湘南藤沢中等部」カテゴリーアーカイブ

インターネットに関する問題

2016年慶應湘南の問題です。


次の文章を読んで後の問いに答えなさい。

 現代社会ではさまざまな情報があふれています。人びとに情報を伝える新聞やラジオ,テレビなどは(あ)とよばれていますが、近年ではインターネットも加わり,情報化が進みました。これを(い)革命とよんでいます。インターネットによって世界中からたくさんの情報を受け取ることができます。しかし,有害な情報もあるため(う)を行って情報の安全性を確認する必要があります。そして情報を発信するときにも注意しなくてはならないことがあります。例えば映画を製作者に無許可でインターネット上に載せて(え)を侵害してはいけません。さらに,安易にインターネット上に個人を特定する情報を載せないように他人の(お)を守る意識を一人ひとりが持つ必要があります。

問1 空らん(あ)~(お)にあてはまる語句を選び,番号で答えなさい。
 1環境権    2 社会権  3 著作権  4 ジャーナリスト   5 フィッシング
 6 プログラム  7iPS  8 IT   9 ソフトウェア 10マスメディア  11プライバシー 12 IC   13 フィルタリング

問2 下の表は,新聞・テレビ・インターネットについて,2013年の平日一日あたりの利用時間を年代別にあらわしたものです。ア~ウにあてはまる組み合わせとして正しいものを選び,番号で答えなさい。(表は『日本国勢図会2015/16』より作成)

20160628k001

20160628k002


【解説と解答】
問1 
あ マスメディア い IT革命 うフィルタリング え 著作権 お プライバシーとなります。それぞれのことばの意味を確認しておきましょう。
 
(答え)あ 10 い 8 う 13 え 3 お 11

問2
各世代を通じて一番長いののはテレビです。10代がほとんどみていないのが新聞。となるとイがインターネットということになります。
(答え)2


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
国語の学校別対策


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自分が変わるしかない


5年生の教室から
知らない言葉はどんどん教えて良い



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帰国枠の選択肢

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5月13日 中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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慶應で帰国枠があるのは、慶應湘南だけです。

その試験の方法は2通りあります。

ひとつは4教科のテストを受ける方法。このテストは一般生と同じ問題です。ただ、帰国生だけで合格者を決めるので、一般枠よりも合格点は低いと考えられています。(考えられているだけで本当に低いかどうか、わかりませんが。)

もうひとつの方法は算数国語の試験と外国語作文。算数と国語はやはり一般生と同じ試験です。外国語作文は英語、フランス語などの対応があります。ただ、すべての外国語に対応できるわけではないので、事前に相談が必要になります。

で、日本人学校に通っていて、外国語はあまり得意ではない、という場合は4教科の試験しかないでしょう。

問題は外国語がある程度できる場合、どちらが良いか、という判断。

ただ、湘南の外国語作文はハードルが高いところがある。

例えば、冒頭に物語の一節があって、その後の物語を作ったり、ある論説的なテーマを与えられて、自分の考えを述べるという問題。

日本語の作文の試験として考えても、それなりに難しいと思うところだが、それを外国語でやる、ということになると相当に書きこなせないといけないところがある。受験校が課している英検~級と同程度の試験、みたいなものではありませんから、あまり簡単に考えない方が良いでしょう。

むしろ4教科の試験を選んだ方が無難かもしれません。実際に理科や社会の過去問をやってみるとそれほど大変でもない、と感じられるのではないでしょうか。


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何が書いてあるか、いっしょに考える


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第267回 自分で考える時間を増やす


5年生の教室から
やる気を起こすステップ



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多様性への意識

今の5年生が受験する時に、横浜初等部から湘南藤沢中等部に進学することになります。

湘南は初めて初等部からの進学を受けいれることになるわけですが、やはり横浜初等部は全員が同じ小学校からやってくる分、生徒が受けてきている教育は同じだから、どうしても子どもたちのキャラクターに似たところが出てくる。

したがってこれまで多様な子どもたちを入学させてきた湘南としては、その部分がスクールカラーとして反映できないのは問題になります。

なので、これまで以上に帰国や一般枠でもそれなりにキャラクターを持って育った子どもたちを入学させたいと思っているでしょう。

学級委員を務めピアノが弾けて、犬の世話をするような女の子は、まあ、その意味で多様性があるとは言えないところがある。

特に活動報告書が求めているのは4年生以降の活動ですから、これはやはり戦略的にものを考えていかないといけない。

もちろん勉強はできないといけないわけですが、多様性に対する意識を持ちながら入試準備を進めて欲しいと思います。


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そろそろがんばるか


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比と割合に関する問題


6年生の教室から
入試問題が解けることが大事



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2017 慶應湘南算数

大問は例年通り6題。

1 計算問題2題
2 小問4題 割合 平均 割合 条件を整理する問題
3 平面図形 小問3題
4 規則性 小問2題
5 立体図形 小問3題
6 速さ 小問3題

小問を加えると合計17問ということになるので、1問平均6点ということになります。
理科や社会の問題数と比べるとやはり少ないわけですから、当然のことながら算数で差がつきやすくなります。

これも例年とそれほど大きく変わりませんが、4番までをまず確実に解き、5番、6番でなるべくできる小問を得点できるようにするのが良い。

4番までの問題はできればパーフェクトで行きたいと思うが、それでもミスはでるでしょう。

5は立体の展開図の問題。(3)は頭の中で組み合わせることはできないが、直方体になるという前提で考えれば表面積を出すことはできる。そこを割り切れるかどうか、がポイントだったでしょう。

6の速さは、条件が結構多いのでそれを整理するのが大変だったかもしれません。

全体として総合的には例年より若干やさしめ、という出題ではなかったかと思います。


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楽しいのがまず先


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数の性質に関する問題


6年生の教室から
半年前の答案



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慶應湘南、社会の入試傾向

試験時間25分。50点満点。
大問5題~6題。1つの大問に小問が6問から7問程度。したがって合計すると40問近くになります。選択式がほとんどですがが、1問1点程度と考えると、25分の試験時間としては社会も理科同様、かなり忙しいといえます。
出題範囲として地理大問2問、歴史大問2問、公民1問、現代社会・時事問題1問というような配分になっています。
2017年は1 地理(地図) 2 地理(関東地方) 3 歴史(飛鳥、奈良、平安) 4 歴史 5 歴史 6 公民(憲法) 7 現代社会(地球温暖化)
となって、歴史が比較的多く出題されました。

知識レベルは標準的といえる範囲であって、特に細かさはありませえん。慶應の他2校と同様に地図の出題は比較的多く、また統計資料に関する問題も良く出題されるので、最近の統計には目を通しておいた方が良いでしょう。特に今の日本がどうなっているのか、という点について問題意識を持っていた方が良いと思います。
時事問題は出題されることが多く、特に世界との関係についての出題は近年増加傾向にあります。

答えるべき解答は、多彩ですが、単問や記号の解答が多く、記述はあまり多くありませんが、それでも1題ないし2題は記述の問題になっています。

 理科同様、知識はあまり細かくはないので、基本的な知識をまず正確に覚えていきましょう。暗記のテキストをしっかり決めて、それを完璧に覚えるという作業を6年後半も続けていくことが大切です。地図と統計については類似問題を他校の過去問から選んで練習しいきましょう。また時事問題は頻出しているので、ニュースや新聞にも注意しておきたいところです。


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ズルは役に立たない


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ボチボチ行きましょう。


6年生の教室から
解説をノートにまとめる



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