慶應湘南は一次試験合格者に対して面接と体育実技による二次試験を行います。その際、これまでの生活、学習などの面について質問をします。活動報告書は、その資料として使用するとともに、学習面以外の点を選考の対象にしています。
来年の入試用の願書は、この秋に用意されますが、ここまでずっとこの報告書は続いていますので、来年度も同じように行われるでしょう。
2013年の募集要項から活動報告書について抜粋してみましょう。
(1)小学校4年生以降のことを中心にA、B、Cのすべての項目について、最も大きな成果をあげたことを一つずつ書いてください。ただし、継続性がある場合はその前の年令の部分を含んでもかまいません。
(2)それぞれに取り組んだ動機、取り組んだ期間、自己実現の達成度(成果を含む)、家庭の関わり方などが明確にわかるように書いてください。
となっていてテーマは3つあります。
A 家庭での活動 B 学校での活動 C 家庭・学校以外での活動
Aは家庭で続けているお手伝いや、長年自分が中心に育てたり世話をした動植物のこと、夏休みの自由研究など、家族も一緒に取り組んだ成果の発表歴。家庭学習の中で得た資格や検定よびコンクールなどでの成果など。
Bは国語・図画工作などの授業を通して出品したコンクールなどでの成果。学校やクラスの役員として頑張ったこと。学校で取り組んでいる課外活動(ボランティアを含む)での成果など。
Cは一般には習い事で、スポーツクラブ(野球、サッカー、水泳、剣道、体操など)での活躍。ピアノ、ヴァイオリン、フルート、お琴、演劇、バレエなどレッスンに通って得た成果など。
しかし、4年生以降は塾をはじめてしまったので、例えば習い事は中止してしまったし、受験勉強で忙しいから特に何かをさせてないし、みたいなことになりがちなのです。
しかも、この活動に関する資料を貼付することになっています。例えばサッカー大会で優勝したら、その賞状とか。珠算なんかだと免状。あるいは発表会のプログラムとか。
でも一番悩むのは実はAだったりするのです。
「お手伝い、してないわなあ」
だから、今から考えておいた方が良いです。何を書くのか?
少しはお手伝いも考えておきましょう。入試に出るんだから。
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今日の田中貴.com
第79回 学習のバランス
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
説明不足
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