プラスティックに関する問題

2023年慶應義塾中等部の出題です。

次の文章を読み、各問に答えなさい。

プラスチックは石油から作られるため、燃やすと温宰効果ガスが出てしまいます。近年では、海で漂ううちに細かく砕かれてできた( あ )プラスチックが海洋牛物の体内に取り込まれてしまうことが問題となっています。この対策として、プラスチックの代わりに、紙や木材などの環境に優しい素材へ切りかえる動きがみられます。また、植物から作られた( い )プラスチックを使用することで、人気中の二酸化炭素の総量を増やさない「カーボン・( A )」という方法も注口されています。他にも、( う )プラスチックと呼ばれる、自然の中で分解されるプラスチックの導入も始まっています。
日本では、2022年4月からプラスチック( B )促進法という法律が施行されました。この法律は、これまでの①3R(リデュース・リユース・リサイクル)にリニューアブルも加えて、環境に優しい社会の実現を進めていくために定められました。例えば、コンビニエンスストアなどでもらえる( え )プラスチックのスプーンやストローを減らすことや、リサイクルまで考えた商品の開発をすることなどがあげられます。また②「特定プラスチック使用製品」として12品目が定められ、お店やホテルにはこれらを環境負荷にならないように提供する工夫が求められています。

問1( あ )~( え )の正しい組み合わせを選び、数字で答えなさい。

   ( あ )  ( い )  ( う )   ( え )
1  生分解性   ワンウェイ  マイクロ   バイオマス
2  バイオマス  生分解性   ワンウェイ  マイクロ
3  マイクロ   バイオマス  生分解性   ワンウェイ
4  ワンウェイ  マイクロ   バイオマス  生分解性

問2( A )・( B )の正しい組み合わせを選び、数字で答えなさい。

   ( A )    ( B )
1  イコール    ゴミリサイクル
2  セーブ     ゴミ循環
3  ニュートラル  資源循環
4  リミテッド   資源リサイクル

問3 下線①について、語句の意味を正しく説明している組み合わせを選び、数字で答えなさい。

   リデュース    リユース    リサイクル  リニユーアブル
1  くり返し使う  作り変える    再生可能    減らす
2   再生可能    減らす    くり返し使う  作り変える
3  作り変える   再生可能     減らす   くり返し使う
4    減らす    くり返し使う   作り変える   再生可能

問4 下線部②について、お店やホテルの工夫としてふさわしくないものを選び、数字で答えなさい。

1 飲食店は、マイはしやマイボトルを持ちこんだお客に商品を提供しないようにする。
2 クリーニング店は、ハンガーを店頭で回収し、リユースやリサイクルをする。
3 コンビニエンスストアは、プラスチック製のスプーンやフォークを有料で提供する。
4 ホテルは、歯ブラシやくしなどを宿泊客がロビーで必要な分だけ持っていけるようにする。

【答え】
問1 3
問2 3
問3 4
問4 1

特に難しい問題ではないと思います。今後これらの問題はさらに頻出するでしょう。新しい言葉はどんどん出てきますので、確実の覚えていく必要があります。