慶應の3中学の入試においては体育実技があります。
別に体育学部の生徒を募集しているわけではないので、体育が優秀な子をとるわけではないのに、なぜ体育実技の試験をするのかといえば、それは福沢諭吉が初等教育の理想として、「まず獣身を成して而して後に人心を養う」ことを重んじたことにあります。
幼稚舎も同じような理念のもとで運営されていますが、要はまず子どもは体がしっかりしている、元気であるということが必要であって、そういう体ができあがって初めて勉強もをやるべきであると考えているのです。
ということは、中学に入る段階でその獣身ができていなければならないわけです。だから体育実技を課して、その状況を見ることが慶應義塾にとっては不可欠な要素なのです。
塾に行って勉強する、ということが当たり前になってきているのですが、しかし、一方で子どもが成長する段階では体力もしっかりついていないといけない。別に足が速いとか、俊敏であるということが大事ではないが、体が元気である、ということを確かめるために体育実技は行われています。
学校で体育の授業を受けているので、それなりに運動はしていると思うのですが、しっかりとした体躯も育てていってほしいと思います。
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平面図形の問題
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
個の勉強方法
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