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まずは興味を持たせる

今年も普通部の理科はいろいろと工夫を凝らした出題をしました。

例えばこんな問題。

「ご飯を炊く前に米をとぎます。といだ水は何色になりますか。またこの色のもとになる部分をぬりなさい。」

え、うちは無洗米だから。

というような声もあるかもしれませんが、実際にお米を研いだ経験をしていれば、この問題は間違いなく答えられる、でしょう。しかし、その次が難しい。

これは結構、お母さんも知らないことが多いのではないでしょうか。

白い水の原因。これは肌ぬかにあります。

精米の段階でお米はぬかを取り払い、白くなっているのですが、しかし、この表面についているのが肌ぬかです。肌ぬかのまま、ご飯を炊いてしまうとおいしくないので、これを洗い落とす。これがお米を研ぐ、という作業なのです。

以前、カレーライスの作り方を出題したり、何とか子どもたちを台所に入れようとしている普通部。

でも、まあ、いろいろなことに興味を持たせることが大事だろうと思います。以前、社会の問題でものの値段が出題されたことがある。今のスーパーに行っていれば卵は1個いくらくらいか、だいたい見当はつくでしょうが、まず受験勉強ばかりしているとこういうところがひっかかる。

もちろん、こればかりやっていても合格はしないのだけれど、まだ余裕のある段階ではいろいろなことに興味を持ってもらうことが大事でしょう。

普通部や中等部ではよく植物、動物の問題が出題されます。今年も出ていましたが、そういう話になるとずぐ図鑑、とかカラー写真が入った参考書、みたいな話になるわけですが、一番いいのはやはり本物を見ることです。

慶應が出題する生物は、突拍子のないものはほとんどない。さすがに都心では難しいでしょうが、それでもやや郊外に出れば見られるものを出題するわけです。だから、例えば旅行に行くとか、水族館や植物園に行ってみるとかいうのも大事なこと。台所でお米を研ぐのも大事な経験なので、ぜひいろいろなことをやって興味を持ってもらいましょう。

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どうも、変だ
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傾斜配点

普通部の場合は4教科各100点の400点満点。

中等部、湘南の場合は算数国語100点、理科社会50点の300点満点。

普通部はそれに面接と体育実技が加わって、二次試験はなく合格者が発表されますが、中等部、湘南は一次試験の合格者に対して面接と体育実技を課します。

面接と体育実技はいずれの学校でもクリアしなければならないわけですが、しかし、4教科のテストについては多少なりとも違いがあります。

普通部の場合は理科社会の配点が高い。ということは、4教科万遍なく点数がとれるということが望ましい。

中等部や湘南もその通りなのですが、しかし、やはり算数の比重が大きくなります。理科や社会の配点が半分しかないので、あまり差がつかない。算数ができれば、理科社会の失点をカバーすることができるので、まずは算数で差をつけられないことの方が大事になります。

この配点の違いは、やはり対策にも反映させた方が良いでしょう。

中等部、湘南の場合は算数を優先する。普通部の場合は算数に加えて理科に力を入れていく。

社会は後半伸ばしていくことにして、国語は、読解力をつけるために、あるペースでずっと練習するので、まず前期は算数と、普通部の理科、というような力の置き方が効率的だといえるでしょう。

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第123回 学校を調べる
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慶應中等部、今年の漢字

例年、中等部の漢字の書き取りはやや難しいのですが、今年はそれほどでもなかったようです。


下線部のカタカナを正しい漢字に直しなさい。

ア 木の実が赤くれる

イ ヒタイに鉢巻き

ウ チュウショクの用意

エ タンシン赴任

オ ショウケイ文字

カ 優秀なジンザイ

キ デバナをくじかれる

ク かぐや姫がアラワレ

ケ ヒャクブンは一見にしかず

コ ヒョウリ一体

サ 心がチヂに乱れる

シ ソッセンして実行する

ス 問題用紙を

セ 発注者にノウヒンする

ソ ホネオり損のくたびれもうけ

タ イサギヨく罪を認める

チ 源平のカッセン

ツ 菊にワタをかぶせる

テ ロウドク発表会

ト ゲンカンの冬の到来


【答え】
ア 熟 イ 額 ウ 昼食 エ 単身 オ 象形 カ 人材 キ 出鼻 ク 現 ケ 百聞 コ 表裏 
サ 千千 シ 率先 ス 刷 セ 納品 オ 骨折 タ 潔 チ 合戦 ツ 綿 テ 朗読 ト 厳寒

今年は物語文で書き抜きが一問、記述が一問。それと漢字20題が自書問題。

それ以外はすべて選択式になっています。漢字の書き取りが20題というのは他校に比べると多い分、漢字の練習はしっかり積み重ねていきましょう。

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平成26年私立中学受験状況
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湘南二次4日移動の影響

2014年の入試では湘南の二次試験が4日に繰上り1日での実施になりました。

結果として一次に合格した場合、4日に受験できなくなり、代わりに5日に受験ができる、という日程に変ったわけですが、4日と5日では受験できる学校のラインナップが大分変ってきます。

やはり4日の方が受験できる学校が多いので、ちょっと湘南への出願がしにくくなった。

逆に2日の湘南を開けてしまえば、2日、4日と使えるわけですから、2日の午後入試の機会も増えるので、湘南の志望者はやはり減少しました。

その分、1日は普通部を受けよう、という流れになった、ということかどうかは別にしても普通部は久しぶりに減少に歯止めがかかり、増加しました。

全体の受験総数については間もなく各塾から集計が発表されると思いますが、感覚的にはやはり今年も昨年比で減少になるのではないか、と思っています。

で、そういう中で男子はやはり普通部、湘南、中等部と3つ受ける受験生が減少したのではないかと思っています。

同じ大学に行くのに3回の受験チャンスがある、というのはひとつのメリットではあるものの、他校を受験する機会はなくなるわけで、3回ではなく2回にしよう、という選択も当然あり得るでしょう。

来年の日程は今年の結果を踏まえてまた発表されると思いますが、今年通りだとすれば、やはり今年同様の流れになってくるのではないかと思っています。

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電気に関する問題
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湘南百字作文

湘南の今年の作文の題は谷川俊太郎氏の「うつろとからっぽ」という詩を題材に、

「似ているようで違うことばを挙げ、その違いを百字以内で説明しなさい。」

というものでした。

例年、湘南は百字以内での作文を最後の問題として課しています。この問題もそうですが、別に何が正解、ということが決まっている問題ではありません。

しかし、当然、そこに問題との整合性はあるわけで、短い試験時間の中でこのテーマに沿ったことばをふたつ思いつき、かつその違いについて何らかの説明ができる、というのはなかなか高度な問題でしょう。

慶應諸学校は、学内で多くのレポ―トを課します。

これは湘南も同じで、結果として自分の考えをまとめ、ひとつの文章に仕上げるという作業は日常与えられる課題といっても過言ではありません。したがって、それが苦しいと思える子どもは湘南の生活が苦しくなる。だからこそ、こういう問題を毎年課しているわけです。

今の子どもたちの生活ではあまり自分で文章を書く機会がないので、やはりこの1年間そういう作業を身に付けていく機会をまず作ることが大切です。

私はよく勉強ノートをつけるのが良い、というお話をします。

今日は、こんな勉強をした、その中でこんなことができるようになった、あるいはこんなことがわかった、というのをあまり長くなくてもいいので、ノートに記録していく。

これは後で非常に役立つことがあります。

実際に読み返してみれば、自分の勉強のどういうところが悪かったのかもわかるし、また、できるようになったことが増えていることがわかれば、これは自信にもつながっていくでしょう。

日記を書きなさい、と言ってもなかなか続かないので、こういう記録を作って行って、文章を書くことになれるようにしていってください。
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