湘南の今年の作文の題は谷川俊太郎氏の「うつろとからっぽ」という詩を題材に、
「似ているようで違うことばを挙げ、その違いを百字以内で説明しなさい。」
というものでした。
例年、湘南は百字以内での作文を最後の問題として課しています。この問題もそうですが、別に何が正解、ということが決まっている問題ではありません。
しかし、当然、そこに問題との整合性はあるわけで、短い試験時間の中でこのテーマに沿ったことばをふたつ思いつき、かつその違いについて何らかの説明ができる、というのはなかなか高度な問題でしょう。
慶應諸学校は、学内で多くのレポ―トを課します。
これは湘南も同じで、結果として自分の考えをまとめ、ひとつの文章に仕上げるという作業は日常与えられる課題といっても過言ではありません。したがって、それが苦しいと思える子どもは湘南の生活が苦しくなる。だからこそ、こういう問題を毎年課しているわけです。
今の子どもたちの生活ではあまり自分で文章を書く機会がないので、やはりこの1年間そういう作業を身に付けていく機会をまず作ることが大切です。
私はよく勉強ノートをつけるのが良い、というお話をします。
今日は、こんな勉強をした、その中でこんなことができるようになった、あるいはこんなことがわかった、というのをあまり長くなくてもいいので、ノートに記録していく。
これは後で非常に役立つことがあります。
実際に読み返してみれば、自分の勉強のどういうところが悪かったのかもわかるし、また、できるようになったことが増えていることがわかれば、これは自信にもつながっていくでしょう。
日記を書きなさい、と言ってもなかなか続かないので、こういう記録を作って行って、文章を書くことになれるようにしていってください。
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今日の田中貴.com
暇だね
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
習い事をやめるか?
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