慶應は、どの学年でも留年があります。
1年間の成績や学習態度を見て、進級を決めることになるわけですが、単位が足りているつもりが、実際にふたを開けてみると必修単位が不足していたり、成績が振るわずに思わず、留年することがあるわけです。
留年は、早くからわかる場合もあるし、あるいは3月になって初めてそれを知ることもあるわけですが、いずれにしてもそうなると、ブルーな気分であるに違いない。
4月からは一年下の学年に編入されるわけだから、気持ちとしても振るわない。同級生が先輩になったりするから、これも気持ち的にはしんどい。
しかも、同じ学年には2年しかいれないので、次の年に上がらなければ放校になるので、プレッシャーもかかる。
と、そういう経験をした子どもたちが、塾内には案外いるものなのです。
ただ、失敗してしまったものは仕方がない。1年余分にかかった以上、それが自分にとってプラスになるように考えていかないといけないわけです。
例えば勉強について言えば、単位を取れるだけとってしまおう、と考えることもできるし、あるいは多少単位に余裕があるのであれば、他の勉強をしてみてもいいかもしれない。
外国語をちゃんとやろうとか、資格をとるための勉強をしてみようとか、違う習い事をしてみようとか。
もちろん次に落ちてはいけないわけだから、それなりにやらないといけないわけですが、それだけにとどまらず、もうひとつ何かプラスを考えればいい。
1年余分にかかった分、あれが良かったんだ、ぐらい言えるようにすると良いのです。
家族の冷たい視線に耐えて。
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おおぎ形の問題
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
個別を増やしていいのか?
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