普通部の理科は出題が大問4題でした。
1 ニボシに関する問題(小問8問)
2 自転車に関する問題(小問7問)
3 ペットボトルに関する問題(小問6問)記述1問
4 地震に関する問題(小問6問)
昨年に続いて4分野に問題が分かれました。100点満点で小問数が全部で27問なので、1問平均4点で、例年と同じ問題数でした。今回も生物でスケッチ問題が出なかったが、ニボシに関する問題、自転車に関する問題、ペットボトルに関する問題はいずれも身の回りの理科から考えさせていく問題で、普通部らしさを感じました。
自転車の問題ではギア比、ペットボトルの問題では浮力の計算問題があったが、さほど難しいというものではなく、条件をしっかり読み取れていれば確実に得点ができたのではないかと思われます。
全般的には例年通りの出題傾向だが、生物の問題が若干ではあるが取り組みやすかったので、例年より平均点は上がったと思われます。
今後、生物の問題については、やや取り組みやすくなるかもしれませんが、従来から普通部の設問には独特なものがあるので、過去の出題を検討しておくとよいと思われます。
慶應進学館の学校別ゼミでは、昨年から「普通部生物対策ゼミ」もスタートしていますが、ここは出題傾向としては特徴のある部分ですから、しっかり対策をしていきましょう。