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地方から慶應義塾中等部へ

地方にも多くの慶應OBがいらっしゃいますが、お子さんを慶應に、と考える場合はやはり高校からが多いかもしれません。

しかし、今は中学から入学している方が少なくありません。もちろん、お父さんか、お母さんが東京に越して通学するケースが多いのですが、よく考えてみれば中学時代は3年間。

高校に入ればまたいろいろな方法が考えられるので、それならば早いうちに準備を始めようというのも十分考えられることなのです。

むしろ親がいろいろ手を打てる段階で受験させてしまうのは悪い方法ではない。

ここ数年慶應進学館にも、個別ワークスを使って慶應を志望する生徒が増えています。

オンラインですから、自宅で勉強ができるし、夜遅くまで塾に行かずとも中学受験の勉強ができる。

地域によっては中学受験塾がないという場所もあるようですが、近年医学部志望者を中心に地方でも中学受験に挑戦する生徒が増えてきています。

慶應中等部は入試内容が比較的与しやすい部分もあり、まずは中等部を考えられるご家庭が多いようです。実は昔から地方の生徒を受け入れている実績が多いのが慶應義塾中等部なのです。インターネットがこれだけ便利になってきているので、大いに活用されて地方からの中学受験を成功させましょう。

遠いから、という言葉はもう必要なさそうです。



慶應義塾普通部、合格発表は2月2日に繰り上げ

10、11日と普通部の学校説明会がありました。

すでにホームページで学校説明会の動画が公開されています。

慶應義塾普通部 学校説明会

主事の動画によりますと、合格発表は2月2日に1日繰り上がることになりました。この結果、普通部の合格者で普通部に行きたい生徒は、中等部を受験する必要がありません。
結果、今年の中等部の募集人員は減少しますが、今回の措置により緩和される可能性が出てきました。

なお、普通部の募集要項の発表は10月11日を予定しているようです。

慶應中等部 算数過去問ゼミがスタートしました。

2017年からすべての問題を収録した算数過去問ゼミがスタートしました。

問題用紙は本物をコピーして使用できるようになっています。
解答用紙もオリジナルを家庭のプリンターで印刷できるようにしました。

これで慶應普通部、慶應中等部、慶應湘南藤沢中等部の3校の算数過去問ゼミが全部そろいました。

【受講方法】
フリーダムオンラインに登録してください。
https://ck.freedomsg.net/users/signup

登録するフリーダムオンラインは無料で2週間体験ができますが、特別ゼミは内容上公開されていません。

入会は1教科からできます。
無料体験登録後、マイページの「設定・変更」から入会手続きをクリック、必要項目を入力の上、お申込みください。

申込内容を担当からメールで確認させていただいたのちに、登録します。

なお費用は以下の通りです。
4教科 月額26,400円
3教科 月額22,000円
2教科 月額17,600円
1教科 月額13,200円

算数1教科でご利用いただけます。

現在、開講しております慶應関係の特別ゼミは
慶應義塾普通部 出願ゼミ
慶應義塾中等部 出願ゼミ
慶應義塾湘南藤沢中等部 出願ゼミ

慶應義塾普通部 算数・理科出題予想ゼミ
慶應義塾中等部 算数・理科出題予想ゼミ
慶應義塾湘南藤沢中等部 算数・理科出題予想ゼミ
(理科をご希望の場合は2教科の申し込みが必要です。)

慶應普通部 生物対策ゼミ
慶應義塾湘南藤沢中等部 算数過去問ゼミ(2018年から過去5年分)
慶應義塾普通部 算数過去問ゼミ(2017年から過去6年分)
慶應義塾中等部 算数過去問ゼミ(2017年から過去6年分)

学習に関する特別ゼミについては、オンラインによる個別指導「慶應個別ワークス」も承っております。

慶應個別ワークスではいったん解いた問題をもとに、先生といっしょに復習していきます。

なぜここを間違えたのか?

どうやればこの問題は解けるのか?

特になぜ間違えたのか?は大事です。実際に問題の考え方はわかっていたのに、式を書かずに筆算だけで間違えた。あるいは問題の読み違いをしていた。最後の条件を読み飛ばした。理由はいろいろあるでしょうが、しかし、大事なことはそれをどう防ぐのか、ということ。

その具体的な方策を先生が直接、子どもたちに教えて修正するから、やがて確実に点数を取れるようになるのです。

これから模擬試験も増えるでしょうが、大事なのはいかにそれを復習するか、そして誰と復習するか、です。

ベテランの先生たちは子どもたちの答案を見るだけで、問題の解決方法をその場で修正していきます。子どもたちがそのやり方に慣れるまで多少の時間はかかりますが、それでも修正しきってしまえば成績は大きく変わりますので、この時期ぜひご活用ください。

どの過去問をやるか

2月1日から2月5日まで慶應の入試は続きます。

2月1日 普通部
2月2日 湘南一次
2月3日 中等部一次
2月4日 湘南二次
2月5日 中等部二次
ということになるので、慶應3校受験して、湘南も中等部も一次を通過すると他の学校は2月6日以降しか受験機会がなくなります。2月6日に入試が残っている学校はほとんどないので、もうこれは腹を決めて受験校を決めていった方が良いでしょう。

男子の場合、慶應3校を受験するのか。普通に考えれば1校はやめるべきだろうと思います。そうなると、そのとき受験する学校はある程度安全校として絞り込んでおく必要があります。

例えば男子で普通部と中等部を受験し、湘南をやめる場合。2月2日に安全校を受け、2月4日にもう一度上位校を考えておく、という流れになるでしょう。

女子の場合は2月1日が空いていますから、ここで確実に、合格校を確保する方法もある。しかし、一般にはここで女子御三家を受けている受験生が多いでしょう。その合否によっては、受験する学校を変えなければいけない場合もある。

したがって残念ながら1次でだめだった場合も想定して、受験する学校を絞り込んでいきましょう。

なぜ今からそんなことを考えるのか?やるべき過去問を絞るためです。すべての受験校の過去問を残りの期間で10年分2回やるというのも結構大変なボリュームになります。したがってある程度、絞り込んでおいて始めていかないと間に合わなくなります。

後々、成績のことから変えることがあるかもしれませんが、なるべく早くラインナップを決めていった方が学校別対策はしやすいでしょう。

中等部の配点

中等部の配点は算数国語が100点満点、理科社会50点の300点満点です。

理科と社会が結構問題数が多いが50点満点であることを考えると、大きな差がつきにくくなっています。

算数についても問題数が多い分、それほど難しい問題が出ないので差はつきにくくなっているのですが、それでもミスは出るので最終的には僅差の勝負になりやすい問題だろうと思います。

概ね記号や数字を答える形式が多いので、ミスをすると本当に失点の影響が大きくなる試験です。

特に女子の場合は、一次の合格者人数も少ないため、相当に注意深く問題を解いていかなければなりません。

問題がやさしいから、といって入試が簡単にならないのはこのためです。

中等部の偏差値が高いのは、その競争が厳しい点にあるのであって、問題の難しさはあまり関係がありません。これまで説明してきた各科目の特質を良く考えながら、いかに1点でも多く、ミスなく解き上げるか、という力が問われる試験になっているので、ある意味ていねいな子が通りやすくなっています。

またそういう試験であるために、ちょっとしたミスが失点に結びつきやすいため、逆転も生みやすい。特にできる子が失敗するのはこれが原因であることがほとんどなので、試験問題を解いていくにあたり細心の注意が必要になります。

慶應合格のポイントはていねいさだと前からお話していますが、それが中等部では特に出やすい。特に算数でのミスは理科社会でなかなか取り返せない分、本当に注意深く解いていく習慣をつけましょう。