慶應義塾湘南藤沢中等部、理科、傾向と対策

今回は湘南の理科についてです。

湘南の理科は25分 50点満点で、大問はきれいに4分野に分かれていることが多くなっています。

物理、化学、生物、地学の4分野で各分野の教員が一問ずつ作っているように見受けられますが、しかし、その実、1問は時事問題的な要素の問題が強い問題が1題含まれる構成になっています。

この1問が、割とその年の理科の点数を決めるようなところがあって、それ以外の問題は割と標準的な、基本を大事にする問題です。

したがって、対策とすれば、まずこの基本をしっかり身につけることにあります。

理科計算は、慶應なので、それほど難しくなることはありません。したがって、受験校に出てくるような問題に対応する必要はありません。

ただ、知識はしっかり持っていないといけないところがあり、特に天体は、理論的になぜそうなるのか、理解をしておく必要があります。

それを前提にして、次に対応しなければいけないのが、時事問題です。

今年の場合は、月の有人探査にからめての問題でしたが、とはいっても、やはり基本的な理解がしっかりしていることが前提の問題だったので、一部、ちょっとマニアックなところがありましたが、全体としては基本的な問題だったと思います。

で、対策としては、やはり理科の時事問題に対する興味を持っておくこと。特にニュースには敏感になっておくことが大事です。

今年のような宇宙開発を始め、自然破壊、プラスティック、ゴミ、地震、自然災害などが、テーマになりやすいので、この辺のテーマについて、他の学校の過去問も含めて、勉強しておくと良いと思います。

それ以外の問題としては、やはり過去問中心の勉強をすれば良いですが、どういう問題レベルなのかをしっかり知っておいて、例えば覚える知識についても、そのレベルに合わせて習得していってください。