普通部」カテゴリーアーカイブ

生き物を飼う

今年の普通部、理科生物のテーマはトンボでした。

アカトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、イトトンボ。大きさや幼虫など、例によってなかなか細かい出題があったのですが、その中で飼い方についての設問がありました。

昨年は緑のカーテンの出題があったので、ゴーヤを育ててその観察日記みたいな記事を本サイトでも掲載したのですが、生物を飼う、という経験は子どもたちにとって大事なことだと思うのです。

で、ベットというと犬とか猫になりがちですが、虫でもいいし、植物でもいいので、今年1年飼ってみてください。

それが、入試に出るかどうかは別にして、普通部での勉強には役立つと思います。息子のときは、カイコやコオロギを飼いました。これは課題になっていたようですが、家族にとってもなかなか貴重で楽しい経験でした。確かに勉強は図鑑やテキストでやるわけですが、実際の体験は子どもたちの学習にさらにプラスになります。

できれば昆虫を1つ、植物を1つ、今年のテーマにしてみてください。何を選ぶから始まって、その飼い方やえさ、あるいは肥料など調べることは結構あるでしょう。それを調べることによって、興味がわけば生物の勉強に対する意欲もまた違ってきます。

細かいことを覚えなければいけない、ということが先に立つとどうしても生物の勉強はつらくなります。ただ、こういう経験を積むことで関心が深まれば、もっと知りたい、ということになって知識を覚えることにも積極的になれると思うので、ぜひご家族みんなで楽しんでみてください。

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普通部のカバン

普通部に入ると、カバンが指定されています。

このカバン、良くできてるなあと思うのです。まず、結構大きい。

だいたい普通部の子どもたちのかばんは中1のころはパンパンになっていることが多い。真面目に本を家に持って帰ったり、お弁当が入っていたりするからなのですが、小さい子だと明らかにかばんの方が幅が大きいのではないかと思われるくらいにふくれます。でも、丈夫。

中学生の扱いというのはもちろん、粗雑ですが、それに耐えうる強度を備えている。

かつ今流行のスリーウェイであって、リュックにもショルダーにもなります。子どもたちは思い思いの持ち方をしているが、パンパンな子はリュックにしていることが多い。やはりそれだけ重いのでしょう。

黒の詰襟と長年の伝統の制服に身を包んでいる彼らですが、なぜかカバンはちょっとモダンなのです。

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400点満点

普通部は4教科の配点が、各100点の400点満点。
湘南、中等部は算国が100点、理科社会が50点の300点満点。

やはり傾斜配点になると、算数で決まりやすくなります。理科社会は半分しか点数がないし、問題数も多いから1問が1点きざみ、という年が多いのですが、しかし、算数はそんなに問題があるわけではないので、1問の配点が5点とか10点になります。

算数1問できないと、社会10問ぐらいになってしまうので、やはり算数ができるのが有利になります。

しかし、各教科均等配点だと、やはり4教科のバランスが良くないといけない。普通部はまさにその典型だろうと思います。調べてみると、案外均等配点というところは少ない。算国の傾斜配点が多いのです。だから、そういう学校はやはり算数が物を言うところがあるわけですが、均等配点になると算数ができても、理科、社会ができないと合格できない、という面があります。

しかし、4教科のバランスをとる、というのはなかなか難しい。

というのも、やはり子どもたちには好き嫌いがあります。理数系が好きな子は、国語は面倒だと思うし、国語が好きな子が算数が好きにはなかなかならない。

そこで塾としては、なるべく毎週均等にやらせる、ということを考えがちなのですが、しかし、このやり方はさらに子どもの好き嫌いを増幅してしまう可能性があります。

子どもは、できれば好きになります。得意だと思うと、がんばる。国語が好きな子は、国語の成績が良い子であることが多い。その分、算数ができないから、国語にさらに傾斜してしまう。

だからその分、どこかで一点突破しないといけないのです。しかし、均等に時間が配分されると、なかなか1科目に時間をかけられない。だから、その子の点数の傾向はなかなか変わらない、ということになるのです。

普通部を受験する場合、やはり4教科のバランスが良くないと合格しにくい面があります。だから、今のうちに不得意だと思う教科は時間をかける必要がある。特に算数と国語については、そのどちらかが不得意、というケースが多いので、多少時間配分を考えて一点突破をはかってください。

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普通部問題

普通部の入試が行われました。

全体的には、例年通りかなと思いましたが、社会がなかなか重たかった感じがします。

地理の地図と液状化の話は、なかなか良い問題だなと思いましたが、現代社会に関する問題が2問出ていたので、歴史や地理だけでなくひろく関心を持ってほしいという意図があったのでしょう。

理科は例年通りで、生物はトンボと幼虫でした。なかなか現代っ子には難しい問題でしょう。久しぶりに電気も出題されました。また昨年の中等部、湘南に引き続きLEDの問題も出ています。

国語は高樹のぶ子「マイマイ新子」と中西進「夜の駅」で、文章はやはり長かったのですが、それほど記述の問題はありませんでした。
むしろ理科、社会の記述の方が多かったかもしれません。例年にくらべ、国語の解答用紙もさっぱりしている感じがしました。

最後に算数ですが、これは例年通り。
久しぶりにコンパスを使う問題が出ました。
コンパスや分度器を持って来い、という割にはあまりお目にかからなかったのですが、今回はしっかり使わなければならなかったでしょう。

全体的にはこなれた問題が多かったと思いますが、これを40分で仕上げるのはやはりなかなか力がいるだろうと思います。

社会が重いが、国語は逆にそれほど負担がなかったと思うので、例年通りの難度ではなかったかと思いました。

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長かったよ

普通部の入試が終わって、子どもたちが最初に口にする言葉が、

「長かったよ。」

です。

朝集合してから、解散するまで、7時間から8時間。

前半は当然、4教科の試験があるので、まあ、それなりに時間は進みます。

しかし、昼食後、面接と体育実技の間は待ち時間が長いのです。

といって、同じ教室に知っている子もいるわけではないので、体育の試験や面接で呼び出されるまでは静かに教室で待っていないといけない。係の生徒がじっと見守っています。

だから、試験実施要項には本を持ってくるように書かれています。

「漫画はだめなんだよね。」

と以前、聞かれました。まあ、漫画持って行っても落ちないだろうが、しかし、多少恰好はつけておくか、という感じでしょうか。

読みたい本があれば、それが一番良いでしょう。

ちなみに昼食はお弁当ですが、外へ出られるわけではありませんから、飲み物も忘れないように準備してください。

緊張しながら待っているので、帰ってくるとみな、相応にくたびれています。

当日は帰ったらゆっくり休んで、次の日に備えましょう。

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