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下書きは早めに

毎年、慶應の手続き資料を見ていますが、WEB出願に変わっていろいろ以前に比べて変わったことがあります。

一方で変わらないことも多い。志願書にしても、本人の自己紹介欄にしても、活動報告書にしても、同じ慶應でありながら各校求めることは違っており、その特徴はそれぞれなのです。

だからそういう内容が、しっかり募集要項に盛り込まれている。

読んでいると、以前と変わらないところもかなりあります。

長年の出願手続きを経て練り上がっている説明なので、少なくとも学校が話せることはちゃんと書かれている。

少なくとも出願に関して必要なことはすべて書いてあるので、ぜひ試験実施要項を良く読んでください。

結構、読んでいるつもりでいて、実際に出願書類を書いていると「これは何を書くの?」と思うことが出てくるものです。まずはコピーをとって書いてみると、そういう疑問点が出てきますから、下書きは早めに始めてください。

配点の違いを意識する

普通部と中等部・湘南では配点が違います。普通部は各科100点満点の400点満点なのに対して、中等部と湘南は算国は100点 理科社会は50点満点の300点満点。

この傾斜配点が子どもたちの得手不得手とやはり大きくかかわってきます。

理科社会の知識が多い子は400点満点の方が有利でしょう。特に普通部は理科の生物でユニークな問題が出ることが多いので、生物が好きな子はうまく点数をとれる場合が少なくありません。

4教科そこそこ万遍なくとれる子はやはり普通部に入っていく場合が多いと思います。

逆に理科社会はそれほど得意ではないが、算数が得意な子は特に中等部に入りやすい。

中等部の理科・社会の問題数は結構多いのですが、結局満点が50点ということになると1問1点とか、そのくらいになってしまう。一方、算数はやはり1問5~6点ぐらいになるので、算数が1問違うと理科社会の5問分ぐらいになってしまいます。

したがってどちらを狙うか、という考え方は当然あってもいいでしょう。普通部型の方が自分に合うということであれば、理科・社会に最後力をいれてもいいし、中等部・湘南型の方が良いと思えるのであればその対策をするべきです。

残り時間は短くなっているので、なるべく自分の得手不得手に合った作戦を考えていくと良いでしょう。