投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

慶應の理科

普通部では生物に特徴がありますが、3校ともそれほど理科計算が多い学校ではありません。

どちからといえば、観察系、知識系が多いのが特徴です。難しい力のつりあいの問題がでる、とか、電気の発熱量の問題が出るというわけではありません。

したがって、計算問題がそれほどできなくても心配はいらないのですが、だからといって出ない、というわけではないので、それ相応の準備は必要になります。現在、多くの塾でも電気、水溶液、力のつりあいなど、理科の計算問題をまとめて勉強しているところが多いでしょう。

計算問題の中で一番良く出るのは今、勉強している溶解度、次が中和です。慶應は電気はあまり出題されないし、まして計算問題にまで発展しないことが多いのです。

力のつりあいに関しては、物体の運動、ふりこ、などが中心で男子受験校のような複雑なてこのつりあいなどはあまり出題されていません。

したがって、まずはしっかり基本を固めてください。

あまり難しい応用問題はできなくてもいいですが、それでも穴のないように気を付けてください。

夏からは、いよいよ理科の知識を勉強していく段取りになります。

そろそろ暗記テキストを使って知識の整理を始めましょう。


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慶應の算数

慶應の問題を見ていると、やはり特徴があります。

慶應3校の算数の出題の特徴をまとめると以下のようになります。

1 分野を限らず、なるべくすべてのテーマから出題する。

2 きちんとした基礎力を持っているかどうかを試す。

3 決められた時間内にある程度決断をして自分のとれる最高点をとる工夫ができるかどうかを見る。

これはどうしてか、ということを考えてみると、慶應は付属校ですから、大学の進学はある程度保証されています。したがって、大学受験を突破する、ということは必要はありません。ただし、慶應で行われる教育には充分対応できないといけない。

では慶應の勉強はどういう特徴があるのか、といえば、受験を前提としていないので、受験テクニックに走るようなことはなく、むしろ研究とか専門の勉強に進むための基礎を培う、というところがあります。

普通部の労作展がひとつの例でしょう。自分で考えて、自分で調べて、自分でまとめる。

そういう力がしっかりしていれば良いということなのです。

しかし、決して試験としてやさしいわけではありません。分量もあり、分野も広く、そして時間が短い。

したがってこの出題傾向に合わせて対策を考えていけば良いということになります。

まずはそういう意味で、幅広く基礎力を磨く、ということが最初の対策になります。そろそろカリキュラムが一通り終わる時期ですから、ここからもう一度、「不得意だな」と思われる分野をまず復習していくと良いでしょう。


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慶應の国語

慶應3校とも、読解の問題は圧倒的に選択肢の問題が多くなります。

一部、記述の問題が出たりしますが、しかし、それは量としてはあまり多くない。やはり選択肢で答える問題が多いのです。

したがって読解の問題で得点するためには、選択肢の問題を克服しなければならないわけですが、実は、選択肢の問題は勉強の仕方によっては間違いやすくなります。

最後の2つまでは選べるんだけど、最後で間違える、といったような間違え方をするのです。

なぜでしょうか?

それは、否定することを忘れてしまうから。つまりその選択肢が題意に合っていることばかりを考えてしまい、その選択肢は違うんだという根拠を探すことをしていないからです。

最後のアとイで正しいのはどちらか?ということについて、これは根拠が必要です。

つまりアが正しく、イが間違いである。で、例えば文章の題意に沿って正しいと思うものを選ぶ場合。選択肢には正しいことがたくさん書かれています。当たり前ですが、違うことばかりを書いてしまえば、すぐわかってしまうから、違うことはなるべく減らす。

しかし、違うことを含まないとイが違う根拠がなくなってしまいます。だからどうしても選択肢を作る時に、それを入れる。その要素を見つけ出せれば、間違うことはなくなるのです。

選択肢の問題は「正しいものを選ぶ」のではなく、「違う理由を考える」ことで自ずとひとつに決まってくるのです。

この考え方を練習していくと、実はまず間違えなくなる。

ところが正しいのはどちらだろう、と考えていると正しいことが多いから、見つけられなくなるものです。

アが正しいのではなく、イが違うという要素を見つける練習。

読解ではこれを徹底してやってください。

特に国語の成績が悪い子は、これをやると全然得点力が変わってきます。

作問者は作者とは違いますから、当然、これが違うという根拠を文中に求めて作っているわけで、そこを見つければいい。ただし、そう簡単には見つからないように、作問者は工夫をしていますから、そこを見抜けるように考えていく。

イが違う理由、ウが違う理由、エが違う理由が見つかれば答えはアになるのです。

これは練習していくことで、段々身についていきます。ですから、過去問をやるときも、この視点で国語の読解問題を解いていってください。


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溶解度に関する問題


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北海道に関する問題

下の地形図は縮尺1/50,000地形図「砂川」の一部です。地形図の方位は上が北で拡大縮小はしていません。問いに答えなさい。

問1 石狩川の河口に最も近い位置にある都市を下から選び,番号で答えなさい。
   
 1 小樽 2 函館 3 稚内 4 釧路 5 苫小牧

問2 地形図を見ると石狩川の周囲の農地は正方形に区切られています。地図上で正方形の農地の一辺の長さは
 1cmでした。この一辺の実際の長さを求めなさい。単位はmで答えること。

問3 地形図から読み取れることとして適当でないものを選び,番号で答えなさい。

 1 石狩川の両岸には堤防が作られている。
 2 西の線路沿いにある集落の方が,石狩川の東にある集落よりも入口密度が高い。
 3 石狩川は,ほぼ北北東から南南西に向かって流れている。
 4 石狩用が蛇行していたと ̄書の河道の∵部が切り撤されて,三日月型の沼や池となっている。

問4 北海道の農業の特色についての説明として適当でないものを選び,番号で答えなさい。(統計数値は「2018データブックオブ・ザ・ワールド」「朝日ジュニア年鑑2018」「日本国勢図会2018/19」より)
 1 稲の栽培に適さない土地に手を加え・低い気温に強い品種の開発によって米の大産地となった。
 2 都道府県ごとにみた2015年の農家総数にしめる販売農家の割合は,北海道が最も高い。
 3 農家一戸あたりの経常規模が大きく,大型の農業機械が使われている。
 4 北海道の2016年の農業産出額で,もっとも高い割合をしめるのは米となっている。

【解説と解答】
問1 小樽が一番河口にに近くなります。
(答え)1
問2 この地図の縮尺は5万分の1。
(答え)500m
問3 人口密度が高いことは地形図ではわかりません。
(答え)2
問4 畜産が第一位。
(答え)4


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第383回 やらせるのは次善の策


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英語入試

慶應進学館 夏期講習のお知らせ

2019年入試から慶應湘南で英語入試が実施されました。レベルは英検2級から準1級程度、ということで、帰国の枠にはまらなくても帰国と同じ3科目の入学試験が受けられることになります。

過去問も出てきましたので、そのレベルからするとこれに対応できる小学生は結構多いのではないかと思います。

一方で横浜初等部の内部進学により、一般枠が50名減員されていることから、狭い門になっていることは間違いなく、今年の応募者は大幅に減りました。男子の場合は2日を空けて普通部、中等部の受験という受験生が多くなったと思われますが、湘南熱望組にとっては逆にチャンスといえないこともない数字になってきています。

ただ英語入試はこのレベルの入試だと思うとそれほど大きな差が付かず、となると合否は算数と国語で決まってくる可能性が高いので、やはり算数と国語をしっかり固めるという対策が望まれるだろうと思います。


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オープンキャンパス


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