中学受験について」カテゴリーアーカイブ

福翁自伝を読む

毎年この時期に福翁自伝を家族みんなでお読みになることをすすめています。

本人だけでなく、お父さんも、お母さんも、です。

塾員であれば読まれたこともあるとは思うのですが、しかし、なかなかその後読み返す機会もないでしょう。

子どもたちにも読んでもらう必要があるが、お父さん、お母さんにも読んでもらった方が後々役に立つことがあるかと思うのです。

幼稚舎の入試では保護者の課題になっていたこともありますが、まあ、そこまで必死にならずとも、せっかく慶應を受験するのであれば読まれておいた方が良いでしょう。

それに親子で同じ本を読むというのは、なかなかない機会だけにこのお休み中にお薦めです。

福翁自伝 (講談社学術文庫)
クリエーター情報なし
講談社

慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
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テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
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生物に関する問題


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
疲れてきた?


6年生の教室から
もう一度スタートラインに立つ


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7月のテストから得られること

7月の模擬試験が帰ってくると、やはり偏差値とか合格可能性が気になるとは思うのです。

しかし、まだ時間はたくさんあるのでこの時期の合格可能性を気にしても仕方がない。むしろこれからどんな力をつければいいのかを具体的に考えていかなければなりません。

例えば算数について言えば、ミスの出方がやはり気になります。

後からやり直すと結構できる問題は多いのですが、でもなぜ試験中にできなかったのかを考えてみる必要があります。

問題文を読み飛ばしているとすれば、これからそうならないように何を注意しなければいけないのかを見つけ出していく必要があります。

また分野によって、よくわかっていないところがあれば、それはどこかで理解しないといけないわけですから、それを集中して勉強する時期を考えてみなければなりません。

ただ勉強しなさい、ではなくて具体的に何が解決すればいいのかをしっかり絞り込んでいくことが最も必要なことです。

それが9月以降の模擬試験で解決できているかを確かめ、また次の課題を見つけて、また具体的な学習内容を絞り込んでいく。

これを今後繰り返すて行くべきで、解決できたことが増えれば合格可能性はあがっていくと考えてください。


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第439回 夏休みの宿題


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
4連休


6年生の教室から
どの問題を解くべきか、を効率化する





考える子が伸びる

子どもたちの授業中の様子や勉強している姿を見て、「考えているな」と思う時間がどれだけあるでしょうか?

実際に受験勉強をしているのだから、当然頭を使って考えているだろう、と思われるかもしれませんが、現実はそうではない子もいるのです。

ただ机の前に座っている。問題を前に、一応読んでいるのだろうが、実は頭が動いていない。

これは勉強時間が長くなれば長くなるほど、その傾向が強くなります。つまり、とっくに飽きてしまっている。あるいは疲れてしまっているのです。で、こうなると、まったく勉強の効果は上がりません。

ただ机の前に座っているだけです。

勉強する、というのは頭を使う、自分で考えるということです。

知識を覚えるときだって、当然頭を使うから覚えるわけです。

この夏、力がつくかどうかは、考える時間がどれだけできるかにかかっています。授業に行こうが、過去問を何問解こうが、自分で考えていなければ意味のない時間になってしまうので、十分に注意してください。


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化石に関する問題


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
オンラインで完結する


6年生の教室から
すべてのパターンを網羅する、は幻想に過ぎない





調査書

慶應は今尚、在学中の小学校の調査書を必要とします。

調査書は学校長の公印が必要な公文書です。したがって、学校側もちゃんと成績や出席について責任をもって書く必要があります。

ただ、これとは別に中学に合格するとその子の記録は、別途小学校から中学校に送られます。で、調査書と違う、という場合も若干はあるかもしれません。ただ、そんな細かいことはまずお互いに言わないでしょう。

で、公文書である以上、それなりに参考にする、というところはあるわけですが、じゃあ、学校の成績があまり良くなくて、入試の成績が良い、ということになるとどういうことになるのか?

それは入試の成績が良ければまず、調査書の成績は問題にならないでしょう。ただ、出席日数についてはやはり問題になる可能性がある。

もし出席日数が大幅に不足している、ということになれば、当然、面接の段階で問われることがあり、また面接の様子如何で問題あり、と判断されれば合格できない場合も考えられます。

コロナ禍で学校の出席については、いろいろと考えさせられるところがあるのですが、あまり欠席が多くならないようにすることはやはり必要かもしれません。


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わかりやすい文章ばかりとは限らない


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
オンライン文化祭


5年生の教室から
その場で見直すくせをつける





今の勉強をしっかり見直す

コロナ禍で7月もずっと学校という地域があります。

塾もいろいろ工夫しているものの、いずれにしても空いている時間に授業を入れるしかないところもあり、勉強する時間はやはり限られます。

そうなると、何を優先するかをしっかり決めておかないと、大事なものをやり残す可能性がある。

塾の先生とも相談して、実際に何が必要なのかを絞り込んでいきましょう。

時間は限られるので、例年のものがすべて入る、ということにはならない。

その分必要なことを整理しないといけない。

塾の先生が教科別になっている場合、どうしても自教科の話になるので、強弱は家庭でつけなければいけないところがありますが、いずれにしてもしっかり優先順位をしっかりつけていきましょう。


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紙媒体の資料配付を中止


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
大学入試の多様化


6年生の教室から
過去問の計画を立てる





過去問のわからないところを解決するために

過去問をやっていくと、どうやって解くのかわからない場合もあるでしょう。

過去問は解説の詳しい問題集を手に入れてやっていると思うのですが、それでもなぜこうなるのかがわからない、ということが出てくるでしょう。

またそれほど多くはないが、これでよいのか、という問題もあるでしょう。例えば普通部のスケッチの問題は、正誤の判断が難しいところがあるかもしれません。

その解決方法を明確にしておく必要があります。

塾の先生に質問に行くのも良いし、個別指導を考えておくのも良いかもしれない。やはりそれなりの先生に聞けるようにしておくのは大事です。

以前、ある塾から移ってきた子どもの転塾の理由が、質問でした。わからないところを持って行っても、先生が教えてくれないというのです。高校受験の塾が中学受験も見ている、というような話でしたが、まあ、そういうこともあるのかもしれませんが、やはりそれでは困ります。

どういう形で、分からない問題を解決するのか、そろそろ考えておいた方が良いでしょう。

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東京アラート


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
フェースシールドには気をつけて


6年生の教室から
過去問を始めると





男女のバランス

普通部は男子校ですから、女の子は関係がない。しかし、普通部に3年いて、どうしても男子校がいやだったら、慶應湘南かニューヨーク学院には行けます。

一方、湘南は男子と女子の数が同じです。横浜初等部は男子の方が若干多いので、中学からの入学者は女子の方が多い。女子の方ができるから、まあ、ちょうど良い、というところがあるのでしょう。

ところが中等部は男子と女子の数を同じにはしない。

男の子の方が多いのです。これは戦後すぐに男女共学校として運営してきた中等部独自の考えに拠るものです。中学生は基本的に女の子の精神年齢が高い。だから、女の子と男の子を同じ数にしてしまうと、女の子の方が強くなる。

その通りだと思うのです。ただ湘南はそれでも男女を同数にすることにこだわっている。

ということで、3つの学校には。この点でもスクールカラーが変わってくるのです。その分、湘南の男子は女子に対する耐性ができていると言えなくもないでしょうか。

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第431回 一人一台時代へ


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
ニューノーマル


5年生の教室から
教えることよりも





急がせない

慶應の入試問題は、比較的問題数が多い傾向にあります。

社会なんかは配点以上に問題があるのではないか、と思えるぐらい。したがって、スピード感を持って解いていく必要があるわけですが、しかし、急がせてろくなことはない、のです。

急げば問題を読み落とす、あるいは読み間違える。

計算ミスを連発する。

あげくのはてに解答欄まで間違える、みたいなことが起ってくる。

だから、間に合わないは間に合わない、でよいのだ、と思ってください。

急がせると、さらに点数が悪くなる。

本人のペースで解けるようになる、ということが大事です。

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同じことをやったら勝てないかもしれない


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
のど元過ぎて熱さ忘れそうだが


6年生の教室から
例年よりも早めに動き出す





海外や地方から慶應を狙う

湘南は帰国子女枠がありますが、しかし、中等部や普通部にはその枠自体はありません。しかし、他の国内生と同じように海外で学習したり、あるいは地方で受験準備を進めて受験する子どもたちも少なくはないのです。

中学に進んで、保護者の元から通学することが決められているのですが、保護者が例えば単身赴任している場合もあるわけで、その場合お母さんだけが残って受験するケースも考えられる。で、それについて特に制限が設けられているわけではありません。

したがって例えば受験の結果、合格したらお母さんと本人が東京に出てくる、という場合もありえるわけです。で、今は昔ほど大変ではなくなりました。

もちろん地域差はまだ残っているとは思いますが、昔は地方で中学受験を教える塾はほとんどなかったでしょう。だから最後、東京の塾に遠くから通うようなことも必要だったわけですが、今は通信教育もあるし、各地に中学受験が広がって、中学受験を指導する塾も増えたので、いろいろな対応が考えられるでしょう。

現在転勤中だが、やがて東京に戻る、という場合もありえるわけで、遠方からの中学受験はそれほど珍しいことではなくなっています。

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それはどこに書いてあるのか?


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
暑くなってきた


6年生の教室から
自分で進める環境を整える





親の気持ち、子どもの気持ち

慶應に入れたい、という気持ちは、子ども本人よりも親の方が大きいことが多いものです。

子どもが学校に対して感じる魅力は、人それぞれだけれども、しかし、他の学校で魅力に感じるものと、慶應のそれが大きく変わるかといえば、そうではないでしょう。

サッカーがやりたい、という動機はサッカー部があれば満たされる。Jリーガーになるためには強いサッカー部に行くしかない、と考えれば慶應より強いサッカー部に惹かれたとしてもおかしくはないわけで、子どもたちの行きたいという気持ちは、そういうレベルであって何の問題もないでしょう。

しかし、親の方はいろいろな事情があり、思いがあるから、子どもよりもより入れたいという気持ちが強くなりやすい。

それが空回りしてしまうと、あまり良い方向には進みません。

親の気持ちは気持ちとしてあっていいが、やはり受験は子どもの気持ちが優先されるべきであり、慶應に行きたいという気持ちを強く持ってもらうように誘導することはあってもいいが、押しつけてはいけません。


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水溶液に関する問題


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家で勉強するしかないのだから


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できる、を視覚化する