普通部」カテゴリーアーカイブ

つばめの巣

つばめの季節になりました。

先日も街を歩いていたら、お店の軒先につばめが巣を作っていました。親ツバメが忙しく出入りして、エサを運んでいるようです。

以前、普通部の生物の期末試験だったかに、普通部通りのどこにツバメの巣があるか?という問題が出た、という話を聞いたことがあります。

基本的にフィールドノートは課せられているので、植物や動物の観察記録を作るわけだから、そういう観察眼を意識させるために、こういう問題が出たのだろうと思いますが、この考えのもとに普通部の理科の問題は作られていると考えて良いでしょう。

生物の出題は多いが、だからといって珍しい動物や植物が出題されるわけではない。気を付けていれば日常生活に見られる植物や動物を出題しているのです。

しかし、今の子どもたちの生活がそういう認識からかけ離れたところにある。その分、普通部の問題は「難しい」と感じられるでしょう。

ただ、入学すればそういう方針のもとにフイールドノートを作ったり、レポートを書いたりするわけだから、それがしんどい、と思う生徒を入学させるわけにはやはりいかない、という面はあります。したがって、家庭でいろいろ生物に対する意識は広げておかなければならないのです。これは6年生になったから、というよりはもっと早くから意識しておいた方が良いでしょう。

家で生物を飼うこともその意識を作る意味で大事なことです。

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弓道場

学校にはいろいろな施設が必要です。

プール、体育館、理科実験室、美術室、音楽室などなど。

体育の施設もいろいろで、ある学校ではアメリカンフットボールのグラウンドがありました。卓球場が広い学校もあれば、体育館がバスケットとバレーボール両方できるところもあります。

で、普通部に弓道場があります。

和弓場。

袴をつけて、部員たちが矢を射ます。

弓道場がある学校はそう多くはありませんが、これもまた子どもたちの可能性を開く大事な施設のひとつです。

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数の性質ー素因数分解
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場合の数の問題

今年の慶應普通部の問題です。


A、B、C、D、E、F、Gの7人がいます。3人1組のチームを3つ作ります。このままだと2人分足りないので、AとBの2人だけが2チームを兼ねることにします。チームの分け方は何通りありますか。


ABがチームを兼ねるのですから、AACのようなことはできません。

したがって考えられるパターンは2つあります。

(1)A○○ B○○ AB○ という場合と

(2)AB○ AB○ ○○○ という場合です。

(1)はA○○の選び方が残り5人の中から2人を選ぶ組み合わせになるので、5×4÷2=10通り B○○は 3×2÷2=3通りですから、選び方は10×3=30通りになります。

(2)は最初のAB○が5通り。次のAB○が4通りですが、ここで最初にABCと選ぶのと、次にABCと選ぶので重複します。
したがってこの場合は5×4÷2=10通りになります。

したがって合計は30+10=40通りが答えです。

(2)の選び方を忘れそうです。しかも重複があるので、計算を気を付けなければなりません。

シンプルに見えてミスが実は出やすい問題だったかもしれません。
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普通部がtwitterを開始

夏の参院選からインターネットの選挙運動が可能になった、というニュースを聞いたばかりですが、慶應普通部もtwitterを始めたようです。

普通部のホームページをごらんになると、トップページに出てきています。

確かにこういう学校広報の方法は広がっていくでしょう。

そのお知らせによりますと、今年の普通部の説明会は9月21日(土)に行われることが決まったようです。

例年その時期は、労作展ですが、労作展の土日の土曜日に大学の独立館で行われています。まだ詳細はホームページに掲載されていませんが、そのうち詳細が出てくるでしょう。

湘南や中等部も見てみましたが、どうも始めたのはまだ普通部だけのようでした。

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差集め算
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慶應普通部 学校別対策の考え方(4)

普通部の社会は、理科と同じで試験時間は30分。100点満点。解答用紙は変形A3版。幅はほぼA4の縦と同じですが、問題の長さによってたての長さが変わります。

大問は5~6題。例年地理と歴史で大問2題ずつ。残りが公民と現代社会という割合で、やはり地理と歴史の比重が高い出題といえます。

2013年は大問は全部で6問。それぞれに資料や問題文があり、読みでがありました。

1 日本の工業について
戦後の日本の工業の変遷や各工業の生産規模や世界順位、輸出問題、工場の海外移転問題など。

2 経済の問題 
売り手に直接現金やカードで支払わない価格、需要と供給のバランスで決まらない価格、など現代社会の経済に関する問題。

3 地図と震災
東日本大震災で被害にあった地域の地図と、昔の地図から情報を読み取る問題。液状化の原因は何かを考えさせています。
地図を読み取り、そこから情報を得て、どのように結論づけるか。また読み取れた情報をどう整理するか、などが問われました。2番同様、かなり考えさせる問題だったと思います。

4 水田の歴史
テーマが水田で各時代で水田がどうであったのかを考えさせる問題です。税の仕組みも併せて聞いているので、これも歴史の問題としては結構細かい問題だったと思います。

5 歴史上の人物
歴史上の人物を選択肢から選ぶ問題。これは比較的点数がとれた問題でしょう。

6 現代社会の問題

2011年7月4日の天声人語が出題されました。
日本の家族構成は一人暮らしが31%に達し、夫婦と子供は29%、夫婦のみが20%、など数字をある程度推定して答えなければなりません。

全体として、高度な問題だったという印象でした。細かい部分もありますが、もっている知識を総動員していろいろ考えなければいけない、という点ではすぐれた問題だったと思います。

例年、地理に関しては地図に関する主題が多いのですが、今年は過去と現代の地図の違いから液状化を読み取る、ということで結構難しかったと思います。地図の問題は毎年、いろいろ工夫されて出てきますので、地図の見方に慣れておかないといけません。しかし、今の子どもたちの生活ではなかなか地図を利用することがないでしょう。たまに親子で知らない土地に出かけ、地図を頼りに郵便局や公園、あるいは学校などを探してみる、というようなことも大事な勉強になるのではないかと思います。

全体を通じて、解答形式は選択式、単語解答がほとんどです。記述は1行程度なのでそれほど長く書く練習は必要ありません。

ここ数年、資料が多くなり、問題数も増えてきています。30分でこれだけの問題を解き切るのはなかなか大変です。まずは基本的な知識をしっかり覚えること。そして過去問を中心に問題演習をしながら、資料を読み取る練習をすること。この2つがまず対策の中心になります。

歴史はあまり細かくはありませんが、それでも幕末から明治にかけては慶應義塾や福澤諭吉に関してやや細かい問題が出題されることがあります。また世界の国についても地図である程度位置を確認しておくことは重要な対策のひとつでしょう。

暗記テキストは10月ごろまでにある程度仕上げて、そこから問題演習から得た知識をさらに覚えていく、ということで知識の深みが持てるようになると良いと思います。

特に大事なことはいろいろなことに多少なりとも関心を持っていること。時事問題や統計なども大事な勉強です。特に「日本のすがた」と「地図帳」は手元に置いて、勉強しながら位置や統計を確かめる、という工夫をしていってほしいと思います。
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ノーテンキ
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