大学から慶應という数は慶應義塾卒業生の中で一番大きな割合を占めます。
大学の定員が一番大きいからですが、大学から進学してみると、やはり慶應4年間というのはちょっと短い。
もう少し長くいないと、慶應の良さを実感できない、と感じることが多いでしょう。
だからといって幼稚舎から数えて16年というのは、まあ、ちょっと長いかなあとも思われます。
中学から入ると10年、高校から入ると7年。
このくらいの感じが良いのではないでしょうか。そうすると仲間との付き合いもそれだけの長さになるし、一番の性格形成期,上下の仲間たちや環境からの影響を受けながら、自分はこうしていこうというプランがいろいろ見えてくる。
諸学校(付属校のこと)は、特に子どもたちに決断を迫るようにしているところがあって、「君はどうする?」「君が決めるんだから」という流れにもっていく。
それがそれぞれの生徒の自我を創っていくところがあり、その過程がやはり生徒たちにとっては面白い、ということにつながっていくのではないかと思います。
進学校もそれぞれスクールカラーがあって、子どもたちの自我形成に大いにプラスになると思いますが、そこは付属校。
大学受験がない、というのはまた一味違うところでしょう。