投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

ミスが一番怖い

慶應の出題は偏差値で同じ程度の学校の出題に比べるとそれほど難しいというわけではありません。

しかし、それ故に合格の難しさがある。

一番怖いのはミスです。

後からできても何にもならない。その場で確実に得点できる力が必要なのです。だから、いかにミスを減らすか、ということに力点が置かれないといけない。

算数の場合、やはり式を書いていくことが一番です。しかし、量が多いので、式を書いていくと時間が足りなくなる、という子もいるでしょう。

でも、ミスを防ぐ方法を講じていないとまず本番はミスをするものなのです。なにせ、本番なので、普通の精神状態ではないところがある。

上がっていても、ちゃんと答えが出せる、というやり方にしないといけない。そのための方法を考えなければなりません。

それが算数でいえば、式を書く、ということなのです。普通部の場合はすべて記述式ですが、しかしスペースが十分にある、というものでもない。

したがって効率よく書いていくことが求められるのです。本番だけちゃんとやればいいなどと考えてはいけない。今からきちんとくせをつけていきましょう。


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答えの扱いは慎重に


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式の横にメモを入れると

普通部にしても中等部にしても、問題の数が多い分、急いで解こうとしがちです。

その結果として式を書かない子が多いのですが、これがミスの元になりやすい。

多少面倒でも式を書いていくと、何を計算しているのか、何を出そうとしているのかが明確になります。

そして出た答えには必ずメモを。

太郎君の分速なのか、駅までの距離なのか。単位もつけてください。kmなのか、mなのか。

この小さなメモが、ミスを防ぎます。そして答えを書くときにもう一度、問題を見ることも忘れずに。

何を答えるのか、確認してから答えを書くようにしてください。

最後の計算できれいに割り切れると、うれしくなってつい、それが答えだと思いがちですが、実はもうひとつ式がいる、などということはよくあります。

特に中等部は答えだけです。部分点は一切ありません。その分、ミスを絶対にしない、ぐらいの意気込みをもって、丁寧に解いていく練習をしましょう。


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自由研究は生物をテーマにする

休みの宿題に「自由研究」を出す先生は多いものです。

秋にそういう研究をまとめたコンクールみたいなものが開かれる自治体もあるので、毎年同じようにやっているということもあるでしょう。しかし、受験生にとっては、そんなに時間をかけられるものではない、とつい考えがちです。

しかし、本当はこんなに良い機会はないのです。

特に今の子どもたちは生物を扱うことに慣れていない。観察もしたことがないでしょう。だから、この機会を使って植物を育ててみたらいいのです。

以前にゴーヤの観察日記をご紹介しましたが、植物はいろいろあるし、それをしっかり観察することで、いろいろなことに気がつく能力が研ぎ澄まされていきます。

あるいは虫を飼うのも悪くないかもしれない。テキストや参考書の図ではなく、本物をしっかり見ながらスケッチすれば、本当に入試で役立つこともあるでしょう。

ですから、ここはしっかり企画を立ててください。

もし普通部に入れば来年は労作展の作品を作らなければならないので、その予行演習としても自由研究はうってつけですから、親子で楽しみながら企画を立てて、研究していきましょう。


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粘るか、切り上げるか


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不得意な範囲を作らない

普通部の算数の出題は10題前後、中等部の問題も7~8題程度で小問が多い。

つまり、出題数はそれぞれの学校である程度ボリューム感があります。一方で、試験時間は決まっているから、1問1問の難度はそう難しいわけではない。

しかし、そう簡単でもない。もちろん基本的な出題もありますが、全部が全部そうであるわけではありません。

で、これだけの出題数になると、出題範囲は比較的網羅されてくることになります。

四則計算、数の性質、割合、速さ、平面図形、立体図形、場合の数、規則性、と毎年、概ねすべて出ているという感じになるでしょう。

したがって、この範囲はだめ、というようなものを作らないことが大事です。

どの範囲もきちんと基礎力を磨く必要があります。難度は高くないわけだから、正確に解き上げる力が必要になる。

ボリュームがある分、しっかりと差がつくように作られている試験なので、テーマ的な穴はない方が良い。

ここは不得意だ、というテーマがあるのであれば、今のうちに手をうっておきましょう。


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第386回 ああ言えば、こう言う


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受けたい学校を受ける

面接があるということで、やはり他の日も慶應を受けていないと不利なのかしら、と思われていたとすれば、そういうことはありません。

自分の学校が第一志望であるか、ということはちょっと気にすることではあるかもしれませんが、しかし、男子が3校受験するのもなかなかしんどくなっているのだから、そんなことは学校は百も承知です。

なので、他の受験校は気にしなくてかまいません。早稲田であろうと、立教であろうと、受験校であろうと納得のいく学校を選んでください。

以前は、まだ普通部と中等部しかなかったころ。二次試験の結果で、重複合格はありえませんでした。

どちらかの合格しかない。

これは当然、普通部と中等部がいっしょに決めていた時期があった、ということです。

しかし、今はそんなことはありませんから心配せずに、我が家としての受験校ラインナップを考えてください。


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国名に関する問題


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