普通部で野球部に入って甲子園に行けますか?

今年の春の選抜高校野球に、5年ぶりに慶應義塾高校が出場します。

神奈川県大会というのは、強豪校が目白押しで、かつ参加校数が一番多い。東京は夏の甲子園は東と西に分かれて2校出場できますが、神奈川は1校だけ。

だから大変なのに、よく頑張ったと思います。

で、普通部出身でベンチ入りする選手もいるでしょう。

慶應義塾高校には推薦入試制度があり、例えばリトルリーグで実績を上げた選手を推薦で採ることができます。

ただ、それも成績が伴わないとだめなので、野球ができれば大丈夫、というわけにはいかない。

その分、普通部や中等部出身者にもちゃんとチャンスがあるので、野球でそれなりの素養や実績があれば、もちろん甲子園に行けるチャンスはあります。

これは他の強豪校とは大きく違う点。

他の強豪校の場合、一般枠で入学した生徒が硬式野球部に入れるところはあまりありません。それこそリトルリーグの出身者ばかり。ちゃんとスカウトがいて、全国を飛び回って高校に採る選手を決めていきます。その意味で、慶應義塾高校は他の強豪とは異質なところがあるので、大いに活躍を期待しています。

今年の湘南の作文をCHATGPTに聞いてみた。


「甘いモノって、誘惑は強い割にだいたい体に悪いじやないですか。肥満とか生活習慣病にも繋がるし。だから、国なり県なりで税金をかけて、値段を上げていけば自然と国民・県民の健康が増進されるって
思うんですよ。子供の身体の生育に必要な部分もあるでしょうから、料理に使う砂糖とかは例外として、生活習慣病の人の食生活をある程度追い駆けてみて、どう見てもいけないなあと思うような品目だけでいいんですよ。課税しましょう。」

 問 あなたはこの人と対話をしています。この人の意見に百六十字以内で反論しなさい。

CHATGPT
解答1
私は同意できますが、課税だけで健康増進にはならないかもしれません。また、一部の人々には負担がかかることもあります。代わりに健康的な食生活を促進するための教育や選択肢の提供、適切な栄養の提供など、多角的なアプローチが必要だと考えます。(116字)

ちょっと短いのでもう一度やってみると
解答2
私はこの人の意見には賛同しますが、値段の上げ方については一部異論があります。甘いものが健康に悪影響を与えることは確かですが、税金をかけて値段を上げることで生活習慣病の改善に必ずしも貢献するとは限りません。例えば、手間や費用がかかっている健康的な食品を購入することができない低所得者や、甘いものが慰めとなるストレスフルな生活を送っている人々にとって、税金が高くなっても改善にはつながりません。代わりに、健康的な食生活の普及促進や、ストレスの軽減手段の提供など、多角的なアプローチが必要だと思います。(248字)

システム的にはもうここまでは来ている、ということなのでしょうが、子どもたちの解答はどうだったでしょうか。

栄光・聖光併願問題ーなぜオーバースペックになるのかー

ある大手塾の慶應普通部対策に通っていた子が、こんな話をしてくれました。

「僕は普通部のクラスで3番目です。なかなか上にはいけません。」
「え、最近力がついてきたんじゃないの?」
「普通部の問題は結構できるようになってきたんで、別にいいんですが、でも上2つは栄光・聖光狙ってますから。」
「つまり、できる問題が違うということね。」
「まあ、そうです。」

神奈川男子の上位層は2月1日麻布を受ける子が多くなります。
そして2月2日は栄光か聖光。そして2月3日が浅野、という流れになるわけですが、そうするとまあ、まったく安全というわけにはいかない。

浅野も最近は十分に難しい。で、栄光、聖光が第一志望の層にとって、わざわざ1日にリスクをとって麻布を受けに行かなくてもいい。

だったら受験校ならサレジオ、あるいは湘南地区なら逗子開成。そして慶應義塾普通部もその併願校に挙げられるのです。

普通部に合格したらそれはうれしいだろう、と思うのですが、残念ながら栄光・聖光がだめだとがっかりして入ってくる子も少なくないのだとか。

普通部合格者には栄光・聖光合格者がそれなりに含まれているのです。

で、普通部と栄光・聖光の出題内容はまったく違います。普通部に合格する、ということだけ考えれば別に栄光・聖光の問題ができなくてもかまわない。

しかし、塾で対策クラスが序列化されると、そこまでいかないといけないのではないか、とつい考えて、本来の慶應対策にまで時間が回らなくなる、のです。

これが普通部受験生がオーバースペックに陥りがちな原因です。

他の塾でも同じような序列化の問題があって、この子は最初良い位置にいたのですが、12月下旬の組み分け(まあ、こういう時期まで組み分けをやらなくてもいいではないかと思ってしまう部分もあるのですが、)で、2クラス落ち、というのを経験してそこからボロボロになりました。

頼まれて修復に挑んだのですが、やはり本人のショックは大きかったと見えて、なかなか立ち直れず、何とか2日の併願校の合格がとれた、という恰好。でも手を打たなければそこも危なかったかもしれません。

最近の塾の序列化はいろいろな弊害を生んでいるところはあるのです。

慶應進学館は個別ですから組み分けもなく、ベテランの先生方がしっかり最後仕上げてくれます。

余分なことをしてるかなあ、と思われたらぜひ一度ご相談ください。

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前半の学習内容の絞り方

新学年が始まると気ぜわしくなるでしょう。

塾に通っていればまず通塾日数が増える。拘束される時間が長くなる。家でやらなければいけない課題が増える。

なので、やることに追われてしまいがちです。しかし、慶應を狙うわけですから、これからの勉強はそのためのものでなければなりません。そこでまず1年間を大きくふたつの時期にわけ、夏休みまでとそれ以降にして毎年考えています。

前半の目標

1 算数と理科の計算問題を中心に、練習を進める。

2 国語の読解問題の練習を過去問を中心に行う。

前期は、まず算数と理科を中心に仕上げていくということですから、したがって勉強時間の半分を算数に、20%を国語に、20%を理科に、10%を社会に、というイメージが良いでしょう。

カリキュラムの復習にかかる時間をまずしっかり確保してください。カリキュラムを復習しないままにするのは非効率です。

その上で、国語の過去問を1週間に2題程度は必ず勉強するようにしましょう。

これは時間をかけてください。つまりたくさんの問題を解くよりも1問をていねいに解いていくという勉強の仕方が良いと思います。

続いて、算数ですが、これはテキストの復習をしっかり進めていけば良いと思います。

一番大事なのはやりきる量にしぼる、ということです。

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、といいながらひとつひとつがものになっていないと、やはり力は付いていきません。

理科は、計算問題を中心としたテーマを勉強してください。生物や地学などの知識系列はもう少しあとで勉強します。カリキュラムの学習を中心にすえて、なぜそうなるのか、をしっかり理解できるようにしましょう。あまり難しい計算問題は手を出さなくても良いです。実際にあまり難しい計算問題は慶應では出ません。その分、基礎力を身に付けておきましょう。

社会は、カリキュラムの復習をやりましょう。知識を覚えることにあまり時間をかけなくてかまいません。覚えるのは後半で良いですが、しっかりテキストは読み込んでください。

具体的に何をやるかを決める、ということはやらないことを決める、ということでもあります。

ですから前半の基本的なルールとしては

1 考える問題を中心にすえる

2 しっかりとした基礎力を創る

としてやる内容を絞り込んでください。

基礎学力をしっかり創る

慶應の問題は偏差値に比べて、やさしい、と言われます。

そう簡単ではないと思う部分もあるのですが、しかし、そういう一面はあるかもしれません。

慶應3校は完全付属校です。選抜試験で定員の一部が確実に進学できない、というようなことはない。進級さえできれば、学部の振り分けはあるものの、全員が基本的に慶應義塾大学に進学できます。

だから大学受験は必要ないし、別に医学部進学に力が入っているわけでもない。

むしろ慶應文化の担い手として、それぞれが自分の可能性を義塾の場で大いに広げてもらうことに一義があります。

それに必要なのはむしろ基礎学力であり、読む、書く、考えるということがしっかりしていることが大事。

技術的なことを学ぶのは中学、高校、大学とあるので、適正な時期に学べば良いから、その土台だけしっかり創ってもらいたい、とそう考えているのです。

だから、いたずらに難しい問題を解けるよりは、しっかりとテーマに対して興味を持ち、ていねいに考えられ、自分の意見を表明できることが必要なのです。そこに視点を持っていかないと、本来慶應が求める人材像と変わってくるところがあります。

進学塾はいろいろな学校に対応するし、進学校は大学受験の結果を求められる分、その素養がある子を採りたいと思うからそういう出題になるかもしれませんが、慶應はそうではない。

だからまずしっかりと過去問を見て、何が求められているのかをつかんでもらいたいと思います。

慶應が求める力がついているのか

今の中学入試体制というのは、多くの塾で一斉に競争を行って序列化し、上位の子から上位校から順に入っていく、というイメージだろうと思うのです。

だから偏差値がなるべく高い方が良い、と保護者のみなさんは思っているわけですが、慶應の入試に関して言えばそういうことだけではない。

実際に1日で終わる普通部も二次試験を全員に課していますし、湘南、中等部にいたっては一次試験の後に二次試験をやって、かつ親まで呼んで面接をします。

このコロナ禍で、面接試験を中止した学校は多かったでしょうが、慶應は3校ともこの3年間一度も面接をやめていないのです。

つまり、求めるものが明確にあり、「必ず会ってから採る子を決める」からです。

実際に偏差値の序列順に入っているのか、と言えばそうではありませんし、また普通部、中等部、湘南でやはりそれぞれ視点が違うのです。

今回の入試を通じでもやはりその違いははっきりしていました。

現在の受験体制では、実に大変な思いをして準備を進めているご家庭が多いでしょう。

しかし、本当に慶應が求めている力がついているのかといえば、そうではない面がやはりあります。

入試問題と照らしてみればすでにオーバースペックなところもあるし、本来やらなければいけない練習ができていないところもあるのです。

ただ序列化の上位にいるだけでは合格しない、という点ははっきりしています。

ですから、出題や入試から逆算して準備を進めていかないといけないわけで、今回の説明会ではその内容を詳しくお話したいと思います。

残席が残りわずかになってきましたが、慶應3校受験をお考えならぜひご参加ください。

2023 慶應入試説明会のお知らせ

プラスティックに関する問題

2023年慶應義塾中等部の出題です。

次の文章を読み、各問に答えなさい。

プラスチックは石油から作られるため、燃やすと温宰効果ガスが出てしまいます。近年では、海で漂ううちに細かく砕かれてできた( あ )プラスチックが海洋牛物の体内に取り込まれてしまうことが問題となっています。この対策として、プラスチックの代わりに、紙や木材などの環境に優しい素材へ切りかえる動きがみられます。また、植物から作られた( い )プラスチックを使用することで、人気中の二酸化炭素の総量を増やさない「カーボン・( A )」という方法も注口されています。他にも、( う )プラスチックと呼ばれる、自然の中で分解されるプラスチックの導入も始まっています。
日本では、2022年4月からプラスチック( B )促進法という法律が施行されました。この法律は、これまでの①3R(リデュース・リユース・リサイクル)にリニューアブルも加えて、環境に優しい社会の実現を進めていくために定められました。例えば、コンビニエンスストアなどでもらえる( え )プラスチックのスプーンやストローを減らすことや、リサイクルまで考えた商品の開発をすることなどがあげられます。また②「特定プラスチック使用製品」として12品目が定められ、お店やホテルにはこれらを環境負荷にならないように提供する工夫が求められています。

問1( あ )~( え )の正しい組み合わせを選び、数字で答えなさい。

   ( あ )  ( い )  ( う )   ( え )
1  生分解性   ワンウェイ  マイクロ   バイオマス
2  バイオマス  生分解性   ワンウェイ  マイクロ
3  マイクロ   バイオマス  生分解性   ワンウェイ
4  ワンウェイ  マイクロ   バイオマス  生分解性

問2( A )・( B )の正しい組み合わせを選び、数字で答えなさい。

   ( A )    ( B )
1  イコール    ゴミリサイクル
2  セーブ     ゴミ循環
3  ニュートラル  資源循環
4  リミテッド   資源リサイクル

問3 下線①について、語句の意味を正しく説明している組み合わせを選び、数字で答えなさい。

   リデュース    リユース    リサイクル  リニユーアブル
1  くり返し使う  作り変える    再生可能    減らす
2   再生可能    減らす    くり返し使う  作り変える
3  作り変える   再生可能     減らす   くり返し使う
4    減らす    くり返し使う   作り変える   再生可能

問4 下線部②について、お店やホテルの工夫としてふさわしくないものを選び、数字で答えなさい。

1 飲食店は、マイはしやマイボトルを持ちこんだお客に商品を提供しないようにする。
2 クリーニング店は、ハンガーを店頭で回収し、リユースやリサイクルをする。
3 コンビニエンスストアは、プラスチック製のスプーンやフォークを有料で提供する。
4 ホテルは、歯ブラシやくしなどを宿泊客がロビーで必要な分だけ持っていけるようにする。

【答え】
問1 3
問2 3
問3 4
問4 1

特に難しい問題ではないと思います。今後これらの問題はさらに頻出するでしょう。新しい言葉はどんどん出てきますので、確実の覚えていく必要があります。

2023 慶應義塾中等部 入試結果

2023年の慶應義塾中等部の入試結果がまとまりました。

【応募者数】男子856名 女子 448名
【一次試験受験者数】男子 697名 女子352名
【一次試験合格者】男子 289名 女子 110名
【二次試験受験者数】男子 250名 女子104名
【二次試験合格者】男子 135名 女子 58名
【補欠繰り上がり候補】 男子38名 女子29名

今年は男子定員が140名から120名に減少し、普通部の発表が中等部の一次試験の前に行われたので男子一次の受験者数が891名→697名と22%減少しました。
来年の普通部発表日程によってはまた揺り戻しがあるかもしれません。

反論を書く

2023年 慶應義塾湘南藤沢中等部の国語の問題です。

例年100字~200字程度の作文が課される湘南ですが、今年は以下のような問題でした。

あなたの目の前に次の意見を述べる人が現れたとして、あとの問いに答えなさい。

 「甘いモノって、誘惑は強い割にだいたい体に悪いじやないですか。肥満とか生活習慣病にも繋がるし。だから、国なり県なりで税金をかけて、値段を上げていけば自然と国民・県民の健康が増進されるって
思うんですよ。子供の身体の生育に必要な部分もあるでしょうから、料理に使う砂糖とかは例外として、生活習慣病の人の食生活をある程度追い駆けてみて、どう見てもいけないなあと思うような品目だけでいいんですよ。課税しましょう。」

 問 あなたはこの人と対話をしています。この人の意見に百六十字以内で反論しなさい。

  ※ この人に反論するにあたって適切な言葉づかいで笞えること。

  ※ 原稿用紙の使い方に従って書くこと。ただし、一マス目から書き始め、改段落はしないこと。

課題は反論です。したがって、この人の意見に反対しないといけない。この人は甘いものについて課税しよう、という主張をしています。ですから、この課税には問題がある、という指摘をしなければなりません。
短い時間でしかも60字。ディベートを想定した問題と言えるでしょう。

慶應普通部、慶應湘南藤沢中等部 合格者発表数ならびに繰り上げ候補者数

今年は慶應普通部の発表が2月2日19時〜でした。

WEBで発表されると同時に構内に掲示されました。
合格者数は195
繰り上げ候補者数 68

昨年に比べて若干減少していますが、繰り上げ候補の68名はやはり多すぎかもしれません。

一方慶應湘南の一次発表が2月3日13時〜WEBで行われました。
合格者数は
一般 191名
帰国  71名
一般のうち、英語選択者の合格は29名でした。

また同校の二次試験の結果は2月5日13時からWEBで行われました。
合格者数は
一般 86名
帰国 40名
一般のうち、英語選択者の合格は16名でした。

繰り上げ候補者数
一般 22名
帰国 16名

なお、普通部も湘南も繰り上げ候補にはすでに順番がついており、その順番にしたがって繰り上げ事務が行われます。

慶應義塾中等部の一次発表も行われていますが、現在のところ、まだ全体の数字は判明しておりません。