ある生徒が、「どうして慶應を受けるの?」と聞かれて「これで受験は最後にしたい」と言ったそうです。
これはさすがに面接の受け答えとしてはあまり感心しないものの、しかし、気持ちとしてはわかることころはあります。
大学受験のようにある程度本人にも十分にその力があり、気持ちもあり、自分で処理する力ができてからの勝負ではないので、本人なりに相当しんどい思いをしたのでしょう。
しかしながら・・・。
じゃあ、勉強が最後になるわけでは実はない。また、進学に関しては内部競争がしっかり残っています。
例えば人気のある学部に全員が入れるわけでは当然ない。
医学部は狭き門ですが、それ以外にも定員札止めになる学部があるわけで、その意味で考えたらまだまだ勉強も競争も続くのです。
さらに言えば再修制度もある。
普通、受験校の場合、成績が悪くても一応進級させるところがほとんどでしょう。
しかし慶應の場合は中1から落ちる。
落第して次の年に進級できなければ、そのまま退学になります。
その意味では、まだまだプレッシャーはかかるわけで、受験を最後にしたい、というよりは「~をやりたい」という前向きな志望理由を考えておきましょう。
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今日の田中貴.com
第157回 強気と弱気
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
アウトプットとインプット
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