試験時間は40分。 大問8~9題程度。解答用紙は記述式で、普通のA3版よりもやや長い解答用紙が用意されています。
1問の解答欄の幅は13.5㎝程度。
高さは問題によって異なりますがだいたい6㎝から7㎝。
解答を書く欄は指定されていますので、その上の空白部分に式や計算を書きこむことになります。
40分で8題とする1問5分。したがって1問15分程度の男子御三家レベルの問題に比べると3分の1ですから、問題の難度はそれほど難しくはありません。
逆に8題から9題ということは、ほぼ各テーマが万遍なく出されるということなので、不得意な範囲をつくらないということがまず大事なポイントでしょう。
40分という試験時間の中で合格点は7割近くと推察されることから、確実に得点する能力が求められます。解答用紙の指示としては
1 答えは解答用紙の答えのらんに書きなさい。
2 解答用紙に、途中の計算式などを必ず書きなさい。
となっているので、単純に答えだけがあっていれば良いという問題ではないでしょう。
出題分野としては、計算問題、比と割合、速さ、場合の数、規則性、数の性質、平面図形、立体図形の分野から出題されています。
また他の慶應諸学校と違い、コンパス、定規、分度器の持ち込みが必要です。
基本的には作図の問題が出るわけですが、別に立体や平面図形の作図とは限らない。近年増えているのはグラフの作図です。ですから、定規を使ってグラフを書く練習も必要でしょう。
まずは各分野の基本をしっかりさせることです。男子御三家のような問題ではないが、どの分野でも対応できるようにすることが必要。
そして何より重要なのがていねいさでしょう。ミスをすると差をつけられてしまいます。丁寧に確実に得点をしていく技量が求められるから、日ごろから式や計算をノートにていねいに書くように心がけてください。
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