普通部の配点

普通部は4教科100点満点の合計400点満点です。

中等部、湘南が算数国語100点、理科社会50点の計300点満点と違い、理科社会の配点が大きくなっています。合否は基本的に4教科合計で決まり、教科での足切はありません。

したがって総合点の勝負だから、理科、社会に力をいれていないといけないのです。

一般に中等部のような300点満点の場合は算数で決まることが多い。しかし、普通部の配点の場合は算数ももちろん大事だが、算数の失点を理科社会で充分カバーできる。だからこそ、普通部を受ける場合は理科社会を多少前倒ししていかなければならないのです。

これまで普通部の対策についてお話をしてきましたが、理科は生物、社会は地理が大事。

しかし、これらの勉強は実は受験前半で勉強してきたことであって、例えば社会は歴史、公民と来ているので地理の勉強はだいぶ忘れている部分があります。

だから、気持ち早めに勉強をスタートしたい、という意味で今ぐらいの時期から少しずつ、理科社会についても多少割合を増やして行く。ただし、現在のカリキュラムの内容の時間を増やすのではありません。生物と地理の勉強の時間を増やす、という意味です。

公民は当然やるのだけれど、それ以外に少しずつ地理の復習をする、生物の復習をする、ということが大事です。これから理科の教材は植物、動物、人体と続いていきますが、これは以前勉強したことをもう一度思い出すための教材です。全部、今終わることは考えていません。

ただし、合間を見ながら少しずつ進めてほしい。そして、以前の勉強を思い出しながら、生物、地理の感覚を戻していきましょう。ただ、これは普通部を受験する場合に限ります。もし普通部を受験しないのであれば、もう少し先からスタートしてもいいでしょう。