普通部は、中等部、湘南藤沢中等部と違い、二次試験を全員に課します。
2月1日に普通部が受験日を移動して以降、しばらくの間、普通部は1日一次試験、3日二次試験の日程を課していました。
しかし、大事な1日~3日の間の2日間を普通部にとられる、というのはなかなか厳しく、実際に受験人員に影響が出てきたので、普通部は3日の二次試験を止め、1日の試験のみにして、その代わり全員に二次試験を課すという方法に変更しました。
二次試験を全員に課すということは、それだけ面接の数も増え、体育実技の試験にも時間がかかります。
したがって、現在でも2月1日の午後3時ぐらいまで時間がかっており、なかなか午後入試に出られない事態にはなっています。
なので、最初、面接は5人のグループ面接でした。
全員に同じ質問をして、最初の子から順に答えていくという形式がとられていたのですが、そうなると、結構同じ答えになりやすい。
「僕も~です。」みたいな話になってくると、実際に差が出てこないので、その後、1対1の面接になっています。
で、聞かれる内容ですが、大きく分けて2つあります。
ひとつは志願書に書かれたこと。もうひとつは志願書には書かれていないこと。
まず今回は志願書に書かれていることについてです。
一番多い質問は、やはり志望理由です。
しかし、志望理由はすでに志願書に書かれていますから、担当する教員の手元にはその志願書があります。
では、同じことを言わないと×になるか?というとそうではありませんが、やはり突っ込みどころ満載になることはその通りでしょう。
ただ、中等部や湘南に比べると、一人にかかる時間はそう多くはありません。だから突っ込みどころ満載であったとしても、さらに突っ込まれることはあまり多くない。
ただ、前提となる志望理由については、志願書に書いたことと、同じ理由が出てくることが望ましい。
ところが、志願書の志望理由は保護者が書いています。だから子どもの志望理由ではない、ということになってしまうと、子どもはそこでひねり出さないといけない。
なので、志願書の志望理由に「子どもの思いを書く」必要があるのです。
親がこういう思いで選んだ、という論理よりも、子どもがこう考え、それを親も応援したいと思って志願した、という論理がこの面接では必要になります。
志願書の志望理由をもう一度点検してみてください。
子どもたちの気持ちが書かれていないとすれば、面接で子どもたちはひねり出さなければならなくなることを鑑みると、ここで最初に書いてしまって、子どもたちはそれをもう一度言い直す、方が無難でしょう。
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