慶應の問題を見ていると、やはり特徴があります。
慶應3校の算数の出題の特徴をまとめると以下のようになります。
1 分野を限らず、なるべくすべてのテーマから出題する。
2 きちんとした基礎力を持っているかどうかを試す。
3 決められた時間内にある程度決断をして自分のとれる最高点をとる工夫ができるかどうかを見る。
これはどうしてか、ということを考えてみると、慶應は付属校ですから、大学の進学はある程度保証されています。したがって、大学受験を突破する、ということは必要はありません。ただし、慶應で行われる教育には充分対応できないといけない。
では慶應の勉強はどういう特徴があるのか、といえば、受験を前提としていないので、受験テクニックに走るようなことはなく、むしろ研究とか専門の勉強に進むための基礎を培う、というところがあります。
普通部の労作展がひとつの例でしょう。自分で考えて、自分で調べて、自分でまとめる。
そういう力がしっかりしていれば良いということなのです。
しかし、決して試験としてやさしいわけではありません。分量もあり、分野も広く、そして時間が短い。
したがってこの出題傾向に合わせて対策を考えていけば良いということになります。
まずはそういう意味で、幅広く基礎力を磨く、ということが最初の対策になります。そろそろカリキュラムが一通り終わる時期ですから、ここからもう一度、「不得意だな」と思われる分野をまず復習していくと良いでしょう。
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