慶應が求める力がついているのか

今の中学入試体制というのは、多くの塾で一斉に競争を行って序列化し、上位の子から上位校から順に入っていく、というイメージだろうと思うのです。

だから偏差値がなるべく高い方が良い、と保護者のみなさんは思っているわけですが、慶應の入試に関して言えばそういうことだけではない。

実際に1日で終わる普通部も二次試験を全員に課していますし、湘南、中等部にいたっては一次試験の後に二次試験をやって、かつ親まで呼んで面接をします。

このコロナ禍で、面接試験を中止した学校は多かったでしょうが、慶應は3校ともこの3年間一度も面接をやめていないのです。

つまり、求めるものが明確にあり、「必ず会ってから採る子を決める」からです。

実際に偏差値の序列順に入っているのか、と言えばそうではありませんし、また普通部、中等部、湘南でやはりそれぞれ視点が違うのです。

今回の入試を通じでもやはりその違いははっきりしていました。

現在の受験体制では、実に大変な思いをして準備を進めているご家庭が多いでしょう。

しかし、本当に慶應が求めている力がついているのかといえば、そうではない面がやはりあります。

入試問題と照らしてみればすでにオーバースペックなところもあるし、本来やらなければいけない練習ができていないところもあるのです。

ただ序列化の上位にいるだけでは合格しない、という点ははっきりしています。

ですから、出題や入試から逆算して準備を進めていかないといけないわけで、今回の説明会ではその内容を詳しくお話したいと思います。

残席が残りわずかになってきましたが、慶應3校受験をお考えならぜひご参加ください。

2023 慶應入試説明会のお知らせ