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慶應湘南、帰国の視点は変わったか?

今年2月の慶應湘南は、横浜初等部の生徒が進学するにともない、大きく入試が変わりました。

一般枠の定員が50名減員され、その代わり算数、国語、英語の3科目を一般枠でも受験できるようになりました。一方、帰国枠の方は定員は変わらなかったものの、外国語の試験が変更され、英語の試験内容が一般枠の英語試験と同じになりました。

レベルとしては慶應湘南が発表した内容では英検2級~準1級程度となっています。
中等部入試英語試験について

長い間、英語入試を見てこられた先生によると、今回のサンプルの試験内容はこれまでに比べるとやはりやさしくなっているのだそうです。

また実際に行われた試験もレベルとしては、発表されたものと大きく逸脱することなく、また作文もなかったことから、かなり易化したと言われています。

となるとやはり、湘南が求める資質が変わりつつあると言えるでしょう。ただ英語ができる、だけではなく算数や国語の力も十分に必要であり、3教科の総合力が問われていると言えます。英語の試験で大きな差がつかなくなった分、むしろ算数や国語の対策が帰国枠には求められるようになったと言えるでしょう。


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慶應湘南の男女比

慶應湘南の定員については、男女の数の特定はありません。しかし、これまでは概ね1:1の割合に近かったと思うのですが、2019年の入学は男子47名、女子63名と大幅に女子が上回る結果となりました。

慶應の受験生のレベルで言うと、合格者の成績は女子の方が高いことになっており、同じ数で採ると女子の方が難しくなる傾向にあります。

今年から横浜初等部の生徒が慶應湘南に進学するに伴い、人数の調整が多少はあったにしても、これほどの大きな差になったということは、やはり採る基準をある程度男女でそろえたということになりそうです。

男女の定員を明示しない以上、同じ基準で合格させるのであれば女子が多くなるのは普通の話なので、したがって中等部は最初から男女の定員を定めています。

私立大学医学部の入学で問題になった女子の合格基準の問題がここでも反映したのかもしれません。普通に考えると、これで男子の湘南の門戸が多少なりとも狭くなってきた、と言えるでしょう。


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中等部の算数対策のポイント

中等部の算数は大問7題。小問で20問。1問5点の配点になっています。

算数の解答形式に独特の書き方があり、その答えのケタ数がわかるようになっています。また問題はそれほど難しい問題が並ぶわけではありません。

たまに難問と呼ばれる問題が含まれることがありますが、標準的な問題が多く、どちらかといえばミスなく解きあげる必要があります。

試験時間は45分で小問20問ですから、1問平均2分ちょっとで仕上げなければなりません。

偏差値の割に問題がやさしいと思われがちですが、しかし、試験がやさしいわけではありません。それだけ高得点をとらなければいけない部分があり、ちょっとしたミスが問題になります。

したがって過去問を中心に、確実に得点をとる練習を続けてください。特に解答の書き方については、解答用紙を使って確実に記入することも練習が必要です。

出題範囲は広く、ほぼすべての分野から出題されると考えて良いでしょう。したがって、不得意な分野を残さないことも大事な対策です。

逆にあまり難しい問題には手を出さなくて済むので、中等部の出題レベルに合わせて確実に解き上げる練習をしてください。


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第393回 親の志望校


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慶應湘南、活動報告書のフォーマットが変わりました。

慶應湘南と慶應中等部の願書が9月1日より、販売されています。

慶應湘南については、出願書類が一番多いため、準備を早めに始める必要がありますが、今年も例年通りの出願書類となりました。

1)入学志願書(写真貼附)
2)整理票綴り(写真・振替払い込み受付証明書貼附)
3)調査書
4)活動報告書
5)調査書受領報告用はがき

ただし、活動報告書については、そのフォーマットが大きく変わっています。

以下、活動報告書原文から


(注)保護者の視点で記入してください。
小学校4年生以降、家庭での活動、学校での活動、家庭・学校以外の場での活動で得られた成果の中で、最も志願者がアピールできるものを(ア)~(ウ)の中からひとつ選んで○印をつけ、その概略(大会名・コンクール名。競技種目・成績・開催年月日、主催団体など)をA欄に記入してください。また、その活動における役割や取り組みの状況、活動を通して得たことなどの詳細をB欄に記入してください。


これまでは家庭での活動、学校での活動、家庭・学校以外の場での活動すべてについて1つずつ書くことになっていましたが、今年からはそのうち1つだけを詳細に選んで書くことになっています。

3つ書かなくても良い一方でその1つについて書く欄が大きくなり、またA欄には活動の内容の概略と発表歴、成績などを記入するほか、B欄でさらに具体的な取り組みの説明が必要になっています。

相変わらず小学校4年生以降の内容ですから、これは良く考えていかないといけなくなりました。

慶應進学オンラインでも内容を吟味しながら、書くべきポイント等について解説をしていく予定ですが、いずれにしても準備をしっかり進めていきましょう。


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湘南の算数対策のポイント

慶應湘南の出題は大問6題。

ただ一般枠と帰国枠で同じ試験を受けます。どうしても帰国枠の生徒と一般枠の生徒では算数に差が出る可能性が高いので、1~4まではそれほど難しい問題が並びません。

それでも中等部ほどやさしいわけでもない。ただ、5.6に比べれば相対的にやさしいと言えるでしょう。一般枠の場合、ここでミスをするとかなり厳しくなる。だから1~4はまず確実に正解する力を鍛えなければなりません。

ここまでは普通部、中等部に共通する対策ですが。5番6番は、やはり湘南独自の対策が必要です。

1~4に比べればかなり難しくなります。立体、速さ、規則性、場合の数など思考力が必要な問題が出題されますが、特に多いのは流水算でしょう。

いろいろ途中で条件が変わるので、その情報を的確に整理して考えに反映させていかなければいけない。グラフを書いた方が良い場合もあるでしょう。この部分は過去問を中心に演習しつつ、御三家などの問題にも気をつけておくと良いかもしれません。

まずは基本をしっかり抑えた上で、この5,6番対策も平行して進めていくことが湘南の算数対策のポイントです。

慶應進学オンラインの出願手続きの解説も9月からスタートします。


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