも定員になり次第締め切らせていただきます。

【受付開始】
内部生 2019年5月13日(月)午後1時~
外部生 2019年5月20日(月)午後1時~

過去問の優先科目

過去問を進めていくうえで、まずできるのは国語でしょう。

国語の読解問題というのは、毎週何らかの問題が各塾のテキストで出てくるとは思うのですが、概ねどこかの過去問であることが多いので、どうせやるのであれば自分が受ける学校をどんどんやっていった方が良い。

それにやればやるほど、出題形式がわかってくるから、塾でやるときもこの問題は似てるからがんばろう、みたいな気持ちも出てきます。

しかし、やはり一番大事なのは算数でしょう。

多くの塾ではそろそろ算数が終わりに近づいている(あるいはカリキュラム上はすべて終わっている)段階ですから、どんどんやろうと思えばできる。しかし、実際には忘れていることも多いのです。え、こんなことも覚えてないの、と思うことがあるかもしれませんが、しかし、まあ2年以上やってきているわけだから、そう何でも覚えている、というわけではない。

だからできなければ、しっかり解説を読んでやり方を確認することです。覚えていないことがあれば、その段階でしっかり覚えなおす。こういう過程が積み重なっていけば、しっかり復習になるのだけれど、やはり自分が受ける学校の問題でやれば、気合も入るでしょう。

まずは夏休みまでに、算数と国語をがんばりましょう。それだけでも進めば、夏休みの勉強は楽になります。

やるべきことは後半になればまた新たに増えるので、今進めるところは確実に進んでください。


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難しくなってきた


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展開図を組み立てる


6年生の教室から
生徒のレベル


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~クラス以下からは合格者はいません、と言われるが・・・。

組み分けをどうしても気にしてしまう理由に、「クラスによって合格ラインがはっきりしている」というのがあるかと思うのです。

まず女子ですが、慶應中等部、湘南ともなかなかの難関です。2月2日に湘南、2月3日に中等部、その後4日が湘南の二次、5日が中等部の二次、というスケジュールですから、2校受けるとなると2月1日の合格がほしい。で、そこに女子御三家を持ってくる受験生が多いと思いますから、やはり女子御三家に合格できるランク、ということになります。

だから慶應の合格というよりも、まずは御三家の合格ということを考える傾向にあり、塾の指導も御三家に力が入る。だから、御三家合格ラインはこのクラスまでと言われるとやはり、そこに入ることがひとつの目標になるでしょう。

しかし、入試レベルや出題傾向はやはり御三家とは違うので、御三家に行けるレベルに越したことはないが、そこにいなくても合格しています。

女子でもそうですから、男子の場合はさらにはっきりしている。男子御三家の出題とは全く違いますから、御三家の対策はまったく必要ない。御三家クラスから多少かけ離れていても合格者は出てきます。

男子の場合、3校受験することはできますが、それだと他の学校が受けられなくなるので、どれか1校をやめるケースが増えていますが、そのとき選ぶのはやはり安全校であることが多いので、慶應にターゲットを絞ってくることができる。

組み分け試験で上位にいなくとも、それなりの対策をしっかり取れば十分に合格できるのです。

とはいえ、ここ3年、~クラス以下からは合格者は出ていない、などと言われると、それはそれで気になる部分があるでしょう。

しかし、実際に合格したいと思うのであれば、最早そこで逡巡してもしかたがない。

慶應合格のためにどんな勉強をするか、ということに切り替えて勉強していくことが大事でしょう。


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算数の出題傾向に合わせる


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私立から公立に戻る子


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連休明け


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問題が読めてない?

慶應の算数は1問1問がそれほど難しいわけではありませんが、しかし、量はそこそこ出ているので、試験時間内に8割ぐらいの得点を出そうと思えば、やはりそれなりに忙しい。

で、つい急いだためにミスが出るというのは良くあることなのです。

最後に条件がついていたのに、読み飛ばした。本人は表面積だと思っていたのに、問題は体積だった、などなど。ミスは本当に良く出る。

で、ミスをしたら負けです。問題が読めていなければ、やはり落ちる可能性が高くなる。

ここをどう治していくか、が課題になります。そのためにはいろいろ決めなければいけないことがありますが、まずはゆっくり解くことを薦めます。過去問というと、すぐに時間を計りたくなるが、まずはじっくり、これが正解だと思うところまで時間をかける。

そして正確に解き上げるようにするのです。

正確に解き上げられれば、あとはその時間を短くしていくだけの話ですが、正解でなければ、早くしたところで合格はしない。

だから正確さを優先するべきです。

これから過去問をやる時間が増えていくでしょうから、慌てずにまずは正確に解き上げる、という練習を続けてください。


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鬼押し出しに関する問題


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