今年の普通部、理科生物のテーマはトンボでした。
アカトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、イトトンボ。大きさや幼虫など、例によってなかなか細かい出題があったのですが、その中で飼い方についての設問がありました。
昨年は緑のカーテンの出題があったので、ゴーヤを育ててその観察日記みたいな記事を本サイトでも掲載したのですが、生物を飼う、という経験は子どもたちにとって大事なことだと思うのです。
で、ベットというと犬とか猫になりがちですが、虫でもいいし、植物でもいいので、今年1年飼ってみてください。
それが、入試に出るかどうかは別にして、普通部での勉強には役立つと思います。息子のときは、カイコやコオロギを飼いました。これは課題になっていたようですが、家族にとってもなかなか貴重で楽しい経験でした。確かに勉強は図鑑やテキストでやるわけですが、実際の体験は子どもたちの学習にさらにプラスになります。
できれば昆虫を1つ、植物を1つ、今年のテーマにしてみてください。何を選ぶから始まって、その飼い方やえさ、あるいは肥料など調べることは結構あるでしょう。それを調べることによって、興味がわけば生物の勉強に対する意欲もまた違ってきます。
細かいことを覚えなければいけない、ということが先に立つとどうしても生物の勉強はつらくなります。ただ、こういう経験を積むことで関心が深まれば、もっと知りたい、ということになって知識を覚えることにも積極的になれると思うので、ぜひご家族みんなで楽しんでみてください。
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