月別アーカイブ: 2016年2月

記述も出る

記号や選択問題が多い中等部ですが、今年は社会で記述の問題がでました。

問1

平成25(2013)年の全国主要漁港の水揚高(数量と金額)は次の通りでした。このうち、数量で1位の銚子漁港が金額ではなぜ順位を落としているのか、その理由を順位の変わらない焼津と比較して40字以内で答えなさい。

形式的には
1 銚子が金額的に低い理由を
2 焼津を比較して
3 40字以内に書く

ということです。

問題としてはそれほど難しいわけではないでしょう。漁獲量が多くても金額が低ければ、単位あたりの売り上げが低い、ということだから、つまり銚子で上がっている魚の単価が安い、ということです。

あとはそれをどうまとめるか、ということなので、こういう問題が中等部でも出題される可能性がある、ということは考えておきましょう。

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6年一貫校の魅力
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気が回らない
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息子を慶應に入れようと思ったとき

息子を慶應に入れようと思ったのは、本人が慶應に行きたいと言い出したからですが、それは当然のことながら親の感化があるように思うのです。

別に慶應ばかりが学校ではない。6年一貫教育はやはり子どもにとって得るものが多いと思っていたので、中学は受けさせたいと思っていました。しかし、自分の塾に通わしていて、だんだん本人は「この試験で終わりにしたい」と思うようになった。

まあ、仕方が無い部分はあると思うのです。この先またこのプレッシャーを受けるのはいやだなあ、と私も思うかもしれない。

じゃあ、慶應にしよう、と思ったとき、とにかく算数だけはできるようにしよう、と思いました。

別に受験校でも同じように考えたかもしれませんが、やはり入試において差が開くのは算数です。だから算数が得意になれば、ある程度はいけるようになる、と思ったので、
「君は算数が好きだねえ。」
とか
「君は算数ができるねえ。」
とか言い続けた。

いや、もちろんそれだけではできるようにならないから、問題もやらせましたが、やらせる、ということ自体が本来は難しいことなので、
「これができたらすごいんだよねえ」
ぐらいはいって、目の前にご褒美ぐらいぶら下げた物です。

まあ、その結果として思うとおり、算数はできるようになったが、その当然の報いとして国語ができなくなった。これは後から大変苦労しましたが、まあ、算数のアドバンテージがあったから何とかなったのだと思います。

ただ、まずは何かできるようにする、何か自信を持てるようにする、というのは絶対にやった方が良いと思うのです。

僕にはこれがある、と思えるようになることは、長い受験勉強では本人を支える力になるので、まず何かひとつ本人の自信になるものを育てていきましょう。

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第227回 中学受験は特別な受験
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自分で勉強するようになることは大変難しいことだ
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語彙を増やす

国語力を培っていく上で大事なことのひとつに語彙を増やすことがあげられます。

慶應の問題を見ても、別に語彙がやさしいわけではない。実際に入試に採録される文章というのは、小学生に向けて書かれたものではないわけで、その分、いろいろな言葉を知っている必要があります。この言葉は指導要領では規定されないから、どんな言葉が出てくるかわからない。

もちろん難しい専門用語には当然脚注をつけますが、そう何から何まで註がつくわけではないので、ある程度は読んで理解できないといけないわけです。

でそのためには本を読まないといけない。読書量が多ければ、この問題は確実に解決できます。読書量が多くて、語彙が少ない子というのはよほどワンパターンな読書しかしていない場合以外考えられない。いろいろな作者のものを読めば必然、語彙は増えていきます。

で、もしその時間がないとすれば、それを増やす手段として、やはり入試問題を解く、ということが次の方法になるわけです。たとえば毎週長文の読解問題を2題やると決める。2題やるといっても長文の意味をしっかりとらえる、という点で考えると、短い時間ではすまないかもしれません。だから2問ぐらいにしておく。

その代わりじっくり読んで、問題も最後まで考え、そしてしっかり答え合わせをする。

この繰り返しを入試まで同じように続けていくことがポイントです。別にあるとき量を増やす必要はない。ずっと同じペースで進んでいく。それでも相当なものを読むことになるから、語彙も増えるし読解力もつく。国語の力はこの平均的な努力をずっと続けることで身につくのです。

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答えよりも式
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中等部の漢字の書き取り

毎年割と出題数も多いし、難しい漢字が出てくる中等部の書き取りですが、今年はまあ、それほど難しくはありませんでした。

しかし、この出題、新聞を読みながら作ったようについ思えてしまいます。ね?
新聞は読んでおいた方がこういうところでも役に立ったりするものです。

下線部のカタカナを、正しい漢字に直しなさい。
ア 日用ザッカのお店
イ ともだちをシンヨウする
ウ 感動してアツいものがこみ上げてきた
エ 色のハイゴウを工夫してみる
オ 食べ物のショウミ期限をたしかめる
カ 台風で車がオウテンした
キ 北上のキシベ目に見ゆ
ク まもなく運転サイカイいたします
ケ ボウサイの目
コ TPPの交渉はシンヤにまでおよんだ
サ 大軍をヒキいる将軍
シ 大事にホカンする
ス ビルのカイタイ作業
セ 胃にやさしいセイブン
ソ ユウヤけが美しい
タ 米中シュノウ会談

【解答】
ア 雑貨 イ 信用 ウ 熱  エ 配合
オ 賞味 カ 横転 キ 岸辺 ク 再開
ケ 防災 コ 深夜 サ 率  シ 保管
ス 解体 セ 成分 ソ 夕焼 タ 首脳

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溶解度の問題
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付属校人気?

今年、慶應の倍率は昨年に比べて上がりました。

ここのところ、下がり続けていたので、ようやく盛り返した、という感覚がありますが、少子化の時代、増えるにはやはりそれなりの理由がありそうです。

で、ひとつの仮説は、「大学入試改革の不透明感」。

センター試験の廃止が決まり、次の試験の内容がまだ十分に定まっていない中、大学入試がこれからどうなるか、とやきもきするよりは、大学付属校でいいじゃないか、という考え方。

確かにそれは一因としてはあり得るかもしれないな、と思います。

劇的な増え方ではないので、割合から考えるとそういう層がいるでしょう。

もしそうだとすれば、来年もまた同じぐらいの競争率で推移するかもしれません。

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出来なかった問題をやり直す
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第一志望は早めに決める
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